見出し画像

<ワクチン一回目注射してきました>

<じっちゃまセミナー<要旨>>
<今は何を買っても儲からない、非常に難しい相場になっている>

マーケットの現状・・一言で言えば、マルチプルコントラクションが始まった・・具体的には?(Multipleとは複数、contractionとは収縮
1 . 最初にマルチプルコントラクションとは何か?だが。マルチプルはPEマルチプルのこと、PEとはPERをはしょった言い方で、株価収益率の意味。株価収益率の計算は株価÷EPSなので、株価が下落すればPERは当然小さくなる(収縮する、コントラクションする)
2 . 第4四半期決算の結果は好決算続出なのに、グロース株もバリュー株も、テーマ株もSPAC株も、更にはセクターの別なく優良銘柄も、多数銘柄の株価同時に下落する局面が起こっている・・要するに何を買っても儲からない局面がきた訳です。

<マルチプルコントラクションの原因は?>

1 . 一番多いパターンは長期金利の上昇。(今回は金利の絶対値ではなくて、変化率が大きかった事が原因・・上昇の傾きが急勾配だった事)
2 . もう一つのファクターは、経済成長だが、そっちの方は全然問題ない
3月17日、連邦公開市場委員会(FOMC)アメリカの政策金利を決める会合での経済サマリから「FRBメンバーによるGDP予想」を引用すると、2021年度末のGDP予想:6.5 %(これは、過去27年間で1番強い数字)、しかし、2022年が3.3 %、2023年が2.2 %って形で、又普通の成長率に戻っている。すなわち、新型コロナで経済は一瞬大きく落ち込んだけれども、現在は注射の回数も飛躍的に増えてきているので、皆が町に出て行くようになると景況感が一気に良くなる・・だから、2021年度末のGDP予想は6.5 %となっている。しかし、その後は経済の拡大のスピードは鈍化していくと言う事に気を付けるべき(2022年が3.3 %、2023年が2.2 %とのGDP予想が指摘している)。

<市場関係者はFRBの “金融相場の持続” に半信半疑?>

パウエル議長は「まだ、ずーっと金融相場良いんだよ」って言っているのに、市場関係者は、「いや1回、業績相場戻るべきじゃない もうすぐ引き締め有るよね?」って半信半疑でいる。
または、現状は好決算続出で、FRBは “2021年度末のGDP6.5 %” と予想しているのに、市場関係者は景気の先行きを、もっと先を見ていて、20223.3 %~20232.2 %とGDPスローダウンを見ているのか? もしれない。

<次に何を買っていくべき?>

じっちゃまのセクターダイヤグラム” を参照・・黄色か、それを飛び越して青色のゾーン、具体的にはヘルスケア株、消費安定株とかにも、今すでに視野に入れていくべき局面に来ていると思う。

<個人的に気になった質疑>

Q1、ZM持っています。コロナウイルスが蔓延してからZMは上昇しましたが、いくつかあるビデオ通話サービスの中から何故、ZMだったのか?何が他社と違ったのでしょうか。(ライブ時間1:00:19)

A、ズーム・ビデオ(ZM)1 . それはネットワーク効果です。つまり一番使っている人が多かったからです。
2 . マイクロソフトチームズも良いと思うけれども、一つ気をつけなければいけない事は、マイククロソフトチームズは、“マイクロソフトと言うプラットフォームで動作させる と言う、色がついてしまっているのが弱点になっている訳です。
3 . ビデオ通話ソフトは、全てのプラットフォームに対して中立であるべきで、その点でマイクロソフトは弱い。いわゆるマックワールドとの絡みで言うとベストではないと言う事。

Q2、 アフターコロナでのZMの見通しは明るいと考えていますか?(ライブ時間1:58:37)

A、ズーム・ビデオ(ZM)1 . はい、明るいと思います。売上げも今後伸びると思います。
2 . 何故かと言うと、“ワクチンが出来たから100%オフィスに帰る!” と言っている企業は、少なくともアメリカでは1社も有りません。みんな “リモートとオフィスを併用したハイブリッド型のビジネスの進め方をやっていく” と言っている。
3 . そして、大部分の企業がそう言う道を選ぶので有れば、仮に100%オフィスに戻った企業でも、ズームは解約出来ないでしょう? 何故かと言うと顧客がズームを使ってたら、“私、ズーム(ZM)は使えません” と言う訳にはいかないからです。
4 . これがネットワーク効果ですね。顧客が何をやっているかと言う事が大事なんです。ビジネスの進め方は顧客に合わせる訳だから。ズーム(ZM)は買いだと思う。

Q3、ワクチン関係、長い目でみてホールドするならBNTXとPFEどちらがいいでしょうか?BNTXの方が値動きありそうですが(ライブ時間1:54::00)

A、1 . ファイザー(PFE)でしょうね。
2 . その理由は、売上高が2社連合で、今年のワクチンだけの売上高は160億ドルくらい。契約ではフィフティ、フィフティ、2社で折半だと思う。来年はぐっと少なくなって70億ドル位かも?
3 . しかし、契約書の内容をきっちり読んでいないけれども、そろそろ両社の契約が切れると思う。するとそこから先の売上は100%ファイザーにいく。だから今年が80億ドル、来年が70億ドル、そして2年後は20~30億ドルと、そう言う推移になっていくと思う。
4 . 長期で持ちたいと思うなら、長い期間ワクチンの権利を持つファイザーの方がいい。
 以上(At 2021/03/25配信)

サポート有り難う。個人的に関心の有る事柄しか文書化しません。ランダム発行です。私の資金はポケットマネーの70~80万円なので小額過ぎて、優良大型株には手が出ません。1銘柄で10株くらい持たないと、貧乏臭く気分がしみったれるので、いつも手頃な30~50ドル/株の銘柄に目がいきます。