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コーストFIRE+運用+取り崩しという最適解

以前にコーストFIREについてnoteを書いた、それよりもよい考え方が思いついたので共有したい。

コーストFIREとは

コーストFIREはFIREにあらず、とは思うのだが、ある程度理解はできるし、気楽であるという点を評価したい。要は、定年後にいくらほしいかというのを決めて、資産運用を開始する。目標金額になったら、投資への入金はやめて、全額使ってしまおうという考え方だ。

よいところは、ハードルがかなり低いということだ。年利5%で20年間毎月5万円の積立の場合、40歳から開始して60歳で2000万になる。ただこれはコーストFIREとは少し違う。2000万円になるであろうという期待だからだ。

コーストFIREは60歳で2000万と決めたら、現在を犠牲にしてまでも最短で2000万円貯めるという考え方だ。貯まる年齢が早ければ早いほど、老後資金貯めるレースから脱出できる。

コーストFIRE達成後はどうするか

コーストFIREとは、老後資金がたまったら手をつけず、現金化。老後は預金を取り崩して生活するという考え方だ。確かに安全だが、FIREの考え方は4%ルールで資産を取り崩すというのがあるので、老後も運用し続ける前提だ。

なぜコーストFIREは、運用をストップするのか調べてみたがわからなかった。FIREの4%ルールが支持されるのであれば、コーストFIRE後も運用すればいいのではないか。こうすることにより、コーストFIREも目標金額もぐっと下がり現実的になる。

自分に当てはめてシミュレートしてみた

野村アセットマネジメントより

60歳時に2000万円。そこから運用しつつ月20万円を取り崩す。65歳以降は年金があるので(月10万円と試算)、取り崩す金額は10万円に減少する。このシミュレーションだと60歳に2000万あればいいことになる。

つまり2000万円あれば、もう入金や「2000万円に向けての投資」はしなくていいことになる。(60歳から2000万円の投資は必要だが)

この弱点は60歳で2000万円を運用しなくてはいけないことだ。これはリスクが有る。運用しない場合71歳で資産がなくなり、年金だけの収入となり危険だ。2000万円でなく3000万円であれば、運用せずとも80歳まで持つ計算だ。

これならばかなり安全圏であろう。

コーストFIREへリーチ

老後も運用しない前提で3000万であるならば、達成は時間の問題だ。コーストFIRE+運用+取り崩しであるならば、すでに達成している。あとは個人のリスクによるだろう。寿命をどこに置くのか?利回りをいくつに設定するのか?毎月の生活費は?FIRE後は運用しつつ取り崩しで大丈夫と思うのであれば、すでにコーストFIREしていると考えてもいいだろう。

こういうふうに理論的に考えて不安を潰していかないと、とてもじゃないが何歳になっても資産が使えないということになってしまう。多少楽観的に考えて使うように心がけたい。

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