アリスのままでを観た

Amazonプライムで観られるのはずいぶん前に知ってたけど観るのを忘れていた。いい機会だしと休日に観たけど、結論から言うとチョコレートドーナツの次に泣いた。
チョコレートドーナツは好きな映画に入るし音楽も大好きだけどストーリーがあまりにも悲しすぎてもう観たくはない。

チョコレートドーナツの話は置いといて。

アリスが次のステップに進まないといけない、自分に宛てたビデオメッセージを作り語りかける部分があることだけは知っていたのでどんなことを話しかけるのかと気になっていたのでちょっとメンタルも最悪なときに観るのがいいでしょとメンタル的な自傷っぽい感じで観た。

アリスが次のステップには進めたかどうかは伏せるけど、とてもやさしくてよかった。まあなんというか大まかに言えば愛の話だ。
アイアムサムのような私にとっては好きではない綺麗事では終わらないし、夫のキャリアの話やそれに伴う揉め事の描写も挟んであって最高やなと思った。その場にアリスもいたけど参加はしてない。背中だけが映っていて理解しているのか理解出来ていないのかわからない作りがよかった。
アリスの夫はアリスのことを愛していることに変わりはないけど、仕事があって家を離れることになるし、一番近い間柄の娘は育児でアリスの世話は出来ない。みんながみんな思っているほど誰かのためには生きてはいけないものなのだ。それは別に責められるようなことではない。人生とはそういうやるせなさの積み重ねで出来ている。

ジュリアンムーアは閉経が近くてイライラした感じの女性を演じさせると右に出るものはいないくらいめちゃくちゃ演技が上手いなとマグノリアのときも思ってたけど、アリスのままでのジュリアンムーア演じるアリスも混乱ぶりとアリス自身の高い知性の振れ幅がすごかった。また元気があってもなくても観たい。ジュリアンムーアはいらついた女性の演技が本当に上手い。

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