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これぞ沼!カーミットチェアカスタム!組み立て→解体→マイスターシート張替え→ノビタ設置まで完全解説!

キャンプチェア界の至高の一品・Kermit Chair(カーミットチェア)。一つ一つ手作りで、供給量が限られている上にコロナで生産が止まり、極端に品薄状態が続いております。

ワタクシもカーミットチェアが欲しくて本国のWEBサイトを半年間ずっと見続けていましたが、永遠にアウト・オブ・ストック。

いつになったら入手できるのだろうと途方にくれておりましたが、ついに入手するできました!しかも、今回入手したのはより希少なウォールナット版。

今回はそのカーミットチェアの開封からカスタムのやり方までをご紹介します^^

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こちらが到着したカーミットチェア ウォールナット!

想像よりコンパクトなサイズでした。

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開封!

どれだけ君の到着を待ちわびたことか...

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Standard Walnutのタグが神々しい。

シートのカラーはBurgundyという赤っぽいものです。

残在庫がこの1つのみだったので、選択肢がなかったのと、NATURAL MOUNTAIN MONKEYS(ナチュモン)×BALLISTICS(バリスティックス)の"MEISTER SHEET(マイスターシート)に張り替える予定なので、特に問題なし。

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中身を取り出してみました。

こんなにコンパクトに解体できる美しい設計がキャンパーに愛されてきた一つの要因でしょうね^^

ウォールナットの濃いめの茶色も最高です。

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こちらが説明書。

■カーミットチェア組み立て

それでは早速組み立てていきます。

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まずは脚の部分の補強パーツの取り付けから。

ここはネジ等は必要なく、本体に開いている穴にはめ込んで、金具を所定の位置に固定します。

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前後ともにおそらく同じパーツになっているので、両方取り付けます。

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脚に梁を2本差し込めば、すぐに自立するようになります。

これは非常に簡単!

お次は取っ手・ハンドル部分を取り付けていきます。

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ここの仕組みは割と凝っていて、ロック機構が付いています。

まずロック機構の金具を後ろに引いて、ハンドルを差し込み、金具を戻してロック!

折りたたみ時にこのハンドルを持って持ち歩くことになるので、ちゃんと堅牢な機構になっていますね。

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ハンドルを上下に付けると完成!

組み立ては想像より簡単でした^^

■ノーマルとカスタムの比較

それではカスタマイズ前のノーマルな状態のモノとカスタマイズ済みの比較をいきましょう。

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カスタム済みのものはNATURAL MOUNTAIN MONKEYS(ナチュモン)×BALLISTICS(バリスティックス)の"MEISTER SHEET(マイスターシート)のマルチカモに張り替えています。

後ろ足には同じくNATURAL MOUNTAIN MONKEYS(ナチュモン)×BALLISTICS(バリスティックス)が提供しているレッグエクステンション "NOVITA(ノビタ)”の120(座面が5cm高くなる)を取り付け済み。

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前足には脚の保護用のゴムを付けています。カーミットチェアには24mmというサイズを無理やり押し込むのが良いとのこと。

何も付けない状態だと傷んじゃいそうなので、NOVITA(ノビタ)を付けない場合はこのゴムキャップは必須アイテムですね。

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上のハンドルにはバリスティックスのパイプ&ハンドルカバーを取り付けています。

それではNOVITA(ノビタ)を取り付けると座面の角度がどれくらい変わるのかを比較してみましょう。

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未設置のノーマル状態では、割と後傾ですね。

デフォルトでかなりリクライニングしている作りなので、リラックスして座れる印象です。

ただ、この後傾状態が続くと腰に悪い・食事の際の前傾姿勢が疲れるという人も多く、座面の高さや角度を調整する為にNOVITA(ノビタ)を取り付ける人が非常に多いです。

NOVITA(ノビタ)を後ろ足に取り付けると水平に近づくので、骨盤がまっすぐになり、腰への負担が少なくなるという感じでしょうか。

ちなみにこのNOVITA(ノビタ)100、120、150と3サイズ展開になっており、それぞれ座面が3cm、5cm、8cm上がるという仕様になっています。

今回紹介しているカスタムは後ろ足にのみ120サイズを取り付けていますが、この3サイズを前後に色々な組み合わせで取り付けて、自分に最適な高さや角度に調整するだけでも非常に奥が深そうです。

カーミットチェアのカスタム道が沼たる所以が分かりますねw

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MEISTER SHEET(マイスターシート)は非常に張りがあって、ホールド感が上がり、座り心地がよくなります。

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純正のシートはマイスターシートと比べてたわみますね。

しかもマイスターシートは座面と背中が一体型になっているので、間に体が沈み込まないので、座り心地がかなり改善されますし、腰にも良さそうです。

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後ろにはポケットとモノを引っ掛けられるようのリングがついています。

細かい使い勝手も大幅改善されるのも良いですね^^

■マイスターシートに張り替え

それではワタクシのカーミットチェア ウォールナットも解体して、同様にマイスターシートに張り替えるカスタムしていきたいと思います!

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まずは座面部分の取り外しから。

ここだけなぜか、アメリカ仕様の1/8インチのレンチが必要なので、準備しておきましょう。日本だとインチではなくセンチ規格のものが多いので、意外と店頭にはなかったりしますが、Amazonでは1/8インチのレンチが1本単位で売っていました。

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次に取り外すのは手すりの根本部分のネジです。

ここは通常のプラスドライバーで取り外し可能ですが、かなり固く締め上げてあるので、大型のドライバーがあるといいと思います。

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合計4点のネジを外すとシートが外せる状態になります。

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外した後は先程ご紹介したNATURAL MOUNTAIN MONKEYS(ナチュモン)×BALLISTICS(バリスティックス)の"MEISTER SHEET(マイスターシート)のマルチカモの登場です。

非常に高品質でよく出来た商品ですが17,270円(税込)となかなかのお値段。

この沼地、なかなかお金がかかりますw

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いつもながらコーデュラナイロンの質感はとても良いですね。

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先程外したところにシートを差し込んでいきます。

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取り付けは非常に簡単です。

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先程外した部分を再度ネジ止め。

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ハンドル部分を取り付ける際、銀色の金具をちゃんと巻き込んでネジを締めましょう。

これが意外と忘れがちなので注意。

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マイスターシート側に1/8インチのネジ穴用の通す穴が開いています。

いよいよマイスターシート張り替えの最大の難所。ハンドルの取り付けです。

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マイスターシートの生地がジャストサイズ&非常にしっかりしているので、そのままだと遊びがなく、ハンドルが取り付けづらいので、マイスターシートを下部に押し下げます。

こうする事で遊びができるので、ハンドルを付けやすくなります。

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ただ、それでも固いのは固いので、取り付けには若干パワーが必要ですw

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同様に上部も同じようにマイスターシートを押し下げてから、パイプを設置。

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これで張り替え完成です!

一気に実用性とカッコよさがアップしました^^

■NOVITA(ノビタ)設置

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お次はNOVITA(ノビタ)の設置です。

ちなみにNOVITA(ノビタ)はシルバー、ブラック、イエローゴールドの3カラー展開なのでお好みでどうぞ。お値段は2個セットで約1万円ほどです。

完全に沼です。

カスタマイズパーツを色々取り揃えていくと、本体価格を超える可能性もある泥沼です。

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ちなみにNOVITA(ノビタ)の設置は非常に簡単。

脚の金具を外して、NOVITA(ノビタ)をハメ込みます。

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その上に金具を取り付けるだけ。

ちなみに純正のレッグエクステンションもあるんですが、こちらは座面が13cmも上がってしまう為、全く別物の商品になってしまいます。

ただ、この純正品をパイプカッターで切って、NOVITA(ノビタ)の代用品として使っている人もいるツワモノもいるようです。

純正のレッグエクステンションは4本ついているので、前後にNOVITA(ノビタ)2セットつけるのと比較して半額くらいになるので、節約が可能ですもんね。

■脚用保護キャップ取り付け

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先程ご紹介した24mmの保護キャップを準備します。

かなりのジャストサイズなので、押し込むだけではなかなか入りません。

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少しだけハメて、そのまま座って、自重で押し込むのが楽でした。

これ取れるのかなw

■パイプ&ハンドルカバー設置

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そして最後にこちらもBALLISTICSのパイプ&ハンドルカバーを取り付けます。

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この商品はマジックテープでくっつけるだけなので、工程は非常にシンプルです。

このパイプ&ハンドルカバーを付けるとあらゆる小物を引っ掛けられるようになりますw

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裏地は黒でした。

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巻きつけて、マジックテープで止めます。

このマイスターシートとの一体感たるや。

ただせっかくのオークナットの露出面積がかなり減るのはやや残念ですw

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これで第一弾のカーミットチェアのカスタムは完了。

まだまだ肘置きやサイドテーブルなどカスタムしたい箇所はいくつかありますが、どのカスタムパーツも品薄なので全然手に入りませんw

入手し次第、またカスタムしていきたいと思います^^

まだまだカーミットチェアのカスタム道の入り口に立ったばかりなので、継続的に追求していきます!

是非、皆さんのカスタムアイディアも教えて下さい!

それではまた!

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