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小学生の自分はなぜ【治療の神ディアン・ケト】を採用したのか?

はじめに

遊戯王マスターデュエル

こんにちは、NERD(ナード)です。
遊戯王マスターデュエルがリリースされてから、遊戯王界隈は大きく賑わっていますね。
少年時代に遊戯王を遊んでいた人から、現役バリバリで遊んでいる人まで、インターネットを通して多くの人と遊戯王が遊べる良い時代になったなと思う次第です。

この記事では「治療の神ディアン・ケト」について話していきたいと思います。
ふくよかな体と緑色の髪がトレードマークのおばさん(お姉さん)が印象的な通常魔法のカードです。

このカード小学生の頃に遊戯王を遊んでいた人なら、一度はデッキに採用した記憶があるのでは、ないでしょうか?
当時小学生だった自分は、このカードを3枚デッキに採用していました。

今回は、マスターデュエルを遊びつつ複数のカードゲームを遊んできた、筆者が小学生だった過去の自分を、振り返りながら「治療の神ディアン・ケト」について語っていきたいと思います。

治療の神ディアン・ケトって何?

治療の神 ディアン・ケト
通常魔法 (1):自分は1000LP回復する。

「治療の神ディアン・ケト」の初登場は、1999年12月16日に発売されたストラクチャーデッキ、EXにて登場した通常魔法カードです。
効果はシンプル、発動時に自分のライフを1000P回復するだけ。

遊戯王を遊んでいく中で、アドバンテージの概念を理解した人からすると、ライフ回復系のカードはお世辞にも強い部類のカードとは言え無いでしょう。
今の自分が「治療の神ディアン・ケト」の効果を、初見で抱く感想は、

なんだ?!このクソ弱カードは?!

っと言った印象です。(弱い…弱すぎる…あまりにも弱すぎます…)このカードを採用する枠があるなら、エクゾディアの左足でも入れて、相手のライフを削った方がマシです。

ダメージを与えた方が勝利に直結する

ライフを回復するよりもダメージを与えた方が勝利に結びつく

では、なぜ「治療の神ディアン・ケト」は弱いのでしょうか?
一番の理由は、ライフ回復が勝利に直接的に結び付かないからです。
遊戯王は相手のライフを0にしたプレイヤーが勝利するゲームです。

そのため一部の特殊勝利デッキを除いて、殆どのデッキは相手にダメージを与えるモンスターが主体になる事が多いでしょう。
そうなった時に、ライフを回復するカードは一時的な延命行為にしかなりません。

結局の所、デュエルに勝利するためには相手のモンスターを倒して、ライフを削る必要があるのです。
以上のことから、「治療の神ディアン・ケト」は盤面に直接的に干渉するわけではないため『弱い』という結論になります。

小学生時代では最強カード

カードゲーム

しかしそんな弱小カード「治療の神ディアン・ケト」を、当時小学生だった自分は、3枚もデッキに採用すると言う、正気とは思え無い行動をとっていました。

お小遣いでパックを、少しずつ買っていましたので、カードプールが狭いという理由も考えられますが、なぜ当時の自分はデッキに採用するに至ったのか?
当時を振り返ると理由は、3選に絞られました。

小学生の構築は意☆味☆不☆明なカードが多い
  1. アニメのLPが2000〜4000だったから

  2. 「ライフを削る=弱い」だったから

  3. 効果がシンプルでわかりやすい

1.アニメのLPが2000〜4000だったから

遊戯王アニメライフポイント
初期の遊戯王はLPが2000

まず最初に思いついたのは、アニメ遊戯王からの影響です。
遊戯王アニメではデュエル開始時のライフが2000〜4000スタートでした。

遊戯王公式のルールブックでは、ライフ8000スタートが明記されていましたが、小学生の自分が、(大好きな遊戯王とはいえ)細かい文字でギッシリと詰まったルールブックを読んでいたとは思えません。

そうなると必然的にアニメの真似事、ごっこ遊びを友達と始めるわけです。
アニメのLPは放送の都合上、2000〜4000スタートでしたが、小学生の自分は遊戯王のライフは4000スタートだと思って遊んでいました。
(実際正規の8000LPを知ったのは、中学生からでした。)

4000LPの環境で遊ぶとなると、「治療の神ディアン・ケト」の1000LP回復は、1/4を回復できるわけですから、恐ろしく強いと感じていたはずです。

2.「ライフを削る=弱い事」だったから

「ライフを削る=弱い事」だったから
小学生にとってライフコストは痛すぎる出費

次に思い当たる点として、小学生の自分は「ライフを削る=弱い事」と考えていた記憶があります。

例えば、ライフコストを支払えば好きな融合モンスターを召喚できる「デビル・フランケン」。
現在も様々なコンボで活躍する優秀なカードですが、当時の自分からすると
(4000Pでデュエルを始めるのに、さらに1000Pもライフを回復しないと使えないから、このカードは弱い…)と考えていました。

(正式ルールでは8000Pからデュエルを始めますので、「デビル・フランケン」の効果は普通に発動する事ができますが…)
ライフが8000Pあったとしても、当時の自分は「デビル・フランケン」を採用する事は無かったでしょう。

次に現在は禁止カードですが、500Pのライフを支払う事で何度でも召喚権を得る「血の代償」。
このカードも「デビル・フランケン」と同じく500Pもライフを削って、モンスターを召喚するぐらいなら、ライフコスト無しで使える「二重召喚(デュアルサモン)」の方が強いと思っていました。

3.効果がシンプルでわかりやすい

そして最後に、効果がシンプルでわかりやすい点が上げられます。
小学生にとって強いカードとは、効果がシンプルでわかりやすい事です。
例として、強力なハンデス効果を持った「いたずら好きな双子悪魔」は、相手の手札を確認しつつ2枚のカードを捨てさせる、情報アドとハンデス効果を併せ持つ凶悪なカードです。

しかし、小学生にとって、ハンデスや手札確認は重要ではありません
そんな面倒臭い効果をいちいち読むぐらいなら、相手のモンスターを破壊できる「地砕き」を採用します。

まとめ

いろいろと小学生の記憶を振り返りながら、noteを書いてきましたが、小学生の自分はアドバンテージの概念や、強いカードの条件など、何一つ分からずに遊戯王を遊んでいました。
しかし、当時の友達と遊戯王を遊んでいた記憶は今でも良い思い出です。
今はマスターデュエルで当時を振り返りながら、楽しく遊戯王を遊んでいます。

「治療の神ディアン・ケト」1枚でここまで文章を書くとは、思ってもいませんでしたが、このnoteを読んで共感できる方がいましたら、『いいね』とシェアをお願いします。

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おまけ(小ネタ)

逆玉の神ディアン・ケト

遊戯王ラッシュデュエルには、若き日のディアン・ケトが「逆玉の神ディアン・ケト」としてカード化されています。
バブリーな雰囲気がイラストから伝わってきて、非常に好きなイラストです。

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