先日、会議中にふとしたきっかけで、投資や新NISAの話になった。オルカン推しの根拠を考えたい。
世界中に分散されているから安心だ
オルカンを推す人は、世界中に分散されているから安心という。安心とはなんなのか。アメリカが下落しても他の各国は下がらないという安心だろうか?ちょっと株をやれば連安するのはすぐにわかる。
分散すれば安心、どうもそこで思考が止まっているように見える。分散しても下落はするし、その後が問題だ。私はアメリカがだめなら世界もだめという考え方だ。
アメリカだけ下落するときはどういうときか
AIにきいてみたが、どれも無理やり作ったような回答になった。そもそもアメリカは、世界各国でビジネスをしている。なので、もし中国やヨーロッパだけが好景気になったとしても、その庶民が使うのは、中国やヨーロッパに進出したアメリカ企業のモノやサービスとなる。
下落したとして、回復はアメリカ市場が早い
私は下落を許容している。なぜなら必ずいつか起こるからだ。問題は、その後だ。下落したままではいけないし、実際は戻ることが多い。だがその戻るスピードと値幅には、各国に差がある。
コロナショックのときは、アメリカは大胆な金融緩和を行った。日本と違い、絶対に株価を上げるという強い意思を感じた。やるべきことを理解していて、大胆に実行するのがアメリカだと思っている。
なので、これからもS&P500が牽引していくだろうと思っているので、オルカンよりS&P500だ。
株価は経済によって上下するというのが、一般的な考え方だが、私は「株価操作スキル」というのも必要だと思っている。売買のみならず、市場との対話などだ。そのスキルが高いのがアメリカだと思っている。
競馬で言えば、馬が良くても騎手がダメなら負けるということだ。