40代でも間に合う　コーストFIREを目指そう

FIREをあきらめていた私が、｢コーストFIRE｣を知って考えが180度変わった話

色々なFIREがあるが、コーストFIREが最も易しい。40代でも間に合う話。

コーストFIREをおさらい

｢コーストFIRE｣とは？

コーストFIREを達成するということは、退職のための貯蓄をこれ以上続けなくて良い状態に到達することを意味する。

従来のFIREは、収入がなくても退職できる状態を指すのに対し、コーストFIREは支出を賄うための収入はまだ必要だが、老後のための貯金の心配はもう要らない状態に達することを指す。

例えば、100万ドル（約1億3800万円）を貯めて65歳で退職することを目標にした場合、30歳の時点で貯金が20万ドル（約2700万円）あれば、コーストFIREを達成したことになる。

貯蓄が年5%成長すると仮定すると、貯めた20万ドルはこれ以上お金を足さなくても35年で110万ドル（約1億5200万円）に増えるので、自分の設定した目標額に到達し、十分な貯蓄と共に退職を迎えられるのだ。

もちろん貯蓄20万ドルだけで今すぐ退職することはできない。つまり、今はまだFIREを達成していない。しかし順調に退職へと進んでおり、これ以上貯蓄を続ける必要なく緩やかにリタイアに近づいて行くことができるのだ。

マネーインサイダー

45歳で800万円投資できればコーストFIRE

老後に必要な資金は人それぞれだ。もう面倒なので、有名な2000万円とする。65歳で2000万円があればいい。800万円を年利5％で運用すれば、20年で2100万円になる。45歳までに新NISAに800万円を入れて投資をしてほったらかしで、2100万円だ。つまり、45歳で800万円ある人はコーストFIRE達成となる。

積立投資なら、5万を20年間

積立投資で2000万円を目指すのであれば、毎月5万円を5％で20年間運用で、2000万円となる。20年間なので、45歳でも理論上間に合うが、毎月5万円を積み立てられるかがネックとなる。

30歳なら50歳で、コーストFIRE達成。20歳なら40歳でコーストFIREだ。30歳からならかなり現実的かと思う。しかしそれでも、50歳でコーストFIREだ。REでもFIでもないというツッコミはしないでほしい。

FIREじゃないと落胆しないでほしい

なーんだ、FIREじゃないんだ。働くことには変わりがないと落胆しないで欲しい。上記の考え方なら私はコーストFIRE済みだ。フルタイム労働からは離れる見込みはないが、ストレスのないフルタイム労働を想像してみてほしい。

もう会社のために働かなくていいのだ。他の人は、昇給のために躍起になっていることだろう。しかし私には関係ない。もう老後資金はあるのだから。社内政治も、人間関係も、給料という人質を取られていない気楽さ。

理不尽なことも華麗にスルーできる。仕事だって金のためじゃなくて、自分なりの楽しみのために仕事をすることもできる。それが評価に繋がらなくてもいいのだ、もう老後資金は（以下略。

気持ちに余裕ができて、穏やかになる。人間関係もよくなる。苦手な人や上司になんといわれようが、おそらくその人より盤石な老後資金計画なので、何も感じない。なにより、嫌ならやめてしまえばいいのだ。やめた場合でも、コーストFIREの計画は崩さないことが前提だ。

こんな感じで、私は会社生活も充実するようになった。