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個人はオルカン一本足打法で、問題ない理由

個人はオルカンのみで問題ないと思っている理由。


分散させるほど資産を持っていない

債権や純金も組み入れたほうがリスクは減るというのはわかるが、そもそも個人がそんなに投資できるほど資産を持ってない。数十万円のためにいろいろな分散を考えるというのは、無駄というか面倒だろう。

私も純金積立はやめられずにコツコツやっているが、10数万円にしかなっていない。メインは個別株でついで、S&P500だ。たしかに、世界的な株安が起きたら痛いのは理解している。

しかしながら、分散するということは、利益も分散されるということだ。債権とか純金とか分散させたばっかりに、オルカン1本で取れた利益を取りこぼすことになる。

そもそも、投資で増やして老後資金を確保するという目的が多いのだから、資産を守るという分散とは戦略が異なる。オルカン1本でも、下手したら間に合わない人もいるだろう。それなのに分散させるというのは、目標資産から離れる戦略だ。

現金かオルカンか

リスクオンとかリスクオフとか聞く。リスクオンは、現金をなにかに投資することだ。私は個人のリスクは、オルカンやS&P500などにリスクオンか、現金のリスクオフのシンプル戦略でいいと思っている。

ごちゃごちゃやるから情報に振り回されるのだ。分散するにしても、債権はいつ買えばいいのかとか、また債権の勉強?をしなくてはならない。

ヤバイと思ったら、現金化。強気ならインデックス投資(リスクオン)でいいだろう。そもそも新NISAは、リスクオフ(現金化)は想定していない投資だが。

世界的なリスクオフのときはもれなく下がる

分散させれば資産が減らないと思う人もいるかもしれないが、ご存知のようにパンデミックショックのようなときは、なんだろうが下がる。一番安全なのは現金だ。

なので、分散すればいいというのは、あくまで下落がマイルドになるというだけだ。本当にリスクヘッジしたいのであれば、空売りだ。

空売りはまた複雑になるから、下がったときは淡々と積立投資を継続するのと、資金に余裕がある人は買い増しをする。個人が対応できるのはこれだけだ。

下落率は、債権やゴールドは確かに低いかもしれない。だが、戻ったときの上昇率も低い。これは、オルカンとS&P500にもいえて、オルカンのほうが、下がりにくく上がりにくい(と思っている)。

S&P500は下がるのだが、反発も強烈という印象だ。アメリカの経済政策は桁が違うので、戻るときも力強く戻るのを期待している。オルカンのほうがリスクが低いと思って買っている人もいると思うが、実は底から這い上がったらS&P500のほうが上にいるということがあると思っている。

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