見出し画像

新NISAからインデックス投資を始めた人が気をつけるべきこと

新NISAからインデックス投資を始めた人が気をつけるべきことを書きたい。


取り崩すときに高値圏であるか

新NISAがいくら非課税だと言っても、売却するときに利益が出ていなければ意味がない。多くの人は老後資金として、新NISAをはじめているだろうから、本人が65歳ぐらいのときに利益になっていないといけない。

長期であれば利益が出るというのは危険な考えだ。金融庁のシミュレーションのようにきれいに右肩上がりになるわけではない。例えば、55歳をピークに10年間下がりづつける可能性もある。

ドルコスト平均法なら安心というかもしれない。それも違う。たしかに今から数十年後はかなりの上昇をしているかもしれない、だが55歳をピークに下がり続けた場合、ピーク近くでも投資をして、安く変えるからラッキーなどといって、下がっているところでも投資。

それから死ぬまで戻らない、もしくは55歳のピークを超えない場合、資産は思ったより増えていないことになる。さらに長期で持てば再上昇の期待もある。しかし、そのときはもう時間が残されていないので、その上昇に乗ることはできない。

オルカンかS&P500か

上記のような状態の長期チャートを頭で思い描いてみよう。おそらく今よりは、オルカン、S&P500とも上昇しているはずだ。だが、上昇の幅はどうだろう。過去からもS&P500のほうが上昇していると思う。

S&P500がオルカンより好成績を残すのはいつまでか。老後資金のために、ピーク時にどっちが高くなっているか。そう考えると、私の場合はS&P500となる。S&P500のみが怖くなったら、途中で売却して債権を組みれたポートフォリオにしてもいい。

超長期ならオルカンに負けるかもしれないが、S&P500→債権は30代以上によい選択かもしれない。

長く持てば持つほどいいのは嘘ではないが

長期であれば複利効果で利益が大きくなるのは間違いではない。だが、定年後65〜75歳で切り取ったときに、なんとかショックが起きたときた場合、老後資金計画が大きく崩れる。

インデックス投資という手法は、長期でいいが、寿命がある以上、長期で持つだけでいいという戦略は出口戦略においては、深く考えられていない。

ある程度のところで、売却も意識しないといけない。それは予定の資産になったときが最善だろう。年齢で売却するとなると、そこが最善ではない可能性があるからだ。

新NISA以前からインデックス投資を始めている人は、相当な資産になっていると思われるので、あまり関係がないだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?