社会変革への私見

この記事は僕のツイートhttps://twitter.com/Nerohydra/status/1445269685939834890?s=20に至るなんとなくの私見をまとめたものです。

私の祖母は(今の価値観で見たとき)まるで哀れな環境で育っているため、そこで形成された女性蔑視の思想の下で生きている。僕が中学生のころに、覚えたての歴史を雄弁に語っていたら「私は女だからそんな難しいことわからないわ」と言っていたのが耳に残っている。また子育てと仕事の両立の件で母と度々揉めていた。「子供をほったらかして」とよく言っていた。男性である僕とですら度々言い争いになっていたぐらい旧時代的な女性観だった。でも、言い争いになって泣いてしまった祖母を見て、「祖母はそういう時代を生きて、今なお生きている。無理に合わせさせる必要もないのでは」と思うようになった。ジェンダーレスの世界で祖母は苦しむ。一方、男尊女卑の世界で祖母は笑顔だ。この現状を見たとき「政治や社会変革で救われるはずだった弱者はどこにいるのだろう」と思った。

昨年、緊急事態宣言の合間をみて帰省した時、テレビでミッツ・マングローブ氏を見た祖母は僕にこう問うた「あの人は男?女?」僕は「さぁ?」と答えた。

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