Macroquest2/E3を使う(その2)

実際に、各キャラクターの設定をみていこうと思う。大きく分けて、3つ。ひとつは、/assistmeを実行したときに通常の攻撃以外にやらせたい行動の設定、もうひとつは、仲間へバフを自動的にいれる設定、最後にヒールの設定である。これらの設定は、MQ2、E3が展開されているディレクトリがR3_RoF2_7だとすると、"R3_RoF2-7/Macros/e3 Bot Inis"にある。一度MQ2が動いている段階で、ログインすると、そのキャラ名に対応した設定ファイルが自動的に作られる。ファイル名は、"キャラ名_PEQTGC.ini"。メモ帳かなにかのエディッタで開いてもらいたい。

・コンバットアビリティやDDやDoTの設定の仕方
[Nukes]という項目にmain=という部分があるので、そこにassistme指示がだされたときに撃ちたいDDとバフを設定する。ここでは、うちのWizardを例として出している。

[Nukes]
Main=Mind Crash/PctAggro|80
Main=Ether Flame/GoM
Main=Aged Shissar Elementalist's Staff
Main=Call of Xuzl
Main=Mana Weave/noaggro

上から、説明していく。基本的にmain=のあとに、DDの名前を書く。そのあと'/'をつけて、DDを撃つ条件を書いていく。/PctAggro|80というのは、ヘイト量が80以上であれば呪文を唱えるという条件。一行目で言っていることは、Mind Crashというヘイト下げAAをもし、mobのヘイトが80を越えているなら撃つというものだ。二行目の/GoMというのは、AAのGift of Manaが発動した場合、Ether FlameというDDをうつというもの。三行目は、Aged Shissar Elementalist's Staffという、クリックするとDD効果のあるアイテムを使用するというもの。四行目はCall of Xuzlという剣のペットを呼ぶ出すAAを実行するもの。最後の行の/noaggroは自分がヘイトトップでないなら、という条件で、Mana Weaveを唱えるというものだ。これらは、上から書いた順番で実行しようとする。できなかった場合、下のコマンドを実行していく。この場合、最後のMana Weave以外は条件があったり、再使用時間がなかかったりするため、大抵はMana Weaveを唱えようとする。

次に、メレー職のコンバットアビリティの設定。これも基本的に上の設定と同じ。ただし、記述する場所が違う。ここでは、うちのMonkの設定を例として出している。

[Melee Abilities]
Ability=Feign Death/PctAggro|90
Ability=Flying Kick
Ability=Tiger Claw
Ability=Dragon Fang
Ability=Eye Gouge
Ability=Begging

一行目はDDと同じで、ヘイトが90以上になったらFDをするというもの。二行目からはそれぞれのスキルやAAを登録している。ひとつだけ、Flying KickやROGのBackstab、WARのKickやBashやSlamなどのスキル技は、アクションウインドウに一度登録しておかないときちんと使ってくれない。

画像1

DoTに関しては、[DoTs on Assist]に登録すれば/assistme時に登録されたDoTを撃ち込んでくれる。もうひとつ[DoTs on Command]というものがあるが、こちらは、/dotsonとコマンドを入力したときに詠唱するDoTを登録するものである。DoTはレイドなどで戦闘が長引くとヘイト管理が大変になるので、自動的に詠唱しない選択肢をつけたか、今アシストしているmob以外に前もってかけたいときにあるものだと思う。

[DoTs on Assist]
Main=Dark Nightmare
Main=Corath Venom
Main=Imprecation
Main=Chaos Venom
Main=Funeral Pyre of Kelador
Main=Dark Nightmare
Main=Splurt
Main=Dooming Darkness

Debuffは以下。これはBSTの例。/CheckForというのは、mobに設定されたデバフが入っているかどうかを調べるもの。この場合、SHMのスローであるBalance of Discordが入っていないのであれば詠唱するというもの。/MaxTriesは一匹のmobに対して詠唱を試す回数を設定する。mobによっては無効ではないが、レジストが非常に高いものがいたりするので、そのときに詠唱をつづけて無駄にマナを消費しないようにできる。無効の相手には、一度詠唱して効かないとわかると、そのmobには自動的に再詠唱はしない。また、DoTもDebuffも効果時間がきれそうになると自動的に再詠唱してくれる。

[Debuffs]
Debuff on Assist=Sha's Legacy/CheckFor|Balance of Discord/MaxTries|1
Debuff on Command=Sha's Legacy/CheckFor|Balance of Discord/MaxTries|1

Debuff on Assistは/assistmeをしたときに自動的に詠唱してくれるもの。Debuff on Commandは/debuffsonを実行したときに詠唱してくれるもの。この例では、一行しかないが、複数行書けば、その順番でデバフを入れてくれる。例えばSHMでは、スローの前にMaloあたりをいれるのがいいのかもしれない。

これらの設定の反映は、E3をリロードすることで有効になる。/mac e3をリロードしたいキャラで実行すると、設定を反映してくれる。ちょっと長くなってしまったので、残りは次回書くことにする。でもまあ、ここまで書けばあとはの設定は簡単な気もする。再掲だが、E3のガイドのリンクを以下にはっておく。

E3ガイド

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