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オルカン、S&P500と円安の関係

個人的に不明だった、オルカンやemaxis slimsS&P500の価格について書かれた記事を共有したい。


納得!基準価格

私はemaxis slimsS&P500を購入している。先日も20万円分購入した。できれば安く買いたいと思い、介入して円高になったときに買ったのだが、高値をジャンピングキャッチしてしまった。

emaxis slimsS&P500の価格の決まり方がよくわかっていないかったのだが、今回勉強になった。

円安の影響は想像以上に大きい。米株式市場に上場する約500の米企業で構成されるS&P500は、’23年の年末から’24年4月末まで約7%上昇しているが、円換算ベースのインデックスファンドは約19%上昇した。この約12ポイントの差が円安の影響と言える。

『eMAXIS Slim』シリーズの月報や運用報告書をみると、値動きが連動するのは「配当込み・円換算ベース」となっている。S&P500やMSCI ACWIの原指数ではない。S&P500やMSCI ACWIの原指数にも「配当」は反映されるので、違いは「円換算ベース」になる。そして、この円換算ベースのS&P500やMSCI ACWIというのは、運用会社が〝独自〟に算出している。『eMAXIS Slim』シリーズであれば、三菱UFJアセットマネジメントが算出する。

例えば、S&P500の場合、前日の米国市場のS&P500の終値に、当日の国内の為替市場の仲値を掛け合わせた数値が、その日の基準価額になる(『eMAXIS Slim』の場合は、’18年7月3日の前営業日のS&P500の終値を「10000」として指数化しているので、原指数と数値は異なる)。

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要は、三菱UFJアセットマネジメントが算出している。ベースとなる計算方法はあるが、指数や為替レートの影響がどのぐらいか不明だ。指数も安く円高だと思ったのに、なぜか直近高値だったというのが、私が買ったタイミングだ。

オルカンでも一旦ドルを買う

円を、ドル以外の通貨と取引するとき、基本的には、まず円でドルを買い、そのドルを使ってもともと買いたかった通貨を買う。例えば、円でユーロを買う場合、円でドルを買って、そのドルでユーロを買うという手順だ。したがって、オルカンで日本以外の先進国や新興国に投資する際は、いったんドルを買うことになる。

何でこんな手順を踏むのかというと、円とドル以外の通貨の取引量は多くないので、直接、大量の買い注文を出すとレートが大きく変動してしまうからだ。流動性が高く、売買時の値幅が狭い基軸通貨のドルなら、どの通貨とも一定の取引量があるので、取引が安定しやすい。

Yahooニュース

へー!へー!へー!知らなかった。とてもおもしろい。オルカンだから通過分散も効いているのはなんとなくわかっていたが、円から直接それぞれの通貨を買って、株を買っているものだと思っていた。

一旦ドルを経由するとは面白い。これは円安ドル高圧力が今後も継続しそうだ。

結局いつ買えばいいのか

積立投資枠は積立なのでいいとして、成長投資枠をいつ使っていつ買うか。今回学んだことで、さらにいつでもいいという結論になった。余裕資金が託さなる人は年初一括。それ以外は積立と適当なタイミングで購入。

私は毎月のクレジットカード積立が20日なので、10日ぐらいを目安に成長投資枠で買おうと思っている。

いつだかのnoteで、月初や月末はパフォーマンスが若干落ちるというデータを引用して書いた気がしている。それはきりが良いところでみんな買うからである。

よって、なんでもないような月途中とかが比較的、値が落ち着くのであろうから、そこを狙って買えば、高値にはなりにくいという考えだ。

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