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人生初現地で参加したプロセカのライブが最高すぎた男の話・後半戦

 こんにちは、矢五八寝倉と申します。

 いやそんなことどうでもいいんだ後半戦行くぞ



Ⅵ: MORE MORE JUMP!! 後半戦


 休憩時間のMCでトリを務め、そのままの流れでステージへと戻ってきたのはモモジャン。
 前編の最後でも書きましたが、カバー曲もライブでやることは事前に分かっていたため、「ここからはカバー曲編かな」と思いつつ次の曲を待っていました。さあ何が来る。

 『メルティランドナイトメア』。
 後半戦はこの曲からのスタートでした。
 曲ははるまきごはん氏。『再会』や『秘密』などの楽曲から成る『ふたりの』連作を始め、数々の曲で話題を集めるボカロPです。氏が自ら立ち上げたスタジオから放たれる高クオリティなアニメーションMVは必見。

 この曲はかなり初期から3DMV付きで実装されていましたが、フォーメーションの入れ替わりも特に激しい曲。
 今回のステージでは設備の関係もあってかかなり平面的にアレンジされていましたが、その動きの滑らかさと言い、指先まで徹底された振り付けと言い、まさにアイドルとしてのモモジャンを完璧に見せつけられました。

 そして後半戦に入ってから注目すべきはステージの上部に取り付けられた横長のディスプレイ!
 この曲ではピンクと水色を基調として、原曲MVを彷彿とさせる画面が全体に広がっていました。

 ……いいね!!!

 ライブ自体は確かにプロセカのものですが、こういった所で原曲の要素を入れてくれることで何となくその曲の世界観に入り込んだような感覚になります。なりません?俺はなった。
 なによりこの横長ディスプレイが結構大きくて存在感あるんですよね。
 おかげで没入感も高い。そういうわけです(?)。

 さて、とは言えここから先は本当に何が来るか分からないエリア。
 次の曲の予測がまるで立たないままメルティランドナイトメアが終わり……

 流れてきたのは何と『ビバハピ』。
 ビバハピ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?

 うわすげえ!!マジでビバハピやってる!!
 上のディスプレイもプロセカの2DMVと同じテイストだ!!
 ビバハピでモモジャンが踊ってる!!!!!すげえ!!!!!!
 相変わらずこの曲もコール多いな!!!!!
 待て今ニャンって言った!?!?!?

 桐谷遥がニャンって言った!?!?!?!?!?!?!?


 オタクは死んだ。
 あと多分花里みのりも死ん……死んでないかな、大丈夫かな。裏に戻った後ぶっ倒れたりとかしてなければいいけど。
 ビバハピの作曲者は前編でもご紹介したMitchie M氏。『好き!雪!本気マジック!』などもこの方ですね。プロセカに欲しいです。
 アイドルソングにおいては右に出るボカロPは居ないと言っても良いでしょう。

 とにかくアップテンポ、めまぐるしく変わる曲の展開、隙あらば挟まるコール。周りを見ていても一番ペンライトの振りが激しかったような気がします。
 そりゃそうでしょ!楽しいもん!

 後半戦二曲目にして早速流れてきた3DMV未実装の曲。
 この振り付けがこれまた楽しそうに踊るんだモモジャン……。
 ゲーム内にも実装してくれませんかね、そのうち、そのうちでいいんで、何卒……。

Ⅶ: 25時、ナイトコードで。 後半戦

 続いて現れたのは意外にも紫色のエフェクト。もう来るの!?
 奏が「ちょっと休みたい」とか言ってたからもうちょっと後に来ると思ってたわ!結構体力の回復早いな奏!

 とは言え、モモジャンのステージを観て後半戦も何となく予測が出来てきた。カバーでもユニット全員で歌う曲をやるみたいだし、ニーゴなら『ビターチョコデコレーション』とか……あれ?
 ニーゴって全員で歌うカバー曲無くない?

 そんなことを考えていた矢先、現れたのは宵崎奏、朝比奈まふゆ、初音ミクの三人ちょっと待て。その三人で歌う曲って

 ……と、始まった曲は『カトラリー』。助けてください。
 
原曲は有機酸氏によるもの。『krank』、『quiet room』などが代表作ですが、少し前からは神山羊名義でも活動しており、こちらでは『YELLOW』などが有名でしょうか。
 プロセカには『ミライ』という曲を書き下ろしています。

 この曲が好きなんですよ私は(二回目)。

 元々リリースカットピアノとかアートコアとかああいう曲が好きなんですが、こういった落ち着いていて、文章を淡々と書き綴っていくみたいな空気感のある曲が個人的に性癖というかなんというか。

 そこに宵崎奏と朝比奈まふゆの幸薄そうで淡泊な声が非常に合うんですよね。曲の世界観に合っている声をしている。多分。あんまり下手なことは言えませんが。
 とにかく俺はこの曲が好きだ。

 それをまさかこのライブでやってくれるとは。
 3DMVはおろか2DMVすらも実装されていないこの曲を!
 いや なんかもう ありがとうございます。
 隣の人とかペンライトと一緒にステンレス製のスプーン出してきた。

 用意が良い。

 しかし、ここで私には理解できたことが一つありました。
 ここで奏、まふゆ、ミクが出てきたということは、残るは瑞希と絵名。
 この二人の担当カバー曲と言えば、最も印象的なのはやはり『シャルル』でしょう。

 あ~、つまりそういうことね。OKOK、完全に理解した。もう次の曲分かったもんね。

 と、カトラリーを終え、想像通りやって来た瑞希と絵名を前に、シャルルの最初の音が流れるのを今か今かと待っていました。

ドッ


 ……頭の上半分が突然の爆音に吹っ飛ばされていきました。
 何が起きた? あれ?シャルルじゃないの?
 シャルルじゃなかった。

 流れ始めたのはなんと『ベノム』。やりやがったなこの野郎!!
 
作曲者は毒っ気のある韻を踏んだ特徴的な歌詞とポップなロックサウンドで人気を集めるかいりきベア氏。代表曲としては『ルマ』、『アルカリレットウセイ』、『ダーリンダンス』などでしょうか。私は『ネロイズム』が好きです。

 この曲ほどペンライトを二本買わなかったことを後悔する曲は無かった!
 だって『メッ』ってやれねぇんだもん!!
 俺もペンラでバッテン作りたかったよ!!!

 曲自体がかなり毒のある……もとい地雷系ガーリーポップなこともあり、瑞希と絵名には良く合う曲。実装発表時には「よくやった!」と言う声も大きかった。
 3D振り付けは初公開ということでこれがまぁ~あざとい!流石!

 ステージの両脇にも大きなディスプレイがあり、こちらは別動隊のカメラによるステージをアップにして映した映像が流れていたのですが、この映像の映し方も素晴らしい!『メッ』のタイミングで二人をどアップにしたのは完璧としか言えない。
 俺も『メッ』ってやりたかったな~~~!!!
 
俺さっきから『メッ』のことしか言ってないな。正直それくらいもったいないことしたなって思いました。俺が。
 結局無理矢理腕でバッテン作ってた。楽しい~~~!!!
 楽しめばなんでもOKです!!!


Ⅷ: ワンダーランズ×ショウタイム 後半戦

 ニーゴのセトリにボコボコに殴られたわけですが、それでもダウンを許してくれないのが恐ろしい。なんか俺もうこのライブ怖くなってきた。
 そんな中続いて登壇したのはワンダショ!
 彼らに関しては既に『ミラクルペイント』をやることが確定している(この時点でとんでもないと思うんだけど)ので、残るもう一曲がなにで来るかと言ったところ。

 ここまでのこともあって期待値はバンバン上がっていく中、真っ先に鳴り響いた音は『ま』!

 マ!?

 『テレキャスタービーボーイ』! やってんなマジで!?
 
曲は『ジャンキーナイトタウンオーケストラ』や『エゴロック』でおなじみ、ドリーマーズ※の一員(?)としても活動するすりぃ氏!

 (※ドリーマーズとは:なんやかんやで仲の良いボカロPの方々によって結成された飲み会集団旅行メンバー。すりぃ氏、syudou氏、Ayase氏、ツミキ氏、ろくろ氏、煮ル果実氏の六人から成る。年一位のペースでお互いの曲をRemixしたりしている。)

 ここでワンダショの本領発揮です!
 ワンダーランズ×ショウタイムはミュージカルユニット故か、楽曲の歌詞の意味に大きく寄せた振り付けが多いグループ。
 その特徴はカバー曲でも存分に振るわれていました!

 何せ彼ら、一番と二番で振り付けが全く違う!
 
歌詞の言葉をそのまま体現したかのような、まさにミュージカルのようなダンスは観ていて非常に楽しい!
 しかもこの曲、サビの終わりには原曲MVと同じダンスを踊るじゃあありませんか!そこまでやる!?
 あと天馬司すげえ飛ぶ。

 さぁ続いては『ミラクルペイント』!
 よしようやく落ち着いた。ここはセトリに怯える必要が無い。

 『trick and treat』、『on the rocks』などが代表作、現在では歌い手や声優、果てにはBEMANIなど各方面への楽曲提供を盛んに行っているOSTER project氏による楽曲です。Projectとは言いますが一人です。

 この楽曲もダンスは初披露!天馬司はやっぱり飛ぶ!
 
本当にどうなってるんだこの男の脚力。

 何よりこの曲で最も特筆すべきと言えば!
 間奏でワンダショミクが放つ華麗なスキャット!
 
そのクオリティとくれば本当にVOCALOIDが歌っている声なのかすら分からなくなるほど。OSTER氏の調教技術には毎度毎度感服させられるばかりです。多分OSTER氏自ら調教してるよね?そうだと思う。違ったらごめん。

 曲の雰囲気そのものも合わせて、わちゃわちゃとしたいつものようなワンダショの空気とはすこし異なった、演技派グループとしての一面を見ることが出来たように思います。


Ⅸ: Vivid BAD SQUAD 後半戦

 続きましてやって来たのはビビバス!

 休憩中のMCでは彰人が「次の曲はあれだから……俺と冬弥、杏とこはねで分かれて練習するぞ」みたいなことを言っていたわけですが、まずステージに上がったのは杏、こはね、そしてルカおい
 それは、お前、おい。

 『Just be Friends』。
 おい

 初っ端からとんでもない選曲をしてきた。どういうことなの……。
 作詞作曲は本楽曲がスマッシュヒットを決めたDixie Flatline(ディクシー・フラットライン)氏。他の代表曲は『ジェミニ』や『嘘とぬいぐるみ』など。

 ルカと言えば!と言って良いほど、ボカロ黎明期に大きく話題になった曲であり、先日NHKにて放送された『沼にハマってきいてみた』のボカロ特集でも取り上げられるなど、言わずと知れた根強い人気を誇っている曲。

  プロセカ内では最近だとコネクトライブのリハーサル公演にも使用され、杏とこはねの担当カバー曲と言えば、という立ち位置にもなりつつあります。
 何よりボカロ老人オタクが軒並み死ぬ

 今回はコネクトライブの時のようなコーレスを前提とした動きとは異なり、曲全体を通して振り付けが付いていましたね。
 というか逆に俺は未だにコネクトライブがどういう原理で動いてるのか分かってないんだけどあれマジでどういうことなの?

 がしかし!
 ここでも杏とこはねの旺盛なサービス精神は健在!

 長尺のアウトロを使って三人があっちに行ったりこっちに来たり!!
 うわこっち来た!!
 あ手ェ振った!!!

 杏ちゃ~~~~~~~~~ん!!!
 こはね~~~~~~~~~~!!!
 ルカさ~~~~~~~~~ん!!!

 俺はここだ~~~~~~~~!!!!!!!!!


 ……ふぅ、いやぁ良い経験だった。
 とはいえアウトロもそろそろ終わるし、次はどうなるんだろうな~なんて考えていた矢先。

 一切の間を開けずに流れ始めたのは『フラジール』のイントロ!
 静かな音で始まるイントロと共に、何故か奈落からスーっと上がってくる彰人と冬弥の姿が!

 この男達、超ノリノリである。

 『フラジール』はアートコアやエレクトロスウィングなどと言ったテクノポップ調やバンドサウンドの曲を中心に数々の話題作を創り上げてきたぬゆり氏による楽曲。『フィクサー』、『命ばっかり』、『プロトディスコ』などが代表作の他、『ずっと真夜中でいいのに。』の一部楽曲の編曲、氏のソロプロジェクトであるLanndo名義では『宇宙の季節』などが話題となりました。

 音楽ゲームなどを始めとして、多方面に楽曲提供を行っています。個人的には『Folern』が好きです。
 プロセカには『ロウワー』を書き下ろし、これも今や代表作となっています。

 この曲、なんと言ってもビビバスの男性陣二人によるキレッキレの細やかなダンスがステージ上で映える!

 特に足元のステップの滑らかさと言ったら恐らくプロセカの全MV中随一と言えるでしょう。

 カメラアングル的にもなかなかじっくりと見る機会が無かったからこうして観れるのが嬉し過ぎる……ありがてえ……ありがてえ……いや想像の五倍くらいヌルヌルステップ踏んでて草

 ここでも二人の踊り方の違いは如実に表れていてオタクは大歓喜したわけですが、まぁその辺に関しては前編でもかなり語ったのでここでは割愛。
 冬弥の踊り方は絶妙に行儀良くて好きです。


Ⅹ: Leo/need 後半戦


 さあついにやってきてしまった後半戦トリを飾るは勿論レオニ!
 こちらもワンダショと同じく、披露するであろう二曲のうち一曲は『ドラマツルギー』が事前に確定していました。
 ドラマツルギーが確定って何?

 ともなれば果たしてドラマツルギーが来るのは一曲目なのか二曲目なのか、もう一曲は何が来るのか――。


 ――『ヒバナ -Reloaded-』。

 なんてこった。

 プロセカの初期実装曲にして、事前体験版だった「Rehearsal Edit.』においてボス曲として君臨していた楽曲。今でもその難易度に頭を悩まされている人は多いのではないでしょうか。
 作曲はDECO*27氏。強い。

 初っ端から鳴り響くけたたましいギターの音色!
 ドラムの轟音!!
 両脇から燃え上がる炎!!

 元々ステージの両脇には火花が上がる演出機材が備え付けられていたのですが、ここで上がるのは何故かヒバナなのに!
 しかも炎なんて今まで上がったことなかったのにここに来て突然の新演出!!
 ヤケか!?!?!?

 でも正直そんなこともあんまり気にならない!
 それくらいこの曲は盛り上がりまくっていた!!
 後から冷静になって(あの炎何だったんだ……?)ってなるくらい!

 超アップテンポのロックサウンド、そもそも盛り上がらないわけがない!

 フル尺公開時に多くのプロセカファンの度肝を抜かせた一歌の歌唱力は流石の一言。特に二番のAメロは歌詞がほぼ全部英語なわけですが、ここも流暢な歌声を聴かせてくれました。

 あと、満面の笑みで左右に身体を揺らしながらキーボード弾く咲希が可愛い。そんなにニコニコしながら弾けるの凄くない?

 さぁ、そして一曲目が終了し、やや長めのMC(確かここで入ってたはず。何かもうここまで来ると盛り上がりすぎて記憶が曖昧になってくる)。
 ストーリー内でも幾度となく語られてきたプロのバンドへの道。それに対する想い改めて私たちは聞くこととなりました。

 それと同時に私はこの辺りで気がつくんですが、レオニのステージの間はメインステージの脇に立ち並んでいるバンドメンバーに一切光が当たらないようにされてたんですよね。
 あくまでも曲を奏でているのはレオニとミクの五人であるということを表現するための、彼女たちがバンドユニットであるからこその演出というわけでしょう。

 いや世界観の作り込みがガチだよ。
 ライブ一個だけでこれだよ。

 さあ、そしてラストを飾るは『ドラマツルギー』。

 ボカロPとして『ナンセンス文学』、『お気に召すまま』などの人気楽曲を生み出しつつ、シンガーソングライターとしても活動し、「呪術廻戦」の第一クールOP『廻廻奇譚』は多くの人の記憶に新しいであろうEve氏による楽曲です。

 ヒバナとは打って変わって全体的に落ち着いた曲調のこの曲ですが、だからこそ音や歌声の繊細さはダイレクトに伝わってくるもの。

 今回レオニが後半戦で披露した楽曲は二曲とも一歌とミクのみの歌唱による楽曲だったわけですが、バンド形式だと仮に歌唱担当が一部メンバーのみだったとしても全員の様子をステージ上に観ることができるのは長所だな、なんて思ったりもしました。唐突に分析をするな。

 楽器の弾き方もレオニメンバーは四者四様。

 透き通った歌声とは裏腹に手元は意外と慌ただしい一歌。
 ずっとにこにこしながら楽しそうに鍵盤を奏でる咲希。
 相変わらずクールに、そして冷静に弦を爪弾く志歩。
 穂波はかなりの大きさを誇るドラムセットを前にしていることもあり、その姿全体を見ることは叶いませんでしたが、それでもしっかりとスティックの軌道や表情はしっかりと見通すことができました。

 それにしてもドラムちゃんと動くな……。


 さぁ、セカイツアーも遂に終着点へとたどり着き、これでライブも終わりか……いや、まだだ!
 まだ最も大事な人たちが残っている!

 そう、最後に現れたのはバーチャルシンガーの六人でした。

 クリプトン社製による六人の揃い踏み!これってもしかして結構レアなのでは!?なんてことが頭によぎりつつも、その壮観な光景に圧倒されていました。

 ということは、ここで六人が歌うのは『Blessing』かな?
 などと呑気な考えが浮かんだ私を待っていた曲は、

――『千本桜


そんなことある!?


 誰もが認めるボカロの代表曲。
 作曲は同人サークルWhiteFlameの代表としても活動していた黒うさP氏!
 昨年10月にはおよそ3年ぶりとなる生存報告も上がり、にわかに話題になりました。
 まさかここで聴くことになるとは……。

 元々はミク単体の歌唱による楽曲ですが、プロセカへの実装の際にはクリプトンボカロ全員による歌唱のバージョンが収録されていました。
 まさかこれを見越して……?いや流石に無いか。いやでも分からん……。

 とにかくなんかすげーもんを観た気がする。
 
ここまで数々の曲で私たちを驚かせ、そして喜ばせてきたライブの締めにふさわしい景色だったのではないでしょうか。


 そして最後にバーチャルシンガー達をステージから去って行き、これにてライブは完結――いや、

 

まだ一番大事な曲をやってないじゃないか!?


 というわけでアンコールのために再び現れた初音ミク。
 そして彼女がセカイに呼び出したのは各ユニットの主人公たち!

 この六人が揃ったということは、やるべき曲はそう勿論!

 『セカイ』と『ワーワーワールド』!

 プロジェクトセカイのテーマソングとして作られたこの二つの名曲。
 『セカイ』の作曲はkemuとして『六兆年と一夜物語』『地球最後の告白を』などの名曲を生み出しながら、PENGUIN RESEARCHのベース、コンポーザーとしても活躍する堀江晶太氏、作詞はDECO*27氏。
 そして『ワーワーワールド』はMitchie M氏とGiga氏による楽曲です。

 改めて考えると何だこのメンツ。化物か?

 プロセカ内で聴いたことの無い人はいないであろうこの両曲。
 昨年末には念願のフルver.が収録されたシングルも発売されました。

 しかしフル尺のライブ披露は当然ながら初!
 一年以上の時を経て、ついに日の目を浴びることとなったわけです。

 ここまでくると最早感慨深いというか何というか……。
 俺、これまでプロセカやり続けて良かった……と心の底から思ったことはない気がする。
 よくぞここまで大きくなって……みたいな。
 後方腕組み保護者面の厄介オタクである。

 でも仕方ないだろ!
 正直ここまでこのコンテンツ成功すると思ってなかったんだから!

 前編の冒頭であんなこと書いたけど俺も最初は「オリキャラ要らんやろ」とか思ってたんだから!

 もう何流されても泣くわこんなもん状態となっていた私ですが、この二曲が終わってもまだ、まだあと一曲!
 絶対にやらなければならない楽曲が残っていた!

 

『群青賛歌』!!


 あーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!

俺プロセカ続けてて良かったーーーーーーーーーーーー!!!!!!!

本当に良かった(語彙力の崩壊)

 『プロジェクトセカイ カラフルステージ feat.初音ミク』の一周年を記念して、Eve氏によって作られた楽曲。
 透明感の溢れる音色とメロディ、残酷であるとすら言えるほどまっすぐにまだ見ぬ未来を映し出す歌詞、そしてその音楽を歌うはミクと主人公達六人。

 一年という大きな区切りを表す為に、これほどぴったりな曲が未だかつてあっただろうか。いや無い。

 曲が始まると同時にステージ上のキャラクターたちは突如謎の光に包まれ、彼女達はラピススカイシリーズへと衣装変え!

再販してくれ……

 群青賛歌のイメージコスチュームでもあるその衣装は空をイメージした意匠が施されており、これがまた綺麗で良いんだ……。

 どこまでも広がっていく群青の空へとその歌声を響かせるように、そしてこれからのセカイがもっともっと広がっていくことを願うように、群青賛歌は高らかに幕張メッセに響き渡り――

 ……そして大きな余韻を残しながらライブは終了。

 この三日間で多くの夢を人々に見せてくれたのであろうステージ上のディスプレイ。そこに映し出された『THANK YOU』の文字に、こちらこそと感謝せずにはいられませんでした。

 ありがとうプロセカ……。


 と、いった感じで!
 プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 1st -Link-の一切がこれにて終了!

 単純に来て良かった!と心の底から思えた公演だったわけですが、それ以上に今後への期待も更に上がっていくような、まさに『プロジェクトセカイ』一年目の終着点でありながら、二年目以降を見据えた一つのスタートとも言えるステージでした。

 気付けば二時間以上経っていたらしい。
 嘘だろ、体感的には一時間も無かったんだが……。
 外に出てみれば辺りはすっかり真っ暗。駅へと続く道にはグッズの袋を手に提げながら記念写真を撮る人たちで溢れていました。

 一ユニットあたり四曲と数字で見ればそこまで多くはないのかもしれませんが、それすらも感じさせぬほどのセットリスト。時間の感覚は完全にバグっていたような気がする。

 とは言え、やっぱりもっと聴きたい!と思ったのも正直な感想。

 もしこの調子でコンテンツが拡大していけば、ゆくゆくはユニットごとのライブなんかも開催されたり……しないかな……して欲しいな……。そんな欲が思わず出てきてしまいました。
 いやそれくらい良かったんだって本当に!

 感染症の拡大によって開催も危ぶまれるのではないかと思われた中、決行してくださったスタッフの皆さんには感謝してもしきれません。
 というかもう全てに感謝です。
 ありがとう世界。


 ボーカロイドが築き上げてきたこれまでのボカロ文化を礎にしながらも、独自の視点から新たなセカイを切り開いてきたプロセカ。

 その道の行く先で、これからはどんな景色を見せてくれるのでしょうか。
 楽しみで仕方ありませんね。



 さてそんなセカライですが!

 なんと好評を博したためABEMAで配信されている見逃し配信の視聴期限が2月13日までに延長!
 しかも最終日には同時試聴会が開催されるそうです!

 畜生観てえ!!
 けど流石にそこまで今の俺金ねえんだわ!!
 現地組には配信チケット配ってくれたりしない!?

 急に露骨な宣伝っぽくなってしまってアフィか何かと勘違いされそうだけどとにかく良いのでもし観てないのにこの記事最後まで見ちゃったって人がいたら絶対に見て頂きたい。
 後悔はしないと思うので。



 それではこの記事もそろそろ終わりにしましょうか。
 見事に前後編両方とも一万字近く書いてしまった。

 ……あやっべ!
 そういえばもうすぐ宵崎奏がバースデー来るじゃん!
 ってかSEKAI ALBUM発売されたのに買ってねぇじゃん!
 こうしちゃいられん、とりあえず俺はCD買いに行くのでこの辺で!


 では!

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