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初めて「柿喰う客」の公演を観た話

タイトル通り。
先日初めて柿喰う客さんの公演を観に行きました。
※本編のストーリーについては一切触れませんが後々考察と一緒に書こうかなとおもっております。

そもそも、まず柿喰う客さんをどこ経由で知ったかという話はそれはそれは、もう長くなってしまいそうなので割愛します。(一度脱線すると戻れなくなりそうなので)

初めて観る公演は『滅多滅多』。
推している俳優さんのRTから流れてきたフライヤー画像は、黒地に虹色のポップなデザイン…と思いきや、血が流れているような跡に少し不気味なキャストさん達。公式サイトのストーリーには「魑魅魍魎が跋扈」「4時44分」「怪優」等の不気味な言葉がずらり。

うわー。なにこれ。絶対おもしろいやつだ。

それまで演劇なんて2.5次元や学校の課外授業でしか見たことが無くて、何か作品を見るとしたら専ら映画中心だったのですけど、フライヤーとサイトの紹介文につられて、プレリリース初日にチケット取りました。ホラー系とかオカルト系大好きなんです。

ちなみに柿喰う客さんの公演はYouTubeとでちらっと観ただけでした。(公開稽古配信も観ましたよ。)
すごい速さで飛んでいくセリフに「おお、凄いな」と圧倒されながらも機会があれば観に行きたいな〜位にしかまだ考えていなかったので丁度良い機会でしたしね。


……凄かったです。本当に。
本当に初めて見終わった直後なんて、「凄い」「何だあれは」って感想しか出てこないんですよ。アフタートーク始まるまで放心状態になってました。

大分パンクしてました。あんまり記憶がないので多分精一杯のツイートです。

セリフの速さなんかはかなり覚悟してましたが緩急あったので全然ついて行けましたよ。
問題なのはストーリーです。

自分がどこにいるのか全く分からないんです。

突然学校に連れて行かれたと思ったら追憶の中で、そこで感傷に浸ってたら蹴っ飛ばされて追い出されて現実と夢の狭間に辿り着いたけどそもそも嘘で……みたいな。


兎に角、終わった後もまだあの秋津島小学校の中に一人取り残されていた気分でした。
暗い陰鬱とした雰囲気にカラフルな証明がアンバランスで、それがまた異様な雰囲気で。
何が本当で何が嘘か、現実かはたまた虚構の世界なのか。
ごちゃごちゃした頭を何とかしたくて隣に座っていた男性をちらりと見たら、恍惚とした表情でした。そりゃそうなりますよね。

本当に凄かったんです。帰りの電車でもぼーっとしてましたし、帰宅してからも興奮して中々寝付けませんでした。
それから、千秋楽のチケットと乱痴気公演の配信チケットを即購入しました。


そんなこんなで昨日千秋楽が終わったわけです。おめでとうございます。お疲れ様でした。
なんで私、柿喰う客さんにもっと早く出会わなかったんだろうって凄い後悔してます。
セリフの言葉も一つ一つ不思議なんですよ。語呂は良いし、普通の人だったらぱっと出てこないような、ありきたりじゃなくてひとひねりもふたひねりもあるような言葉で。
「中屋敷さんはやばい(良い意味で)」みたいなことを聞いていたんですけど本当にその通りでしたね。どうしよう。昔の公演見たいんですけどDVD売ってますかね。


何度も言いますが本当にすごかったんですよ。滅多滅多。
これは考察捗りそう〜!!!って感じなので追々書き連ねて行こうかなと思います。

6月20日まで配信も見られるそうなので是非。

柿喰う客さんの公式サイトもそえて。

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