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さとのば大学ラーニングジャーニー2022夏レポート①

森の面積の95%が森林。
人口1300人ほどで、コンビニもない、まさに田舎というのはこういうものかという感じの村、岡山県「西粟倉」にさとのば大学のLearnig Journeyの企画で8/19から2泊3日かけて行きました。


ちなみに、Learning Journeyは"観光じゃない、学びのある旅がしたい!"というのをコンセプトに主催されている、自分の行きたい町を選んで、価値観を広げられる人に会えるような旅です。


私が西粟倉を選んだ理由は、西粟倉がスタートアップの聖地と呼ばれているからです。

なぜか西粟倉には挑戦をする人たちが集まります。

私は、将来、地元で自然を活用した事業や、まちを巻き込むような活動をしたいという思いがあったので、まさにピッタリな地域でした。

そして、実際に訪れ、地域で働いている方に会ったり、話したり、それこそ地域の方の家にお邪魔したり、西粟倉を味わい尽くした2泊3日でした。

今回の旅を通して、変化した気持ちを1つ紹介します。

「視野を狭める勇気を持つ」ということです。

私は、愛知県の名古屋市という車さえいらないようなところに今、住んでいます。それと比較すると、西粟倉は不便なところだと思っています。森しかない、大きなスーパーもない、学生が学校に通うためのバスも通りません。

交通の便の悪い場所では、人と出会うことも難しいです。

使える場所も限られてきます

強制的に限られたリソースの中で、何をしなければいけないかを考えなければならない環境にあると思いました。限られた環境の中でチャレンジをする。

西粟倉にきて、私は「視野を狭めることが足りてないんだな」と思いました。私の中では、あれもしたい!、これもしたい!という考えを巡らすばかりで、もっと近くにあること。今自分の身近に、何があるのか?、何がないのか?を考えられていなかったです。

「視野を広げること」は大事だとよく言われますが、視野を広げ過ぎれば、見えなくなるものもあります。必要以上に考えてしまうことがあります。

「アイデアは制限の中でしか生まれない」とは、まさに言い得て妙な表現です。

実際、今のネット社会、私たちは多くの情報を簡単に得られますし、移動も簡単になったからこそ、数十年前と比べ、視野が広い人々がとても増えたのかと思っています。

ちなみに、私は社会人3年目になりますが、40代、50代以上の大人から、「最近の若い子は頭良いね!」と褒められるのも、視野を広く考えられる若者が多くなっているが理由なのかと感じています。

西粟倉の話に戻りますが、西粟倉は周りを見渡せば自然一面。過疎の村。

だからこそ、今後森をどうするのか?まちをどうするのか?どうやって場所を活かすのかを考えますし、どんどんチャレンジャーが集まる理由の1つだと思います。

今回の旅を通して、多くの方と出会いました。

今回、西粟倉を案内いただいた、西粟倉の学びをプロデュースしているNestの方。

森の恵を生かした、ゲストハウスを運営されている方。

山林管理や山の活用を事業をされている方。

本業とは別で、2人組で植物に関するイベントを行なっている方、など

個性豊かで様々なバックグラウンドを持つ方々の話を聞きました。

西粟倉に魅力を感じ移住をして、地域の特徴を生かした活動にひたむきに取り組んでいる方ばかりでした。

確かに、地域や個人の持っている特徴を活かすのは当たり前なんだとは思います。ただ、絞られた選択肢の中で、「これぐらいしかできないけど、どうしよう?」と考えるってことは、私にとって欠けていた視点でした。

だからこそ、「視野を狭めたいな」という想いが頭を巡りました。

旅をすることは、たとえ短い時間であっても、人生を変えるような経験をすることがあります。

そんな自分に気づきを与える旅というのは、「人と出会うこと」、そして、「相手の考えに深く触れること」で加速するのだと思います。まさに、西粟倉での旅は、面白く、魅力的で、刺激的な人とたくさん会えました。

2泊3日、西粟倉で過ごした時間は、あっというまで、充実した旅になりました。

"ローカルベンチャー"、”教育"、"森林活用"などに関心がある方はもちろん、なんか面白そうだなと思われた方は、ぜひ、西粟倉に遊びに行ってみてください!

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