「ZERO LATENCY VR」(シリーズ)
体験可能施設:東京ジョイポリス
フリーローム型、1~6名マルチプレイ(システム上はでは8名まで可能)
1プレイ:1,800円~2,500円(時期・コンテンツにより変動)
オーストラリアのゼロレイテンシー社が開発したもので、まだロケーションベースVRが話題になり始めた初期の2016年に東京ジョイポリスに日本初登場した。バックパックPC、HMD、ヘッドフォン、銃を装備して、約17m四方(東京ジョイポリスの場合)のフィールド内を自由に歩きまわりながらシューティングゲームを行う。
(写真はセガ製品情報サイトより旧システムのフィールド)
システム上、複数のゲームモードを切り替えることができ、本国オーストラリアの施設などでは7種類をプレイ可能。2021年10月現在、東京ジョイポリスでは『OUTBREAK ORIGINS』『Zombie Survival』『SINGULARITY』『UNDEAD ARENA』『FAR CRY VR : Dive Into Insanity』がプレイ可能(時間帯でゲーム内容は切り替わります)。
当初のバージョンはフリーローム型の初期に開発されたVRであるため、画質については少々劣っていたが、2020年にハードウェアを一新し、画質や位置スキャン精度が格段に向上した。
ZERO LATECY VRコンテンツ
『Zombie Survival』
[ストーリー]
プレイヤーは、ゾンビに襲われた町に救援部隊として送り込まれた「チームアルファ」の一員として作戦に参加。しかし、既に町は壊滅状態となっていた。通信施設のある砦に立てこもり、四方八方から押し寄せるゾンビの群れを退治し、救援部隊到着までこの通信基地を死守しなければならない。
(写真はセガ製品情報サイトより)
[ゲームルール]
砦は通信アンテナのある内側エリアと、外周の2Fエリアに分かれていて、エリア間はエレベータで移動する。砦には7箇所の入り口がありゾンビはここから砦へ侵入してくるので、バリケードを築いて阻止する必要がある。エレベータの起動や、バリケードの設置は付近にあるスイッチを銃で撃つことで作動する。
銃は「小型自動小銃」「中型自動小銃」「スナイパーライフル」「ショットガン」の4種類。銃の切り替えスイッチでいつでも変更可能。「スナイパーライフル」「ショットガン」は1発撃つごとに「パンプ」という弾の装填作業が必要。
ゾンビの攻撃を一定数受けると死亡するが、10秒間の待機で復活する。ただし、ゲーム終盤、救援部隊が到着してから(銃が弾数無制限のマシンガンに変わる)死亡すると復活は不可能。
ゾンビの頭を狙うことや、銃によって変わる獲得スコアを知ること、目の前のゾンビだけでなく、フィールド全体を見渡し、離れた距離のゾンビを確実に打ち倒すことなどが高得点を狙うための必勝法です。さらに直接攻撃以外に周辺の爆発物を狙って巻き添えにするという裏技も...。
(施設に掲示のマップポスター)
[一言]
ゲーム開始から終了までほとんど休むまもなくゾンビが襲撃してくるので、「とにかくゾンビを撃ちまくりたい!」という方におすすめです。
『OUTBREAK ORIGINS』
(2023年12月に『OUTBREAK』としてリニューアル)
[ストーリー]
ゾンビが世界に蔓延し始めた時代。ゾンビに対抗するためのワクチンの開発に成功した研究所がゾンビの標的に。事態を重く見た軍は、研究所を守るためプレイヤーを含めた精鋭部隊を研究所に送り込む。しかし、その研究所のワクチンを奪おうとする悪の科学者によって、研究所は既に壊滅的な被害を受けていた。ゾンビたちを排除しつつ、ヘリで脱出した科学者を追い詰めろ。
(写真はCAセガジョイポリスプレスリリースより)
[ゲームルール]
ステージは大きく分けて「練習ステージ」「通路」「屋上」「市街戦」の4つ。ステージに出現するゾンビをすべて倒すか一定時間が経過すると、ワープポイントが参加人数分出現する。一人ずつすべてのワープポイント上に立つと次のステージに移動するための道が拓ける。銃は最初は「自動小銃」と「ショットガン」の2種類。ゲーム進行中に出現する銃マーカーを取ると「グレネード」「マシンガン」「ライフル」などを使用できるようになる。しかし、それぞれの銃には癖があり、1発ごとに「パンプ」が必要であったり、トリガーを引いてから弾がでるまで数秒かかるものなどがある(その代わり、攻撃力が高い)。
ゾンビの弱点やダメージを受けた場合の復活は『Zombie Survival』と同様。死亡してもゲームオーバーにはならないが、スコアが減点となる。
最終ステージで悪の科学者の乗るヘリを撃ち落とせばゲーム終了。
(高得点獲得のためには、このヘリをいつ落とすかというのが実はものすごく重要なのですが...)
[一言]
Zombie Survivalに比べると、ステージの合間が少し長いのでそこで休憩が取れます。その代わり屋上と市街戦ではゾンビの数も多くかなり死にやすいです…。
【2023年11月リニューアル】
基本ストーリーはそのままに、映像クオリティを現在のシステムに合わせたものに作り替え、より緻密な映像・キャラクターになりました。また、ゲームステージも多くなり体験時間も長くなりました。プレイ終了後にはメールで届く結果と一緒に体験中のリアル・バーチャル映像をダウンロードできます。
『FAR CRY VR : Dive Into Insanity』
[ストーリー]
ここは南国の楽園“ルークアイランド”。
青い空、煌めく海に囲まれたこの美しい島で、友人たちと人生で最高のバカンスを過ごしていた。
――バース率いる海賊たちに捕らえられるまでは。
娯楽に飢え、暇を持て余していた海賊たちによる残忍な狩りの”獲物”にされてしまったあなたは、無事にこの島から脱出できるのだろうか?
生き残るために戦い抜き、ジャングルの奥地でバースと対面したとき、あなたは真の“狂気“を目の当たりにするだろう。
(写真はゼロレイテンシー社公式サイトより)
ジャングルでの戦闘から始まり、チームメンバーの協力で敵の海賊たちを排除しながら、脱出を目指します…が、途中から予想外の展開に。
使用できる武器は「アサルトライフル」と「ボウガン」。既存のタイトルに比べ、遠くにいる敵を倒す必要が多いため精密に敵を狙う必要があります。
[一言]
他のコンテンツに比べプレイ料金が高く設定されていますが、その分プレイ時間も長くなり、画面のクオリティさもアップ。没入感は現時点では日本最高レベルと言えるでしょう。
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