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スマホ子機を考えてみるというお話

世間から多くの不評を買っているBALMUDA Phoneですが、「小さくて、軽いスマホ」は一定のニーズはあるとは思います。

確かにバルミューダの社長が言うように、スマホは大きく、重く、高機能になってきていますので、その逆の「小さく、軽く、シンプルに」というのも人によっては必要でしょう。

ただ、BALMUDA Phoneはいかにも中途半端値段不相応になっているのが残念です。

時と場合によって必要な大きさは異なってきますので、2台持ちをする人もいそうです。

ワンナンバーサービス

ドコモは「ワンナンバーサービス」というものを展開しています。

月額550円でスマホと同一の電話番号が持てるというサービスです。

「Apple Watch」と「ワンナンバーフォン ON 01」という機種にしか対応していないのですが、このON 01が小型の電話専用機であり、一部のコアな人に人気だったようです。

が既に生産終了、2021年3月販売終了となり後継機種も無さそうです。

まあ、それほど需要が無かったということか。

今時電話しか使えない、というのは流石に無理があったのでしょう。

ただ、コンセプトは悪くないと思うので、SNSにも対応した機種が出れば欲しい人はいるような気がします。

もっとも電話番号がメインスマホと違っていいなら、楽天モバイルやauのpovoとかでも格安な運用ができそうだし、端末も大きいのから小さいのまで選び放題になりますので、こちらの方が現実的。

楽天モバイル
一回線目なら1GB未満のデータ利用なら月額無料、以降段階的課金。
使用制限付けられないので自分でデータ使用量を管理するのが面倒。

au povo
月額ゼロ円、ただし180日ごとにトッピングの契約が必要だし、トッピング無しだと通信速度が鬼遅い128kb㎰。
330円が最低価格のトッピングなので、実質月額55円くらいで電話番号が持てるけど、面倒くさそう。

OCNモバイルONE
0.5GBで月額550円。10分相当の無料通話付き。
サブならこれでいいんじゃね?
 

コンパニオン端末はどうか?

スマホ1台だけの運用で困るのは、電話中にスケジュールやメッセージが見れないことです。

イヤホンをしていれば別ですが、いつも着けているとは限りません。

スマホ2台持ちでもいいけど、やはり維持コストをかけたくないので、スマホ子機があると便利そうです。

そう思っている人は世の中にいっぱいいるようで、既にコンパニオン端末というものがあり、Bluetooth接続のスマホ子機として電話などごく限られた機能を有するものが存在します。

しかも安いものだと1500円くらいで。

しかし、1500円では安かろう悪かろう、になるのは容易に想像できます。

したがって、「ちゃんとした使えるコンパニオン端末」というものがあればいいのではないか、と思います。

で、よくよく考えてみたら、Appleから既にコンパニオン端末として非常に優れた端末が出ているではありませんか!

そう、Apple Watchです。

Apple Watchの機能として
1️⃣メールやSNS着信通知を受け取る(読める)
2️⃣電話に出ることができる(恥ずかしいけど)
3️⃣防水
4️⃣音楽が聴ける
5️⃣時計
6️⃣タイマー・アラーム
7️⃣地図・ナビゲート
8️⃣対応アプリが使える
9️⃣生体センサー
🔟電子マネーが使える
と非常に多くの機能があります。

もう、コンパニオン端末として十分な機能ではないでしょうか。

時計型を嫌がる人もいると思うので、中身はApple Watchで筐体は小さいスマホ型にしてはどうでしょうか?

Apple Watchの問題点は、

1)電池の持ちが悪い。

2)時計で電話をするのはまだ恥ずかしい。コナン君ならできるが。

3)シリーズ7は高い。

くらいです。

というわけで、大きさはシリーズ7の倍くらいの3.5インチ程度の画面で、GPSと生体センサーを外して価格は抑えめに。

GPSがなくてもAirTagみたいに失くしても見つかることでしょう。

電池サイズも大きくでき、GPSや生体センサーが無いので、3日くらいは無充電でも大丈夫であって欲しいです。

大きさ的には手元にあったMINTIAがちょうどいいサイズ感でした。

片手持ちでも親指が端から端まで楽々届くジャストサイズです。

なんだかんだ言ってBALMUDA Phoneも結局片手では使えないんですよね。

このMINTIA Phone、LINEやInstagramくらいなら使えるでしょう。

そう言えばこのサイズ感ってRakuten miniを思い出します。

以前1円の時に入手したことがあり、3.6インチの1,280 × 720画面で79g。カメラ、顔認証も付いいるし、小さい割には割と高性能でした。

左 iPhone x 、右 Rakuten mini

MINTIA Phoneはもう一回り小さいイメージ。

Rakuten miniはスマホとしてこれ1台で運用するのはこれでも小さ過ぎて無理がありましたが、コンパニオン端末としてなら結構良さそうです。

誰が必要とするのか?

コンパニオン端末は便利そうですが、スマホのコンパニオンとしては使い方がスマホとかなりダブるので、ガジェオタでない限り必要ないと思います。

でも、セルラーモデルのiPadのコンパニオンならどうでしょう?
特にiPad miniとの組み合わせで出かけるのは、案外いいかも知れません。
スマホの画面サイズは年々大きくなってきているので、いっそのことメインスマホをiPad miniにしてしまうのもアリか。

でもiPad miniで電話をするのはかなり勇気がいるし、鞄から出すのが面倒な時もあるので、コンパニオン端末であるMINTIA Phoneが丁度いい具合です!

iPadは普通の電話が使えない

ここで問題なのは、iPadではセルラーモデルでも普通の電話としては使えない仕様になっている、ということです。
電話番号は付与されますが、あくまでもデータ通信IDとしての役割でしかないそうです。

ただ逃げ道はあって「050 plus」などのIP電話の契約すれば、他の携帯や固定電話との受発信ができます。110番とかにはかけられませんが。

まあ普段はLINEやZoomとかのアプリ通話で十分だとは思います。

私自身普通の電話って仕事以外ほとんどしなくなっていますし。

さらにApple WatchだとiPhoneとの組み合わせが1対1しかできませんが、Bluethoothのマルチポイント設定ができる端末であれば、複数のスマホ(個人用と会社用など)の端末として着信確認ができるのでより便利になりますね。

Appleから発売されることは一生ないとは思いますけど、あったらどうでしょう?
需要ないかなぁ~?

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