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BBTクローン再生計画(27)ビンボーの最善の乗り切り方は「開き直り」だ

イマドキの中高校生たちが「学校帰りにサイゼリアとカラオケに行った」とか話してるのを見ると隔世の感があります。
私は特にビンボーで、買い食いに使える小遣いは「ゼロ円」だったんで、尚のこと「今の子たちってリッチだなぁ~」となってしまうのです。

といっても「小遣いを貰えなかった」のではなくて「小遣いを100%本代に使っていたので交際費が捻出できなかった」だけなんですけどね。
だから当時「70円」だった自販機の紙パック飲料すらも買えず、喉の渇きはもっぱら水道水で癒してました。

それでもたまに「水以外が飲みてぇぇぇ~」という状態に襲われたりしてたんですが、そういう時は飲料を飲んでる周囲に「ひと口ちょーだい」をやってました。
この「ひと口ちょーだい」はなかなかバカにできないもので、10人からひと口ずつもらうと1本まるまる飲んだような充実感があるのです。

他人にタカる際に一番大切なのは「卑屈にならない」ということ。
「え、下さるんですか」みたいな態度をとることは雰囲気を暗くするだけなので、できるだけ堂々とした態度で「お、サンキュー」と微笑んでください。

ちなみに私は上京後もビンボーで昼飯を抜くことも多かったんですが、「しゃーねーな、めぐんでやらぁ」みたいな感じに弁当を分けてくれる奴は結構いました。
そのときも決して卑屈にならず、「せっかくの申し出を断るのも野暮だから、ま、めぐまれてやっか」みたいな態度を崩さなかったですね。

人生って「開き直る」とビンボーでもハッピーになれるもんですよ。

画題「卑屈さは人生の大敵なのだ!」

ジュースおごられ


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