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絵が描けなくなった話

昨日、私は母が亡くなった話を漫画にしようとした。
でもできなかった。

母が亡くなるときのことを思い出して描こうとしたら、そのストレスですぐに発作がでた。
私はずっと「悪い夢」だと思って生きているのだ。

覚えている今のうちに描きたい。
でも思い出すと気絶しそうになる。
首の後ろの頭の付け根が痛くなった。
頭も痛くなった。
なにより動悸と息切れが起きて過呼吸になりかけ、頭からは汗がだらだらなのに足はキンキンに冷えるのだ。
気絶した方が楽な気さえした。

だから私は横になってゲームをすることしかできなかった。
漫画を描いておきたい。
でも、描けない。
ごめんねお母さん。

今日は雨だ。
母が存命している世界線へはどうしたらいけるのだろう。
朝から猫に起こされた。
約4時間しか寝ていない。
それから眠れなくて昨日、途中から別の絵を描こうと思って筆を走らせたものに追筆した。

なんだ、描けてるじゃないか。

そう思えた。

でもどうしてこれで食べていけるだろうか。
まずは自分の病気を治さなくてはならない。
そして前向きになって自立して、母にいつ会ってもいいように整えなければならない。
母には「また会える」と、なぜかずっと思っているのだ。
強い念が通じた暁には、きっとまた会える。
また、話ができる。
今度会った時の私はきっと、もっと母を幸せにできる。

そうおもえるまで頑張るしかない。

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