ほのぼのと

タイトルに日付を入れてみることにする。自分がいつ何を考えていたのか、より思い出しやすくするためだ。

時間が流れるのは早い。慣れない満員電車に揺られ、新入社員研修を受けてからもう一年が経つ。どこか社会を舐めたようなケツの青いガキだった当時から比べると、少しオトナになったのかもしれない。

仕事と自分の将来に猛烈な不安を感じていたころから思うと、少しずつイマの状況に慣れてきたように思う。でもこれは果たして良いことなのか。良くも悪くも「慣れてきた」ということなのだ。やはり自分の気持ちの手綱を時々強く握ることは大切なんだと思う。

この1年間、仕事では上司のSさんにお世話になった。初めて会った時は圧が強いし、仕事は細かいし、なかなかうまくやっていけるか不安だったが、今となってはすごくいい上司に恵まれたと思っている。

このSさんを見ていて思うことがある。とにかく毎日元気で明るいのだ。立場は上の方だし、いろんなことを考える性格であるようにも見えるので、もちろん心配事などはあるだろう。ただそれを表に出していない。これは本当にすごいことだと思う。

本来の性格も関係していると思うが、一番感じるのは、人生楽しもうとしているからだと思う。僕の部署の仕事は淡々としているし、感情の起伏が生まれやすい仕事ではないと思う。端的に言うと、決して面白い仕事ではないと思う。それでも上司の空気一つで部署の雰囲気は変わるし、上司が楽しそうにしていると、こちらも楽しめるのではないかと思えてくる。僕はこの環境しか知らないが、実はかなり大切なことではないだろうか。

でもこれは簡単なことではない。その日の体調が悪ければどうしても表に出てしまうこともあるかもしれないし、嫌なことがあれば不機嫌になってしまうかもしれない。こういった細かい懸念を丁寧に取り除く習慣がなければ、仕事を楽しむということは継続的に行いにくいものであるとも考えられる。

また、最近自分のやりたいことこそ仕事にすることが人生を最大限に楽しみ、他者との差別化を図る尤もらしい方法である、というような風潮がSNSなどを通して強まっているように思う。僕はこれに対して、言っていることは間違っていないが、このような風潮が強くなると、自分が好きなことを見つけ切れていない人、それに取り組めていない人は相対的に損をしているのではないかと感じてしまいやすくなるのではないかと感じている。

世の中には自分の好きなことを仕事にし、幸せに働き、生きている人もいるだろうが、そうじゃない人だってたくさんいるんじゃないだろうか。現に僕だってそうだ。でも、そう言う状況にあるからこそ、今の環境を楽しむ姿勢というのはすごく大切だし、自分の未来を好転させる良い習慣の一つになるのではないかと思っている。


思ったことをそのまま書きなぐったような文章でまとまりのかけらもないが、つまるところ、姿勢一つ、物事の取り組み方一つで、結果は変わるのではないかと感じた今日この頃で会った。

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