見出し画像

「ひょうひょう」ができるまで その⑥

natsuさんと西荻窪のモスバーガーの二階に行き遅めの晩御飯を食べながら久しぶりにあったので近況などを話したり共通の友人の近況を話したりしてしばらくの間、盛り上がった。
そして漫画の単行本の話になった。
アタシ社のHPは事前に見てもらっていたが、印刷物は実物は見たことがないというので出たばかりの「たたみかた」を見てもらった。
natsuさんはたたみかたを見ながら「これはかなりすごいね。すごく贅沢なつくりだと思う」と話して驚いてた。

僕の方としてはとりあえず漫画の表紙も紙の種類も何も決まっていないので、大まかに時期を抑えてタイトルロゴのデザインとレイアウトをお願いしても大丈夫か、ということを聞きたかった。それと「ひょうひょう」というタイトルを伝えた。

なぜnatsuさんに僕がデザインをお願いしたいと思ったのかというと、以前に一度頼んだことがありそれがとても良かったということと、好みのものなどが近くて共通言語がとても多いから色々抽象的になりがちなニュアンスを伝えやすく受け取ってもらいやすいということがとても大きかった。僕とnatsuさんが昔から共通で大好きなのがデザイナー立花文穂さんの作品だ。

それとfallでの展示販売は毎年やらせていただいてるがいつも来てくれて、三年前の展示の帰り際に
「本とか出すことあったらデザインお願いしてよね!」
と言われたからだ。
そういう風に言ってくれたのはとても嬉しかったしいつか書籍を出す機会が来たら絶対に一緒に仕事をしたいと決めていた。
natsuさんにこのことを話すと「まさか覚えていて本当に頼んでくれるなんて」と驚いてた。
種は撒いておくものだと思う。

natsuさんに大まかなスケジュールを伝えてこのあたりにアタシ社を交えて打ち合わせなどしたいね、などと話してまた近況などをしばらく話した。

natsuさんは本当に昔から印刷物が本当に大好きなのでその話をしているときや見ているときはすごくいきいきして楽しそうだ。

いい本にしたいな、と帰りに強く思った。
(続く

#エッセイ #ひょうひょうメイキング
#漫画

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?