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新NISA 森永卓郎氏のアドバイスは一定層には正しい
森永卓郎氏は、新NISAはやらないほうがいいという持論だ。それは高齢者には正しいアドバイスだ。
高齢者には正しい
森永卓郎氏はラジオで発信している。私も母親が高齢で、バブル期を経験し、靴磨きの少年でNTT株で儲けて気を良くして、ゼネコン銘柄でほぼ紙くずを経験した。
そんな親だからこそ、「NISA」はやるなと私は忠告した。そもそもNISAってなに?という話しだったので、「ただの株式投資」と教えておいた。NISAだから損したら国が補填してくれるなんて仕組みはない。結果はすべて自己責任だ。
さて、そんな母親が森永卓郎氏のラジオで新NISAのことを知っていた。そして、母親は「森永卓郎氏がやるなと言っていたからやらないと」といっていた。
このように老人向けのメディアで経済評論家がいうことには、一定の効果がある。
さらに新NISAで『オルカン』『S&P500』などを選んででアメリカにお金を流していると、これから3割ぐらいの円高がやってきますから、『株価下落』と『円高』というダブルパンチであっという間にあなたの老後資金は半額以下になりますよ」と、自身の分析を述べると、「老後資金は、絶対にバクチを打ってはいけません」と強い口調で結んだ。
間違えではない。それはいつかくる。そのときに70歳、80歳だった場合、取り返しがつかないことになるかもしれない。
どんな投資方法であっても、老後にピンポイントに下落がきたら対応できないということだ。オルカンやS&P500でも同じだ。唯一対抗できるのは、ベアの投資信託とか空売りとか、債権とか、もしかしたらゴールドとかだ。
若者には正しくない
さらに新NISAで『オルカン』『S&P500』などを選んででアメリカにお金を流していると、これから3割ぐらいの円高がやってきますから、『株価下落』と『円高』というダブルパンチであっという間にあなたの老後資金は半額以下になりますよ」と、自身の分析を述べると、「老後資金は、絶対にバクチを打ってはいけません」と強い口調で結んだ。
問題はこのあとである。それが何年続くかわからないが、必ずと言っていいほど上昇する。なんとかショックを受けても、時が経てば最高値を更新する。その時がまてる時間がある若者にとっては、正しくないアドバイスだ。
若者にとっては、暴落は織り込み済みでさらにその後の上昇に期待するから投資するのだ。(織り込み済みでない人もいるが)だからこうなる。
新NISAで『オルカン』『S&P500』などを選んででアメリカにお金を流していると、これから3割ぐらいの円安がやってきますから、『株価上昇』と『円安』というダブルラッキーであっという間にあなたの老後資金は50%以上増えますよ」
若者は森永卓郎氏は無視していい
おそらく自身も高齢者なので、そういう意見になるのだろう。もし森永卓郎氏が30歳だったらこういうアドバイスはしないはずだ。なぜなら投資以外に多くの老後資金を確保する手段がないからだ。
高齢者はこのnoteを見ていないと思うが、もし見ていたら博打は打つなというのは私も同じだ。現金で物価高により目減りしているが、投資は市場が挽回する時間と、リスクとリターンがあっていない。65歳になってから、質素に暮らしてきたのだから、今更増やそうとせず、そのままでいいだろう。
若者は、森永卓郎氏の結果を織り込みつつ、その後の世界を期待して投資をすべきだろう。
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