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職住近接か、職住分離か

こんにちは。奈良県香芝市の社労士、宮永香織です。
近畿地方等では早くも梅雨入りしましたが、体調等いかがでしょうか。
今回の投稿では、私や家族の経験に基づいた「職」…仕事と「住」…住まいについて綴っていこうと思います。


職住近接とは

「職」…仕事と「住」…住まいが近隣であることです。
私の伯父三人と父は、地場産業の工場を営んでいました。実家からは徒歩数分の距離でした。
母の実家は、自宅の一室で現在も自営業を営んでいます。祖父→伯父→従兄の、現在三代目です。
この環境で、幼少期の私は職住近接に馴染んでいました。

職住分離とは

「職」…仕事と「住」…住まいが離れていることです。
上述の通り、職住近接の両親で育ちましたが、自分の就職で、職住分離を経験します。転勤のある職場でしたので、片道1時間半以上かかった時もありました。
また、弊所のある奈良県香芝市も、職住分離になる傾向にあるようです。
(香芝市は大阪にほど近い、いわゆる「ベッドタウン」で、大阪に通勤、通学される方の割合が高いので)

近接育ちが分離を経て、再び近接へ

大阪在住だった私が、結婚を機に奈良へ引っ越し、引き続き大阪で仕事をしていました。大阪時代もそうでしたが、満員電車での通勤は、かなりしんどかったです。風邪もよく引いていました。
(今思えば、資格試験の勉強等に充てればよかったとも思いますが、満員電車だったから難しかったかな…)
専業主婦時代を経て、再び奈良で再就職しようと思った時、大阪での就職も検討しました。しかし、核家族、二児の母の身としては、独身時代のように自由に身動きが出来なかったのです。当時は現在ほど保育も充実していませんでしたし。
その後、紆余曲折を経て社労士を目指し、社労士登録したのですが、
「家族を見守りながら働く」
”災害の多い昨今、職場が遠いといざという時やはり不安”
”自分の家族だけでなく、高齢の両親も心配だ”
ために、職住近接が出来る開業の道を選びました。

「近接」と「分離」を振り返り

現在、職住近接を実現出来ています。ただ、開業後、様々な苦労にも直面しています。
ただ、開業でない道を選んだにしても、別の想定外の苦労もあったかと思いますし、自分の選んだ道に信念を持って前進あるのみ、です。
職住分離が一概に悪いとも思いません。会社員時代は、転勤もあり、否応なくその環境でした。分離の方が仕事とプライベートのメリハリがつけやすい方もいらっしゃるかと思います。
社労士として、職住の問題について何か出来ることがあるか、自問自答しているところです。

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