人生初現地で参加したプロセカのライブが最高すぎた男の話・前半戦
どうも、ご無沙汰しております。矢五八寝倉と申します。
……ご無沙汰しすぎじゃない? 前に記事書いたのいつだったっけ? ちょっと覚えてないし何なら初投稿ということでも良いかもしれない。
ともかくお久しぶりです。そんなことはどうだっていいんだ。
皆さ~~~ん!!
「プロジェクトセカイ カラフルステージ feat.初音ミク」楽しんでますか~~~~!?!?!?
このゲーム、まず最初にかなりざっくりと概要を説明させて頂くと、『バンドリ!ガールズバンドパーティ!』を開発したチームと、過去にもボカロ音ゲーを幾度となく発売してきたセガがタッグを組んだ、新しい「ボーカロイドの音ゲー」なのです。
ボーカロイドの音ゲーと言えば、過去に発売していたものだと
プレイステーションを中心に展開されてきた『Project DIVA』や、
NINTENDO 3DSで発売されていた『Project mirai』などのシリーズが有名でしょうか。
中でも『DIVA』はアーケード展開も行われたり、近年でも最新作『MEGA 39's』が発売されるなど、根強い人気を誇っています。
そんな中、新しい「Project」として開発されたこの『プロジェクトセカイ』(以下プロセカ)は、『DIVA』や『mirai』とどこがどう異なるのか?
その最大の特徴はなんと言っても、VOCALOIDではないオリジナルキャラクターが多数存在している所でしょう。
何でだよ!ボーカロイドのゲームなんだからボカロ以外出すなよ!とか、ボカロを踏み台にしてオリキャラ売りたいだけだろ!!みたいな意見もまぁあることと思いますが、まずちょっと落ち着いて貰いたい。
皆さん。
今この記事を読んでいる皆さんは、初めてボーカロイドという文化に触れてからどれくらい経っているでしょうか。
数日、数ヶ月、数年、十数年、どれくらいでもかまいません。
ボカロ曲と呼ばれるものがインターネットに溢れんばかりに存在しているこの現代を生きる皆さんは、どれほどの曲を聴き、そしてどれほどの「好きな曲」に出会ったでしょうか。
「この曲のこの歌詞に共感できる」「このメロディーが好き」「この曲に救われていた時期がある」「この曲のおかげで今の自分があるのかも知れない」――。
そんな感情を抱くことの出来る曲が、一曲くらいはあるのではないでしょうか。
ボーカロイドが創り上げてきた文化は、ボカロPと呼ばれる作曲者や、MVを作る映像作家、絵師、そして何よりもボカロ曲を聴く全ての人たちによって創り上げられてきたものです。
そこには様々な想いも乗せられたことでしょう。
誰かのことを応援したい、自分の夢を叶えたい、嫌いなアイツをぶん殴りたい、仲直りしたい、死にたい、生きたい、自分の気持ちを聴いて欲しい、とっととくたばれPTA…….。
とにかく無数の”想い”が、ボカロ文化には存在してきました。
この『プロジェクトセカイ』は、そんな”想い”に焦点を当てた、恐らく史上初の、「ボーカロイド文化そのもの」を描くコンテンツなのです。
ボーカロイドのみならず、ボカロ曲を聴いてきた人、ボカロ曲を作ってきた人、そしてボカロを切っ掛けにして自分の人生が変わっていった人。
そういった人々を描く為に生み出されたのが、このオリジナルキャラクター達というわけなのです(要出典)。
そんな『プロセカ』のセカイを彩るメインオリジナルキャラクターは、現時点で20人。
4人ずつで構成されたユニットが5つで、合計20人。ユニットによっては物語に関わってくるサブキャラクターも数人いたりします。
5つのユニットは、それぞれボカロ曲が創り上げてきた5つのジャンルをモチーフとしています。
「バンド」、「アイドル」、「ストリート」、「ミュージカル」、そして「アンダーグラウンド」。
どれも特徴的で分かりやすいジャンル。
特にボカロ曲でアンダーグラウンドなんて一番分かりやすいでしょう。既に収録されている(または決定している)範囲だと『命に嫌われている。』とか『愛して愛して愛して』とか『ビターチョコデコレーション』、個人的な好みで行かせて貰うと『シビュラ』、『ラストリゾート』、『結ンデ開イテ羅刹ト骸』、あと『タイニーバニー』も歌詞的にはアングラっぽいかな?
……ボカロってアングラ色強すぎない?
まぁともかく、各ユニットの詳細については追々ライブの感想と一緒に書いていきましょう。
さてそんな『プロセカ』ですが何とこの度!
リアルライブが開催されましたね!!!!!
去る2022年1月28日~30日。
正月気分も完全に鳴りを潜め、一月も終わろうかという最後の週末に、幕張メッセにて「Project SEKAI 1st LIVE -link-」が開催されました!
何とワタクシ人生初現地ライブです!
ウッヒョ~~~~~~~!!!!!!!
開催発表からというもの、「これは流石に行きたい!」と意気込んで最速先行に応募し、まさかの千秋楽公演SS席当選。
ウッキウキで事前物販もそこそこ買い漁り、チケット代も合わせてかなりの額の金が財布から吹っ飛びました。ライブって金かかるんだな……。
既に6回公演が行われている中での参加ということで、セトリ情報を完全に遮断し、全く何が来るか分からない状態で突撃して参りました。
さぁ来るなら来い!!
Ⅰ: Leo/need 前半戦
ちょっと待ってくれ。
初音ミクのナレーションから始まり、「セカイを巡る旅」と称して幕を開けたセカライ。
ゲーム内で幾度となく観ることとなる三角形のエフェクトがステージ上の画面を埋め尽くし、さあやはり最初はセカライの顔とも言える『Leo/need』から……と思った次の瞬間。
――取り戻したい ヒーローみたいに
――苦笑い バイバイはもういいよ
――泣くときは 教えてよ 絶対
疎遠になってしまっていた幼馴染み四人が再会を果たし、過去の確執や誤解を乗り越えながら、時に励まし合い、時にぶつかり合い、そしてプロのバンドという一つの夢へと力と音を合わせて向かっていく姿を描くストーリー。
それが「Leo/need」(以下レオニ)の四人がつむぐ物語です。
そして彼女達の初期オリジナル曲であるこの『NeedLe』、作詞作曲はボカロ界にその名を知らぬ者はいないDECO*27氏、編曲は近年DECO氏の楽曲と言えばおなじみとも言えるであろうRockwell氏です。
いやぁやはり良い曲、生バンドのサウンドも相まって臨場感凄まじい、彼女達のストーリーを考えると早くも涙腺が……いやちょっと待ってくださいよ急に来たよビックリしたよ。
レオニがステージ上に現れ、さあMCが入るかな、なんて思っていた私の耳は早速バンドの爆音に当てられ遙か後方へと吹っ飛んでいきました。
因みにこの曲、プロセカゲーム内で見られる3DMVではレオニの皆の写真が貼られたコルクボードなんかも映り込んでいたりして、3DMVとしては結構珍しくメッセージ性の強いものになっています。
幼馴染っていう関係性ってなんでこんなに尊く見えるのだろうか……。好きなんですよねこういう関係性……。
YOASOBIの三原色のMVとかさぁ……好きな人居ない?
さて、すこし短くMCが入り、そして続くは『フロムトーキョー』。
作曲は『ニア』や『エンドロール』、『ジャガーノート』などの楽曲で知られる夏代孝明氏。
イベント『Unnamed hermony』にて追加された楽曲です。
レオニのバンドとしての目標を定め、プロを目指して頑張っていこう、と決意した一歌たち。その新しい道の第一歩の象徴とも言えるこの曲は、なんと言ってもサビの高音ハモりが本当に美しい!
彼女達の楽器を奏でる指使いも本当にしっかりしていて、もしかしなくても今弾いているのは彼女達自身なのではないかと思うほど。
ドラムのシンバルがちゃんとリアルに揺れるのって実は凄いと思うんですよ……。
彼女たちがもしバンドとして大成したら、この曲の透き通るようなハーモニーにもいつしかファンやメディアによって愛称が付けられてしまうのだろうか……。
それも素敵かも知れないけどまだ何物でもない、名前の無いこの歌声も素晴らしい……。
Unnamed Hermonyってそういうことか……(?)
オタクってすぐタイトル回収したがるよな。悪い癖だと思います。
Ⅱ: MORE MORE JUMP!! 前半戦
うおおおおおおアイドルってやっぱり最高だな!!!!
次のセカイへと去りゆく私たちはレオニと再会の約束を交わし、続いて現れたエフェクトは黄緑色。それは若々しい新緑の色とも似ているかも知れない。
アイドルに憧れ、夢見て、諦めずに手を伸ばし続けた少女。
その少女が最初に掴んだのは、アイドルを諦めようとしていた憧れの人の手だった――。
アイドルの現実に打ちひしがれていた三人の少女が、夢見る一人の女の子と出会い、四人で共に新たなアイドルロードを駆け上がっていく姿を描くストーリー。MORE MORE JUMP!!(以下モモジャン)はそんなユニットです。
私はプロセカでこのユニットのストーリーを読んだ上に半年程前からアイドルマスターシャイニーカラーズを始めてしまい、アイドル業界の怖さをこれでもかと言うほど叩き込まれています。
知ってるか? アイドルって出来レースとかあるんだぜ……。
そして曲の方はと言えば流石はアイドル、コールもふんだんに存在するわけで。
一曲目の『アイドル親衛隊』は、まさにその極致と言っても良いでしょう。
作曲は『FREELY TOMORROW』や『ビバハピ』で有名なMitchie M氏。
冒頭のモアモア~~~ッ、ジャンプ!!から始まり、メンバーごとのコールがあり、サビまでしっかりやっぱりコール付き。
こういう曲はご時世的に声が出せないのだけがどうしても残念!!出来ることなら思いっきり叫びたかった。
というか絶対こっそり叫んでる人居たでしょ。居たって絶対。
そして二曲目……と言ったところでミクがさっと退場し、代わりに現れたのはリン。え?
そしてしれっとセンターに立つ花里みのり。
え???????
はい。『天使のクローバー』です。
作曲は『METEOR』や『ぼかろころしあむ』のDIVELA氏です。
この曲が俺は好きなんだよ!!!!!!!!!!!!!
ゼェ……ゼェ……失礼しました。
本当に好きなんですこの曲個人的に。
初の花里みのりバナーイベントとなった『届け!HOPEFUL STAGE♪』にて追加された楽曲です。
いやあのこのイベントストーリーが本当に良くて。
グループ内で唯一アイドル未経験者だった故に、かつての遥や愛莉、雫のファンから冷ややかな言葉を向けられていたみのりが、初めて自分のファンと出会って、アイドルとして自分が出来ることを再確認する……というのがざっくりとした概要。
そんなイベントの開催期間が終わり、アフターライブでこの曲を初めて聴いた時、思わず涙したのを今でもはっきりと覚えています。
迷いを捨てたかのようなみのりの力強いダンス、溢れんばかりの希望のように鳴り響くポップなメロディー。そして何よりラスサビが終わった後に高らかに叫ぶ『全!身!全!霊!モアモアジャーンプ!!』のコール!!
これがライブでやれたらとどれだけ思ったことか!やったわ!!
声優を務める小倉唯さんはファンミで生歌唱も披露されたようでそれはそれで聴けた人が羨ましい! DIVELAの曲が聴ける声優ファンミって何だよ……すげぇな……。
ともかくこれがライブで聴ける日を心待ちにしていたわけです!最高か!?とは言え結局現地は声出しNGだったので全力でコールしたい気持ちをそれはもうぎゅぎゅっとため込んでブンブンペンライト振り回してました。
でもやっぱ我慢できねえ!もうここでやるわ!
全!身!全!霊!モアモアジャーンプ!!
Ⅲ: Vivid BAD SQUAD 前半戦
早くも翌日全身筋肉痛が確定になるレベルでペンライトを振り回し満身創痍となっていた私ですが、そんなこともお構いなしにセカイクルーズは続きます。
お次にやってきたのはVivid BAD SQUAD。
正確に言うならば女性二人組ユニットの「Vivids」と男性二人組ユニットの「BAD DOGS」による混合ユニットということになります。
『相棒』との運命的な出会いを切っ掛けに音楽の道へと足を踏み入れた少女が、渋谷のストリート街を舞台に仲間と切磋琢磨し合い、かつて行われた伝説のイベント、「RAD WEEKEND」を越えるべく突き進む……。
Vivid BAD SQUAD(以下ビビバス)のストーリーは、そんな四人の野心を中心とした物語です。
そしてそんな彼らの一曲目は『Ready Steady』!
作編曲はボカロのEDMと言えばその名を挙げない者はいないギガ氏。
作詞は八王子Pの妹でもある作詞家のq*Left氏です。
この曲がまぁバンドアレンジで化ける化ける!
原曲はバッキバキのエレクトロサウンドが全面に押し出されており、怪しさを含みつつも熱い曲調となっているのですが、これがバンドサウンドになると爆音のエレキギターが四六時中掻き鳴らされる!
文字通り鼓膜をガンガン揺らしてくるその音圧は現地でしかできない体験だった事でしょう。マジで音良かった、超良かった……。
また、ビビバスはかなり毛色の違う四人が集まっているので、そのダンスにも人によってはちょっとした違いが出てきたりします。それがまた細かくて良いんですよ。
例えば彰人と冬弥!
彰人は普段からストリート系のダンスを踊っているようで、部分部分で動きをわざと抜いたり、振り付けをあえて流すなど小慣れた感じの動きでステージを盛り上げます。
その一方、冬弥はもともとクラシックの畑にいた人間です。それが関係してるのかは分かりませんが、とにかく彼は動きが丁寧!止めるべきは止める、踏むべきステップはしっかり踏む、そういったキビキビとした動きが、少しぎこちなく見えつつも彼の個性として表れています。
……いや冷静に考えてとんでもないな?
一人一人性格が違ったダンスをちゃんと踊ってるんだぜ……。それはもう生きてるって事じゃん……おい生きてるよ……ビビバス生きてるよ目の前で……。
そんなビビバス、こちらも二曲目を前にミクが退場し、現れたのはKAITO。待て!!!!!
と、そんな静止を聞くはずもなく流れ出したのは『シネマ』。
YOASOBIとかいう最強ユニットの最強コンポーザーであるAyase(最強)氏が楽曲提供を行った最強の曲です。最強だ……。
この楽曲が追加されたイベントは『STRAY BAD DOG』。彰人にフォーカスを当て、ユニット内で最も強い芯を持つ(ように見える)彼の内面に深く切り込んだストーリーでした。
この曲、3DMVと2DMVの両方があるんですが、2DMVも『カゲロウデイズ』でおなじみのしづ氏による最強のイラストが見られるのでどう足掻いても最強なんだな……。
さらになんとこの曲は『トンデモワンダーズ』や『群青賛歌』、『ロウワー』などと共に2021年に投稿されたボカロ曲としてニコニコで年内ミリオンを達成し、ニコニコにおける年内ミリオン突破ボカロ曲数の史上最多年の更新にも貢献しています。最強だ……。
プロセカって大きな節目になるようなストーリーで追加された曲がちゃんとボカロ曲としても大きく話題になるのが凄いなあって思います。
勿論そうじゃない曲も全部良いんだけど!
Ⅳ: ワンダーランズ×ショウタイム 前半戦
わんだほ~~~~~~~~~~~い!!!!!!
お次に登場はワンダーランズ×ショウタイム(以下ワンダショ)!
遊園地『フェニックスワンダーランド』内の隅っこにひっそりと佇む寂れてしまったステージに、活気と人々の笑顔を取り戻すべく、最高のミュージカルを目指して公演を続ける四人組ユニット。
その知名度と人気は徐々に上がっていき、最新のイベントストーリーでは遊園地の観光大使として外部公演も重ね、その地位を確固たるものにしつつあります。
プロセカのオリジナルキャラクターの中でも特に個性的な人が集まるこのユニットですが、ステージ上でもその騒がしさは健在!騒がしさの七割は天馬司!声がデカい!!!!
バタバタとしながらも始まったワンダショの公演、最初の曲は『セカイはまだ始まってすらいない』!
ボカロPと言えば、と言っても過言ではないほど数多くの名曲を投稿されてきたピノキオピーによる楽曲です。
この曲、ワンダショのメインストーリーを全て見てから聴くとあまりにも胸が熱くなって感極まってしまうんですよね……。
特に『壊せ 予定調和の未来を 鳴らせ 再生を告げる鐘を』の部分!
もうまんまじゃん!泣くよ!
実際ワンダショのストーリーを読み終えた直後にマルチに入ったらたまたまこの曲がランダムで当たり、ボロ泣きしながらプレイした記憶があります。
そして続いてMC無し、そのまま流れるように始まったのは『potetoになっていく』!
『ロストワンの号哭』、『ハウトゥー世界征服』から『脱法ロック』、『SNOBBISM』など幅広い曲調で活躍するNeru氏。
ワンダショ最初のイベントとなった『全力!ワンダーハロウィン』にて追加されました。
一曲目と合わせてゲームのサービス開始前から事前に発表されていた楽曲なので、強く記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。
この曲で私が一番息を呑んだのは草薙寧々の振り付けなんですよ。
はい。そうなんですよ。
『potetoになっていく』実装当時、その振り付けモーションの差別化が話題になったことを覚えている方はいるでしょうか。
草薙寧々は運動があまり得意ではなく、趣味はゲーム、特技は歌と機械の操作です。
そんな寧々は、かなり激しく踊る部類であるこの曲の3DMVに於いて、サビの振り付けで他のメンバーが二回転する中、一人だけ一回転するという固有の動きをしていたのです。
が、しかし!
このセカライで披露した『potetoになっていく』の振り付けでは!
草薙寧々が二回転しているじゃあありませんか!!!!!
そう、私は確かに観たのです。
草薙寧々が!あの一回転しかできなかった草薙寧々が!!
よろめきながらもちゃんと二回転しているのを!!!
頑張ったな寧々!!!!!!!!!!!!!!!!!
その瞬間に私の涙腺は決壊しました。
気分は完全に学習発表会で自分の子供の活躍を見て涙する親のそれ。
そして同時に、このセカライの映像は3DMVの流用ではなく、今回の為に新しく用意したモーションであるということに気付くわけです。
いやモデルも明らかに服と髪の質感が上がってるし本当に凄いな今回のライブ……。
Ⅴ: 25時、ナイトコードで。 前半戦
最初に言っておきますが俺は25時、ナイトコードで。(以下ニーゴ)が好きです。
いや嫌いな人いないだろ!
さっきも書いたけどボカロなんかほぼアングラみてえなもんだし中学生くらいの頃にボカロハマってた奴はみんな暗くて儚くて歌詞がちょっとイタい曲ばっか聴いて「この曲は私のことを分かってくれてる……」とか思ってたんだよそういうもんだろ!!!!!(※偏見に基づいた意見です)
あ、特に宵崎奏と東雲絵名が好きです。
前半戦のトリということで満を持して登場。
そして始まったのはやっぱこれだね『悔やむと書いてミライ』。
曲は歌い手としても活動し、去年の紅白にも出場したまふまふ氏。彼の特色がこれでもかと言うほど詰め込まれた、ド直球なマイナス感情ソングです。
私がプロセカを始めた切っ掛けは完全に既存のボカロ曲目当てでオリジナル曲に目をくれるつもりなど毛頭無かったのですが(失礼)、そんな中この曲を耳にしたことで一気に沼っていくこととなります。
見てるか高校三年生受験期真っ只中なのにプロセカ入れた過去の俺。
お前再来年ライブ行くくらいハマるぞ。
この曲、なんと言ってもサビ終わりの『悔やむと書いてミライ』で一斉にペンライトを挙げるのが最高に見ていて気持ちいい!
ステージ上で踊る彼女達と同じ動きを再現できる数少ないパートです。
ところでラスサビ二回目の『悔やむと書いてミライ』でまふゆの真似してペンラ下に下げた人居ませんか?居ない?うっそだー。
続く二曲目は『アイディスマイル』!
作詞作曲は『ツギハギスタッカート』、『アイシテ』などで人気を集めつつも、2018年の『ドライドライフラワー』を最後に楽曲投稿が途絶えていたとあ氏。
実に三年ぶりとなる復帰作がまさかのプロセカ書き下ろしということで度肝を抜かれた方も多いでしょう。
この楽曲が追加されたイベントはニーゴ一週目のラストを飾った瑞希バナーイベント、『シークレットディスタンス』。
多くの謎に包まれていた暁山瑞希。その心情に初めて踏み込んだイベントとして印象に残っている方も多いでしょう。ここからあのイベントへと話が続いていくわけなのですが、それはまぁ一旦置いておいて。
とあ氏が持つ独特の儚い音遣いは、バンドアレンジがされても尚健在。
元が静かな曲調でありながら、その雰囲気を崩さぬ繊細なアレンジが施されていました。
また、今更ながら今回は全ての楽曲がフルコーラス。3DMVが実装されている曲であっても二番以降の未知の振り付けを楽しむことができるのが一つの醍醐味でもあるのですが……。
間奏が終わりラスサビ前のCメロへと入ろうとしたその瞬間。
一人離れた場所へと向かう暁山瑞希を引き留めようと手を伸ばす東雲絵名が
……いたよね? 幻覚じゃないよね!?!?
この二人の関係性と言えば、かなり直近のイベントだったニーゴ第一章最終話『ボクのあしあと キミのゆくさき』にて詳細に描かれたばかりなのですが……。
……いや、なんか言葉が出てこないわ。
まだ読んでないという方がもしこの記事を読んでいたらすぐに読んでください。「辛い」しか言えなくなる。
さて、気を取り直して二曲目を終えたニーゴ。
しかし踊り終えたあと宵崎奏から飛び出した言葉は「流石に疲れた」「ちょっと休みたい」。それに対して「体力作り、したほうがいいんじゃない」と辛辣な言葉を向ける朝比奈まふゆ。
俺は何を見せられているんだ……?
例えMCであってもプロセカ劇中の空気感、セカイ観を壊さず徹底するのは最早狂気の域。
『じゃあ、ちょっと休んでから』と言いながら退場する様はまさしくニーゴそのものの空気と言っても過言では無かったでしょう。
ありがとうニーゴ。
その気怠げな感じが好きです。
さて、セカイツアー一週目も終わり、我々観客は休憩しつつ長めのMCを眺めることに(ギャグではない)。
退場したばかりのニーゴから始まり、レオニ、ビビバス、ワンダショ、そしてモモジャンと続いていきます(順番間違ってたらすみません)。
しかしこの中でも所々で今後のライブ展開を彷彿とさせる台詞が!
「あの曲はどう?」「次の曲はあれだから……」「あのかけ声をやらない?」
ど、どれだ!?
どこからどの曲が来る!?
さあ休憩も明けいざ後半戦へ!!!!
……といったところで、一旦この記事は区切らせて貰います。
いや本当に自分勝手で申し訳ない。
申し訳ないんだけど!
でも俺なぜかもう一万字近く書いてるんですよ前半戦だけで!
とにかく前半戦だけでも満足感は非常に高く、思いっきり楽しむことができました。
でもここから来るのって多分カバーだよな……。
しかも公式Twitterのライブプレビューで『ドラマツルギー』と『ミラクルペイント』が既にセトリ確定してるんだよな……。
恐ろしいことにこの二曲はプロセカ内で3DMVが未実装です。
もう何も予測できない。
俺は一体どうなっちまうんだ。
というわけで、後半戦に続きます。
頑張って数日中に出します。
宜しくお願いします。
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