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デジタルフォト

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2017年12月の記事一覧

ピューリッツア賞作家すら解雇される時代に

一時期iPhoneで撮影した写真のことを「iPhonegraphy」と呼ばれていた。今でもハッシュタグで使われることはあるが、かつては写真機ではなく、iPhoneで撮影した特別感という付加価値があり、若干意味合いは異なる。 今では、スマートフォンで撮影された写真がアート作品として扱われること自体珍しいことではなくなり、2012年のパリフォトの会場でInstagramの作品が日本円で50万近い値段で取引されていた。本来の意味での「iPhonegraphy」という言葉自体はとっ

2017年最後の営業と挨拶回り

早いものでもう2018年の足音が聞こえ出している。本日は営業と、写真集を取り扱ってくださっている書店へ版元のふげん社さんと挨拶回りに行って来た。9月26日に出版して約3ヶ月、なんとなく次作の形が見え出してきた。それと共に、今まで色々な方々から頂いた書評の意味を再度噛み締めている。 中沢新一(文化人類学者) 日本の都市は少しも構築的に作られていないので、真実に近づくために、脱構築の方法はおよそ有効ではない。新納氏はそこでPEELINGという方法を考え出した。鋳鉄のもろくなって

Picture of the Day #5

距離感の把握

写真を撮りはじめた二十歳の頃から何が変わったのかと、自分で記しているA4の写真帳やネガ等を見返してみる。ネガはベタをとるのがどうも面倒なもので、スキャンしてエクセル管理している。全てデータ化するのはえらく面倒だったが、一度やってしまうと非常に便利だ。記憶の中のネガを探すのに手間がかからないし、Photoshopで色々といじってから暗室に入れば、これまたイメージがつかみやすい。 我ながら便利なものだ。とはいえ、デジタルにせよ銀塩かかわらず保存に困るという事は共通課題である

Picture of the Day #2

Picture of the Day #1

大阪の距離感 GFX50