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宝物に額装をしてみよう:その1

ドリームコミッションやその他のコミッションイベントなどで手に入れたイラストを貴方はどうしていますか?専用のファイルに入れる?専用の棚に保管する?それとも・・・という事でおススメしたいのは「宝物を日常に置く」という事で額装です。今回は額装の私が気をつけている点をいくつか実例を含めてご紹介。あなたのコレクションがさらに素晴らしい輝きを示す事になるお手伝いをします。

ドリームコミッションとは?というあなたはこちらをご覧ください。

1:額装のススメ(下準備)

まずは原画を原寸サイズでカラーコピーしましょう。理由は額縁を決める際にお店に持ち込む際に原画を持ち込むと起こりえるリスクである汚れ、スレ、水濡れなどを防ぐ為です。繊細が原画であれば唾液の飛沫が後年にシミになる可能性もあります。というわけでカラーコピーです。

今回は四季童子先生に依頼して描いていただいた私的コレクションのこちら。バニーガールですな、クラシックスタイルの衣装にさわやか健康美のバニーさんが素敵な一枚でお気に入りです。

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2:イメージを決めよう

見た人にどんなイメージを持ってほしいかを考えましょう。額はドレスみたいなものです、着るものでその人のイメージも変わるので、絵も同様。今回このバニーさんには「アメリカっぽい」「見た人が元気で景気の良い感じだなと思える」イメージで行こうと思います。

ビジョンとカラーコピーとお財布をもって額縁屋さんに行きましょう。今回はこちら神保町の額屋さんです。

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額屋さんには額が売っていますが、完成品もあれば材料を選んで自分好みのを作る事も可能です。こういう材料サンプルがありますので持ってきたカラーコピーの広げてその上にサンプルを置いて完成イメージを探っていきます。この作業も楽しいです。

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額を作るときは「額」と「マット」という二つの存在を考えなければいけません。「マット」とは額装とイラストを間に入り見た目も良くなり、保存性も上がり、マットの色で作品のイメージも変える事もできる額縁の相棒です。とりあえず詳しいことは「額縁 マット」で各自調べてください。

額、マット、イラスト この3つの要素の組み合わせでイラストはいかようにも表情を変え、魅力が上がります。逆に似合わない物を選ぶとイラストの真の魅力が発揮されないことにもなります。

今回私がこのイラストに対して考えている事をご案内します。あくまで私見です。

1:題材に合わせてポップで明るいイメージしたい。額縁に艶のある赤く細い素材使うことで作品の主色と統一感を持たせて作品に重量感を出させない。艶でポップなイメージもつけたいが木材にする事で「安っぽさ」を出さないようにしたい。マットに関しては「白」か「クリーム」で幅は薄めにする事でイラストに重さを与えないようにする。といった具合です。

3:実際お値段はどれぐらいかかるの?

さて、気になるこの話。出来合いの額を買って終わるなら大きさにもよりますがポストカードサイズなら1,000円もあれば買えるでしょう。色紙サイズなら2,000円ぐらい、B5、A4サイズは2,000円からという感じです。額は写真サイズに合わせた物が多いので、既製品の額でもその辺は気をつけて作品より一回り大きいのを買って、マットを仕込めばぐっと良くなるでしょう。

今回の私のイラストの額は既製品では無く、額とマットのオーダーで6,000~8,000円以内に収まるとは言われました。額の表面は既製品はガラスやアクリルが多いですがイラストが水彩塗料やインクを使っている場合は必ず「UVカット加工」の物を使ってください。日光に当たる所に置いた場合素晴らしいカラーが退色してしまいます。

さて、これから実際の注文と完成お披露目という感じで選んでいます。実はこれは過去の話で素材選びだけをして止まって言いました。自粛も解除されたので額装を進めたいと思い、またイラストを毎日好きな時に見れる幸せと楽しみを皆さんにも体験してほしいので一度素人の話ではありますがご紹介させて頂きます。

額を作る場合は「世界堂」「カワチ画材」などの大きな画材屋さんなどに相談するのも良いと思います。

最後に「悩んで決められないが、とりあえず額に入れたい」という方向けの既製品でのおススメです。

無印のアクリルフレームhttps://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/section/S1070137

シンプルで作風を選びません。額装した素敵な宝物と一緒に毎日を過ごしてみませんか?

続く。


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