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喫煙者のマネーリテラシー

防衛増税でたばこ税が標的になっているようだ。取れるところから取るのやり口だが、歓迎だ。私はたばこを吸わないからだ。ついでにいうと、喫煙者が嫌いだ。そういう立ち位置から色々書かせてもらう。

たばこ税を上げると税収が減るのか

ヤフーニュースのコメントでは、たばこ税を上げると吸う人が減り、結果として税収が減るという意見がある。私はそうは思わない。これだけ色々なものが値上がりしているのに、たばこを吸っている人はもう一生やめられない人だ。不満なら静かにやめればいいのに、コメントで不満を書いているということは、やめられないことを物語っている。こういう人は、どんなに値上げをしても吸い続けるだろう。さすがにいきなり極端に値上げをすると、反発がでることを懸念してから、真綿で首を絞めるようにジワジワを値上げしていくようだ。

喫煙者のマナー

コメントに喫煙者の権利がどうとか書いてあった。それは今までが緩かっただけで、やっと普通に戻っただけだ。昔は歩きタバコは当たり前で、下水にポイ捨て。駅構内や電車の中でも吸っていた。仕事中に机で吸うこともできた。これまでの長い期間、嫌煙家はだまって耐えてきたのだ。マナーが悪いのはごく一部という意見もあるかもしれない。しかし、新宿区では路上喫煙禁止にも関わらず吸っている人がいるし、駅前の喫煙所付近にはポイ捨てがある。こういう人たちは、値段が上がったからといってやめるわけがない。なので税収は順調に増えていくだろう。なぜなら10円20円という僅かな値上げでも、長期に負担する重みを考えられないからだ。

40年間でいくら税金を納めるのか

たばこを40年間吸ったら、いくら税金を納めるのか。JTによると580円のたばこのうち、357円がたばこ税だ。1日1箱吸ったとしたら、1年間で13万円。40年間で520万円だ。実際に使った金額は846万円だ。これだけ多くの支出を負担しながら、老後資金がどうとか、つみたてNISAがどうとかと語るのは論外だ。いくらなんでもマネーリテラシーが低すぎるので、まずたばこをやめてからにして欲しい。資産形成をしたいという人がたばこを吸っていたら、まずたばこをやめることをアドバイスする。

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