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#56 好物でも「半年ずっと」はキツイ

初めて牛丼を食べたのは、高卒後に上京してすぐのことでした。
忘れもしないJR荻窪駅前の「松屋」で、「美味いなァ~」と感動したのを覚えています。

以来、牛丼は私の大好物になったわけですが、いくら好物だって食べられる量には限度があります。
平成の始めに山手線・五反田駅前の職場で働いていた頃、「同僚と毎日牛丼を食べる」というのをしていたことがありました。
その頃は周囲にこれといった飯屋が無くて、消極的選択によって「月~金牛丼生活」を贈ることになったのです。

最初は良かったんですよ。
でも1カ月を過ぎるとかなりウンザリしてきて、2カ月もするとあれほど好きだった牛丼が憎らしく感じられてくる。
そして半年後、自分の体が牛丼を受け付けなくなってきて、それからは駅前の西友(だったかな?)の地下スーパーの弁当に変えたのでした。

それから10年以上、私は牛丼を見るのも嫌なメンタルになってしまったんですが、彼との不仲も時間が解決してくれました。
人間関係もそうですが、いくら好きでも「そいつとばっかり付き合う」のはダメですね。
不仲になりたくなければ「ほどほどの距離を置く」のが一番ですよ。

牛丼半年


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