マガジンのカバー画像

たぶん食べもの

50
即興の散文。食べもののことを書きがちだけど、食べもののことがまったく書かれていないときもあります。
運営しているクリエイター

2023年6月の記事一覧

11時開店のサイゼリヤに10時30分より前に並んでいる人を見かけた【6/29】

木曜は午前10時30分までに出社する日だ。 いつもギリギリだが、今日はぎりぎりじゃない。 時間にちょっと余裕がある!(わーい) そう思いながら会社に向かっている途中、サイゼリヤの前に並んでいる中高年女性を見かけた。 サイゼリヤのオープンは午前11時である。 ざっくり、あと30分以上は開かない。 ちなみにサイゼリヤの席数には余裕があり、行列のできる店というわけではまったくない。 つまりだいぶ気が早い行動だ。 夏休みの宿題を8月1日までに完成させているような優秀さ

氷結無糖を飲みながら書くと、こうなるという見本【6/27】

風呂というものが長らくめっちゃ得意じゃない。 とはいえ厳密にいうと、風呂に入るまでの時間が得意じゃないだけである。入ったら入ったであっさりと「風呂って最高!」等々とても軽率に言いまくりがちなくせ、風呂に入るその寸前までは風呂が得意じゃない。 最高な代物だとわかっていても、入るまでの「ああ、うわめんどくせえ!」に負けるのだ。で、そんな日々に終止符をうちたいという一心で、田中みな実が愛用してるといわれる入浴剤を買った。 アマゾンで頼んだら24時間かからずに届いた。とてもはや

「生きのびた」の第一段階あたり【6/17】

生きている年数が徐々に積み重なっていて、世の中的には、存命でいるうちは「若い」とは言われにくい年齢になった。でも、良くも悪くもあんまり実感がない。年齢をちゃんと思い出す機会を作らないと忘れてしまう。 そんななかで唯一、あ〜加齢したんだなと実感できるのが、自分が生きた時代の特殊性やほかの時代と違う部分を認識するときだ。 私の世代は、氷河期の終盤に社会に出た、いわゆるロスジェネなどといわれる層にあたる。社会に出て少し経ったあとにはリーマンショックもきた。雑にとりまとめるとすれ

田中みな実(敬称略)がおすすめしていると、買う。その仕組みについていま思うこと【6/13】

免許合宿から帰ってきて1年以上が経った。 そして私が田中みな実(敬称略)プロデュースのガードル購入を悩んでからも1年が経った。 田中みな実のガードルとは、これのことである。 今はもう、注文ができなかったり、定価よりもずいぶんと高い値段で売買されていたりする。 1年とちょっと前、私は確かに、免許合宿のさなかでこの田中みな実プロデュースのガードルを買おうかどうかをとても悩んでいた。購入ボタンの手前までは辿りついていたし、友達にLINEで報告した記憶もうっすらある。 だが

体育館に隔離をされた思い出【6/9】

中学と高校では、極端なクラスに所属することが多かった。中学のときにいたのは、勉強の成績が学年1位(ただし1人の優秀な生徒が全体を底上げしてくれていた)だけど、運動会ではダントツの最下位というクラスだった。 運動会の途中でふと、「どう考えても、私たちが運動で高みを目指すなんて到底無理なんだから、いっそのことダントツの最下位を目指してしまおう」という話が誰からともなく出て、最終的にはむしろ喜んで最下位に飛び込んでいくような勢いだったと記憶している。 私は全員リレーのトップバッ