なぜ大会運営側はアジアでまとめたがるのか。


1.概要

今回、レインボーシックスシージのプロリーグがアジアで南北にまとめられてシーズンの折り返しを迎えたという事でこの記事を書いてみる。

今までのシージのPLのAPACでは四つの地域から構成されており、各リーグの二位がAPACのオフライン大会に招待されるという仕組みだ。そのオフライン大会は世界大会の切符がかかっておりこの大会を経て日本のチームも何チームも世界へ挑戦していった。

それが2020シーズンからNORTHとSOUTHの二グループに分けられた。全12チームのスイスドロー方式で争われている。

この方式が良いのか悪いのかは今回の問題ではない。

なぜ運営はまとめたかったのか。

ここが今回の文章の本質である。

2.APAC全体のコミュニティーの発展

運営が望んでいたのはこれだと個人的に思う。

2019シーズンのJP PLは視聴者も15000人程度毎回見ており、上位のチーム、下位のチームの対戦関係なく視聴者が安定していた。

韓国PLは悲しい数字、オセアニア、オーストラリアは日本には及ばないがそれなりの人気を誇っていたのが現状である。ここの四つをまとめちゃえばオフラインを選ぶ基準も明確になるし、ファンをふえるかなーー的な考えでまとめたならそれは大きな過ちである。日本のファンがもっと他地域のチームを応援してほしいなー的な?(笑)

3.クラロワの過ち

ゲームは変わるがクラッシュロワイヤルことクラロワ、あの競技シーンはシージより先にアジアでまとめられた。数字的な面で見ると日本チーム同士の試合は見られるが外国チーム同士の試合は全く見られていない。これなら日本チームで埋めて試合をした方が圧倒的に数字が稼げるに決まっている。スポンサーも喜ぶだろう。ただアジアの若者に広告を安価で売れるというメリットはあるかもしれない。

4.現状のPL

この現象が今のAPAC PLに見られている。

日本のチームが絡んでいる試合だと、10000人、絡んでいない試合だと5000人程度。数値は明らかだ。日本での競技シーンの展開は失敗に終わっている。かといって英語配信の視聴者が格段に増えている訳ではない。ここまでくると他の仮説が浮かんできそうだが今回は触れないでおこう。

5.まとめ

先人たちの結果から数字的な面からは失敗すると分かっていたのにまとめたレインボーシックス プロリーグ、前半戦では野良連合が苦しい展開を見せ、他3チームは順調な滑り出し、後半戦は試合結果も様々な数字も意識しながら見ていこうと思う。





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