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   くんへ。


どうしても載せておきたくて、
おそらくこれは1ヶ月くらい前に、今日出そう、と思って書いたものなので載せてしまおうと思います。

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1年、って長いのか短いのかよくわからない。
たったそれだけ、な気もするし、もうそんなに、な気もする。

ちょうど1年前。びっくり驚きどうしよう。
このびっくりだって、長いのか短いのかどちらの感覚からきてるものなのかいまいちわかっていないけれど、とにかくびっくり。

何の1年、かというと出会って。

今だに、彼、も、恋人、も、自分の口から出てくるには慣れていなさすぎて毎回どぎまぎしてしまう。彼氏、はもっと慣れないし、恋人の方が響きが好きだからほとんど使わないなあ。

どうでもいいことに脱線しかけてる。

はい、

✳︎

出会ったのは、大好きなバンドのライブ。
私の人生の、いろんなきっかけや感情の生まれる場所が、このバンドだと思う。
振り返ると驚くほど、今の私を囲むいろんなものがここから、きている。
これからも支えてほしいsumikaの音楽。
お守りで、毛布で、魔法で、家族で、。
また脱線しかけてる。いい加減にしてね、、。

とにかく、それまでお互いの毎日に全く、影すら登場していなかった私たちはsumikaのライブで初めて顔を合わせた。

せっかくだから細かく書いちゃう。
私は高校2年生の時から携帯の中に住んでいる仲間たちが好きだった。
同じ音楽への気持ちを共有して、好きな音楽があったからこそ知り合った人たち。
世間では、音垢 って言うらしい。Twitterのね。
大学1年生のあのsumikaのライブは、初めてsumikaに会える、だけじゃなくて、
そんな仲間達にも初めて会える、そんな場だった。
わくわくしてた。るんるんしてた。どきどきもしてた。なぜだかとてつもない安心感もあった。実際に会った仲間たちは想像の通り、それ以上に、素敵な人ばかりだった。(何の話、って感じだけれど、ここまで、ここから話さないと意味がないし納得いかないのでお付き合いください。) そのうちの1人に、たまたまタイミングが合って、ライブ会場で会いにいった。その時に偶然一緒にいたのが、彼。あの時の私は、まさかこの人と1年後、こんなふうに一緒にいるだなんて想像もつかなかったな。覚えているのは、どこからくるのかわからない好感度と、落ち着き、あとは目が好きだな、と思ったこと。ただ、その日の私にはついにsumikaに会えるということがビッグイベント過ぎてこの感情たちはとりあえず心のどこかにしまわれてた。
この日に流れで交換したTwitterのアカウント、はじめの繋がりは、これだけ。DMで話していると、よくあるような、“音垢”の男女で話していると出会い目的になりやすい、みたいな雰囲気に全くならなくて心地がよかった。恋愛の話なんて全くしなかったと思う。お互いのこととか、地元のこととか、。

少し脱線してしまうけど、(脱線魔)
この時期、わたしはすごく、焦って(?)いて、
ちょっと恋愛を失敗したりしてた。
世間ではよくある話なのかもしれないけれど、
わたしにとってはいろいろ初めてな経験だったこともあって、結構ずしんと心に来てしまっていた。
その時に、言われて今でも覚えてるくらいにショックだったことがある。
「こういうバンド好きなのに、彼氏いたことないんだね笑」
って。
何がいけないんだ、と思った。
別にいいじゃん好きなものは好きなんだもん。
怒るとかより悲しかった。
恋人がいないとか、できたことないとか、そんなのってどんな音楽聴くかとか、わたしの魅力にまで直結しちゃうのか、なんで、?
そんなこと言われた相手なのに、それなのに少し先に進もうと焦った私が間違えたんだけれど、、、。
好きより先に、恋人として、を想像しようとしてまう、焦っていた私の悪い癖だった。
今でも覚えてるんだけど、そのひとはLINEを交換した時に、BGMが同じだった。ちょっときゅんとかしたりしちゃってあほだった。そのせいか、そのバンドとその曲を聴かなくなった。11月にこんなことがあって、翌年の2月には武道館まで行ってみたけれど、本当に聴かなくなってしまった。マカロニえんぴつのせいでは無いんだけれどね。やっぱり周りに流されて聴いてた音楽にこだわりなかったな。さようなら。

彼の場合、恋人としてなんて想像する前に、感覚がこの人と一緒にいる自分は落ち着く、と教えてくれた。
恋愛の好きに気づく前に、何だかこの人、好きだなと思った。人が好きだな、と思った。初めにこんな感情になる恋愛の仕方は初めてだった気がする。
私の恋愛はいつも、きらきら輝き出すところから始まっていた。熱しやすい私の典型。急に世界が色付き出した!みたいな恋の落ち方しかしたことがなかった。今度の感情は何だか違ってたな。いい意味で。例えるなら、塗り絵みたいだった。パズルみたいだった。じんわり、自分の気持ちに気づいた、みたいな感じだった。何か小さいけれど心に響くことがあると色が塗られて、ピースがはまっていって、だけど、早く次の色を塗りたいけれどピースをはめたいけれど、もったいないから少しずつ完成させたかった。
だから、今までの恋愛になかったものを、私は今持ってる。
この人のここが好きで、何が嬉しくて、どんな幸せを持ってて、何もかも言葉にする色やピースを持ってる。この人を好きにならなかったら、「本当に好きだとどこが好きとか説明できないんだよね」とかいう言い訳と一緒に生きていたと思う。今までのわたしは、そうやって言葉を避けてきた。

初めて2人で会って、その日に、恋人になった。
何があったんだろうあの日の私に。
慎重かつめんどくさい性格の私にしては、歴史に残る(?)規模の直感に従った瞬間だった。今だにその直感ははずれたって思ったことがない。
その日はすごく天気が良かった。この間それを彼に言ったら、その日の写真を見せながらそんなことなかった、って言われた。ほんとだった。でもすごく綺麗な空だったし空気だったと思ってるの。もしかしたら急に世界が色づいてたのかな、、、違う違う。多分ね。
とにかく私の記憶ではとても天気が良い日だった。空が綺麗な日だった。少しだけ空に近い場所で長いことおしゃべりをした。恋愛の話なんて相変わらず全くしなかったのにそんな話なくても楽しい男女の絡みがあるのか、とかぼんやり考えていた。恋愛初心者すぎる。夕焼けから星くらいまでその場所で過ごして、夜ご飯を食べて、いつもの高さに降りてきた。夜ご飯食べながら何だか褒められた。すごく嬉しかった。自分がいつも気づかないくらいの意識でやっていることとか、特に誰かから褒められるわけでもなくやった小さいことを、彼は見ていて、言葉にして、褒めてくれたことがすごく嬉しかった。これが恋だとか、まだよくわからなかったのに、また出かけたいとはとても思った。もし彼が誘ってくれなかったら私が誘おうとすら思っていた。帰ろう、となってもそんな話にならなかったから、本当の本当に帰り際になって彼が口を開きかけたときに(お)となった。よかった相手も楽しかったのか。とか、思っていた。のに、
急に告白された。

う、ん?????あれ、まって、何でだ?
大体こういうのって3回目でこんなふうになるって聞いてたんだけど、
もうすぐクリスマスだから誘ってみようと思ってたんだけど、
しかもなんで景色綺麗なさっきの場所で言わなかったんだここ駅前なのに、

とかぐるぐるしていたら、知らないうちに、頷いてみたいな、と思ってた。
頷いた。付き合った。あれ、これからこの人恋人ってこと?
友達としてだとしたって知らないことの方が多いくらいの距離なのに、恋人になった、と言うことに何故がびっくりくるほどしっくりきた。

案の定、人に心を開くまで時間のかかる私が恋人同士の距離にすぐなれるわけもなくて、3、4ヶ月、かかってしまった。この間、ずっとまっていてくれた彼に本当に感謝してる。我慢強いんだねえ。ありがとう。家族への安心感とも、友達への信頼ともなんか少し違うけれど、その両方を持っている、彼って、すごいな。

自分の知らない自分のことを知った1年だった。
大学生になってから、好きな人のタイプを聞かれたら、一周回って優しい人、っていう小学生のような回答をしていたけれど、やっぱりこれが全てだとわかった。

たくさん好きな景色を見つけた1年だった。
彼とみてる景色っていつも暖かい色だった。忘れてしまうくらい小さなことも、ずっと忘れないだろうなってくらい大きな出来事も、この人と一緒でよかった、と思う。

いろんな音に溢れた1年だった。
好きな音楽が一緒だと思って付き合ってみたら微妙にずれていた。
好きなバンドでも、好きな曲は違う。だけどそれも良いと思った。

落ち込みやすい振り回されやすい単純、なもので、自分の気分でかなり振り回してしまっていると思う。
ごめんね。
恋人への気持ちとは全く関係ないところで、連絡をいったんやめたい、と言い出す身勝手は自分の他にどのくらいいるのかな。

2年目はどんなかな。
こんなふうに振り返って言葉にできる気持ちを、また、たくさん集めていきたいな。記念日だとか、毎月お祝いしたり伝えあったりする私たちでなはいけれど、初めて会ってから1年なんだからこれくらい許してよね。

一緒にいる自分も、そしてそれよりもっと自分と一緒にいてくれるときの相手が好きだと思う。
そんなふうに思わせてくれて、ありがとう。

これからも、どうぞ、よろしくお願いしますね。


   より。

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なんとか乗り越えちゃってるんるん会いに行くので、
あとちょっと会える日まで待っててもらえるとうれしいです、。
ていうか今日もすごくいい天気、
今日は誰が見てもいい天気でしょ、

過去1番文書長い、、

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