オークス2024 データ
今回は現地観戦。気合が入っています。
過去10年の3着内データ
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オークスの過去10年(14~23)で3着内だった馬のうち、前走G1だったのは19頭、平均で毎年2頭は前走G1組である。牝馬クラシック路線なので基本的には桜花賞からだが、14年3着のバウンスシャッセも居るため皐月賞も考察する。
1.前走桜花賞組
1-1.桜花賞勝ち馬について
まず桜花賞の勝ち馬について、過去10年では5/8が馬券内であり信頼度は高いものとなっている。
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桜花賞馬過去20年のオークス戦績と、桜花賞での通過順・上がりタイムの関係性は上図の通り。4年間はオークス不出走なので16頭のデータとなる。
上がり最速の場合4-0-0-2で勝率66%、09年~になると勝率100%になる。
上がり1~3位に拡げても5-1-1-4, 着外4回のうち4着が3回なので非常に関連性が高い。なお着外の4回に関しては桜花賞の上がりタイムが上がり順位に関わらず34秒以上であった。言い換えれば33秒以下の1着であれば馬券内率100%である。
今年の桜花賞は
1着 ステレンボッシュ 上がり33.4秒(3位) 11-8
データ的には間違いなく3着以内になる。上がり最速ではないので1着かどうかは不明。
1-2.桜花賞2着以下について
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桜花賞勝ち馬でない好走馬の条件は前々走以下にある。
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※バウンスシャッセはチューリップ賞→皐月賞
①前々走がチューリップ賞の馬
桜花賞2着以下の馬のうち前々走チューリップ賞から9頭がオークスで馬券になっている。18年リリーノーブルと14年ヌーヴォレコルトを除く7頭が1人気or1着であり、着順で見た場合には23年ドゥーラと15年クルミナルを除く7頭が3着以内(うち勝ち馬5頭)である。
ヌーヴォレコルトは桜花賞馬出走馬の中では最先着と考えると…?
そのクルミナルの場合、チューリップ賞が重馬場11着→桜花賞良馬場で2着なので単純に重馬場がダメな可能性が大きく、良馬場開催のチューリップ賞との関連性が高いと考えられる。
過去10年でチューリップ賞1人気or1着→桜花賞のローテーションでオークス3着外になった馬は下記の通り
20年マルターズディオサ オークス12人気10着
19年ダノンファンタジー オークス4人気5着
15年ココロノアイ オークス4人気7着
オークス不出走を除くと8/11が馬券になっている。好走率が極めて高い。
②前々走がクイーンCの馬
桜花賞2着以下の馬のうち前々走クイーンCから5頭がオークスで馬券になっている。
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上図は1人気or1着からオークスに来なかった馬も含んでいる。
良馬場の桜花賞は早くて1:31台もでるが、過去10年だと1:32台後半~1:33台前半なのでコースが違うがここに当てはめて1:33台前半に絞ると、16,17,21,23年の4年が該当する。
この4年の勝ち馬はいずれもG1好走している。(メジャーエンブレムはNHKマイル1着)
1:34台の年でも好走馬は出ているが、桜花賞馬スターズオンアース(桜花賞1:32:9)と阪神JF連対+桜花賞3着(桜花賞1:33:1)のクロノジェネシスなので、ペースが遅かった年はそれ以外のG1での時計があれば希望がありそう。
③前々走がクイーンCとチューリップ賞以外
過去10年では該当馬がいないが過去20年だとここに該当する馬が好走している。
13年1着 メイショウマンボ → 前々走Fレビュー3人気1着
09年2着 レッドディザイア → 前々走エルフィンS1人気1着
06年2着 フサイチパンドラ → 前々走フラワーC1人気2着
人気+好走であればここも相手候補に。
この条件に該当する馬
前々走チューリップ賞1人気or3着以内→桜花賞
スウィープフィート(1着) 参考:1:33:1
前々走クイーンC1人気or1着→桜花賞
クイーンズウォーク(1着) 1:33:1
前々走エルフィンS1人気1着 → ライトバック
前々走アルテミスS1人気1着 → チェルヴィニア
なお、後述もするが、今年のチューリップ賞1人気はタガノエルピーダで4着だった。
2.前走フローラS組
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2-1.前走フローラS組
前走フローラS組からは過去10年で5頭、主要TRだが好走率は2年に1頭ペースとあまり高くはない。1着馬が過去10年で3頭なので、着順も大きく相関しているわけではなさそう。
ユーバーレーベン 上がり3F 33.2(最速) 1:59:4
ウインマリリン 上がり3F 35.3(2位) 1:58.7
モズカッチャン 上がり3F 33.9(最速) 2.01.3
チェッキーノ 上がり3F 34.6(最速) 1:59:7
ビッシュ 上がり3F 34.6(最速) 1:59:7
全頭上がり2位以内、4頭が上がり最速なので2000m戦でも末脚を使いつつ好走する力は必要そう。
この中で唯一オークスを勝ったユーバーレーベンは1:59:4の少し早い時計で33.2というすさまじい末脚を出している。ウインマリリンは上がりが掛かっているがこれはレースペースが非常に速かったため。先行して0.1秒差の上がり2位なので内容は強い。
基本的には上がり最速の馬を抑える。
参考までに、フローラSで上がり最速を記録したがオークスで4着以下になったのは
イングランドアイズ 11人気16着
ルージュエヴァイユ 5人気6着
ヴィクトーリア 6人気4着
サトノワルキューレ 3人気6着
本番で先行してしまったイングランドアイズ以外はまずまず走っておりデータ的に合っていそうだ。
なお、過去20年まで遡ってもフローラSからのオークス勝馬は2021年のユーバーレーベン1頭のみでその他の好走馬は2,3着、頭は厳しいか。12/13頭が2人気内or連対なので
ただ先行して上がり2位(34.2)のアドマイヤベル(2人気1着)は出走するため抑えたいところ。
6人気2着のラヴァンダについては推奨はできないが連対条件を満たしているので3連系の紐程度なら。
3.前走G3以下
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3.1前走忘れな草賞組
前走忘れな草賞からは3頭(※)が馬券になっている。いずれも勝ち馬。
ウインマイティー 34.8 上がり最速
カレンブーケドール 34.6 上がり最速
ミッキークイーン 34.0 上がり3位
34秒台の末脚を使っているのは共通点だが根拠としては弱い。上がり最速が条件か?
と思ったが
ミッキークイーン クイーンC3人気2着 上がり最速(33.8)
なんとクイーンCで好走している。勝ち馬の上りが34.6なのでどう考えても差し損ねである。
1着 タガノエルピーダ 35.3(上がり最速)
上がり最速で1着だが上りがかかりすぎである…しかしこの馬チューリップ賞1人気なのでそちらの条件でひっかかる。
3.2 忘れな草賞以外のレースから参戦
すべての馬が1着なのでここは絶対条件。過去10年はおろか過去20年でも未勝利戦からの好走は1頭もいないため、最低でも1勝Cは必要。
今年は1勝C以上を勝って参戦する馬が多数いるが…
エセルフリーダ 前走1勝C
コガネノソラ 前走スイートピーS
ミアネーロ 前走フラワーC
いずれも強い消し要素も買い要素もない。こういうところが来ると跳ねるので紐までは抑えたいところ。別路線組が来ているのがここ数年なので意外と2着まではあるか?
強いて言うならミアネーロのフラワーCのタイムはスタニングローズが勝ったレースタイムと、同距離のカレンブーケドールのスイートピーSのタイムの間なので、能力は足りていそう。
◎ステレンボッシュ
近年傾向から見るにまず来る。
モレイラJ→戸崎圭太Jの乗り替わりも問題なし。
桜花賞2着&阪神JF1着のアスコリピチェーノのNHKマイルを見れば、ここと2戦続けて連対したこの馬の能力は少なくともマイル戦では疑う余地がない。
毎年桜花賞馬の場合距離不安が言われるが、結局毎年来る。
〇クイーンズウォーク
クイーンC→桜花賞で負けの、オークスで巻き返しの王道パターン。前走内容のわりに人気しそうだが、タイムの裏付けもあり好走は必至。
1:33台前半という区切り方が少し怪しいが、タイム的な根拠にはなるだろう。
▲タガノエルピーダ
前傾ラップの朝日杯3着、忘れな草賞を上がり最速1人気1着に加えてチューリップ賞1人気(4着)と、桜花賞の賞金が足りなかった点を除けばかなりの有力候補。特に朝日杯FSは
1着ジャンタルマンタル(NHKマイル1着&皐月賞3着)
2着エコロヴァルツ(皐月賞7着だが上がり最速)
4着ジューンテイク(京都新聞杯1着)
というメンツでの3着なので非常にレベルが高いレースでもきっちり能力を出せる裏付けがある(オークス出走馬でこの馬が一番強いまである)
△ミアネーロ
フラワーCの勝ちタイムが優秀、敗れた2走前は直線詰まって一度立ち上がったにもかかわらずの着差なので評価を落とす必要もない。キャリアが中山のみというのが気にはなるが、言い換えれば東京コースは良いか悪いかわからず一発ハマる可能性はある。
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