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続く円安 円高になるイメージが浮かばない

私は将来的に円安傾向は続くと思っている。今回の記事で面白いと思ったことがあったので共有したい。


輸出企業が円に替えない

これまでと違って、企業が海外で稼いだカネが日本に戻ってこないことも円安の要因となる。東京財団政策研究所研究主幹の小黒一正氏が言う。

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これが面白いと思った。なるほどなー。この視点はなかった。確かに日本企業がドルを稼いでも、日本円での決済以外に日本円に替える必要はない。わかりやすいところで言えば、日本人の給料は日本円なので、ドルから円に変える必要がある。ただ売上たドルをすべて日本円にするメリットはない。

ドルのまま現地での支払なども必要なのでドルも必要だし、何より為替手数料が馬鹿らしい。でもそうなると、円を買うという流れが少なくなる。

輸入企業も円安の一因

輸出で潤う企業が円安の恩恵を受け、海外から輸入して国内で売る小売業は苦境が続く。もちろん、そういった小売業からモノを買わざるを得ない庶民の生活はますます苦しくなっていく。

輸入企業は、海外で買った物の請求に代金を支払い、日本へ輸入している。その請求書には◯◯$ど書かれているはずだ。輸出企業も日本円に戻さない、輸入企業も日本円をドルに変えて支払っている。

新NISAで追い打ち

オルカンやS&P500は、一旦ドルに替えてから投資している。なので、日本で新NISAが流行り、オルカンやS&P500を多くの人が買えば買うほど、円安が進むことになる。

物価高がキツイといいながら、オルカンを買っている人は実は円安由来の物価高に追い打ちをかけている。

ここまでくると、なんかもう日本円の存在価値って?という感じだ。

引き続きドルを保有予定

ここ最近の異常な為替チャート。これが作為的でないといえるだろうか。ファンダメンタルズもなにもあったもんじゃない。これからも安定的に円安は続くと考えているし、物価上昇も止まらない。

仮に日銀が金利を上げたとしても円高になる保証はないし、円高になったとしても物価に反映されるか疑問だ。また円安になったときのために、企業で留保するために物価は据え置きにするかもしれない。

いずれにしても円高になって物価が安くなるにはタイムラグある。輸入したレートの商品の在庫が売れてからだろう。

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