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【4大バイクメーカー対談】 楽しさとリスクコントロールを両立してこそカッコイイ!

こんにちは。
突然ですが、みなさん、バイクにどんなイメージを持っていますか?

バイクは、事故をすればケガをする可能性が非常に高い乗り物です。しかし!リスクを適切にコントロールできれば、これほど最高に楽しい乗り物はありません!

風を切って四季を感じながら、流れる景色を横目に、どこまでも行けそうな、自由を手に入れたような快感…今すぐにでもバイクに乗って走りだしたくなりますね!

ということで、どうやったら安全にバイクを楽しめるのか?事故のリスクを減らすために気をつけたいことや、気になることを、4メーカーの関係者の方々に聞いて見ましたので、どうぞ!

登場人物

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まてぃあす
今季からプロジェクトに関わっているまてぃあすです。セロー250に乗る大学生ライダーで、バレンティーノロッシの大ファンです。
バイクメーカーの方々
・ホンダ技研工業株式会社 安全運転普及本部 飯田様
・ヤマハ発動機販売株式会社 安全普及推進本部 宮本様
・株式会社スズキ二輪 村上様
・川崎重工株式会社 小林様

バイクで危険なシチュエーションとは

まてぃあす:
「まずバイクに乗っていて感じるのは、車と接触しそうになった時の怖さです。車の近くを走っているときに、相手に気づいてもらうために気を配っていることはなんでしょうか?」

ホンダ飯田様:
「車に気づいてもらうためには、まず相手の車のミラーを見ます。ルームミラーやドアミラーに相手の運転手の顔が見えない時は、自分も相手から見えてないと考えましょう。
また、走る位置は、車の真横は避け、ボンネットより前か、トランクより後ろを走ると、視認されやすいです。」

ホンダ飯田様:
「また、私は、一番は車間距離を保って走ることを心がけています。車間距離があれば、急ブレーキなどにも対応しやすくなります。交通量が少ない時間帯に乗ることを心がけるのも一つのポイントかもしれません。」

まてぃあす:
「バイクに乗っていて危険な瞬間って、主にどんな場面でしょうか?右直事故などよく聞きますが…車が悪くても、怪我をしやすいのはバイクですし…」

カワサキ小林様:
「右直事故を防ぐためには、バイク側の運転も考える必要があります。相手の車が出てくるかも、と考えて準備をしておくと、ハンドルを切ったりブレーキをかける心の準備ができます。相手を性善説ではなく性悪説で見るのが良いですね。」

スズキ村上様:
「前面の面積がバイクは小さいので、ドライバーが距離を見誤ることがありますね。いざというときのために、プロテクター入りのジャケットやライディング用グローブなど、安全面には気をつけて乗るようにしましょう。」

カワサキ小林様:
「ただ、車より車体が小さく、機動力が高いという面を考えると、危険回避能力という点では、車よりバイクの方が安全と言える部分もあると思います。」

まてぃあす:
「確かに、短距離で発進・停止ができたり、いざというときにはその小さな車体が幸いして、接触を避けることができるかもしれないですね!」

バイクの練習場所ってどこだ?

まてぃあす:
「でも、バイクの免許を取ったあと、公道を走るのに不安が残るライダーも多いと思います(4年前の私もそうでした)。免許を取ったあとの、バイクの練習場所ってどこかにあるのでしょうか?」

ヤマハ宮本様:
「ヤマハでは、大人のバイクレッスンというスクールを開催しています。

扱いやすいセローやトリッカーを用いて、レッスンをしたり、公道ミニツーリングをしたりしています。市街地での右折の仕方や、エンストしたときの対応など、初心者にとって壁となりやすい内容を練習するため、かなりのニーズがありますよ。」

まてぃあす:
「一日中練習できて8000円と、料金も高すぎず、ツーリングの練習もできるんですね!インストラクターの方には元モトクロスレディースの方も含まれていて、女性も参加しやすそうですね。」

ホンダ飯田様:
「ホンダでは、全国7カ所(ツインリンクもてぎ、埼玉、和光、浜名湖、鈴鹿サーキット、熊本、福岡)で、年間200回以上、スクールを開催しています。

車両レンタルで、半日ですと7800円で開催しています。転んでも大丈夫なので、練習にはもってこいだと思います!
また、二輪車安全普及協会では、グッドライダーミーティングを開催しています。こちらは、保険料100円のみで一日中スクールが開催されます!」

スズキ村上様:
「スズキでは、30歳以下のライダーを対象に、スクールを行なっています。

一般道・教習所・ミニサーキット等で、基本的な操作を学べる場になっています!」

まてぃあす:
「こちらはスズキ車限定(またはレンタル)ということですが、一日2000円で練習ができるのですね!」

カワサキ小林様:
「カワサキでも、免許を持っていることを前提とした安全運転講習会を開催しているので、ぜひ参加してみてください。」

まてぃあす:
「自分のメーカーや、近くで開催されているライディングスクールに行って、自信を持って公道デビューしたり、スキルアップができるとよいですね。

私も、自分のセローでヤマハスクールに行ってみようかと思います!」

普段の運転からスキルアップ!

まてぃあす:
「やはり、スクールに行って練習しないとダメなんですか?なかなか時間(お金も)取れません!」

カワサキ小林様:
「そういった練習の機会がないライダーが多いことも事実です。ですから、普段家の周りや市街地を走るときも、漫然と走るのではなく、課題を持って乗るようにすると上達が早くなります。」

まてぃあす:
「例えばどんな意識をされていますか?」

カワサキ小林様:
「例えば、交差点を曲がるときに前後の荷重バランスを意識したり、ブレーキングでいきなりガツンと握るのではなく、スムースにじわじわとかけられるようにしたり、ということです。」

スズキ村上様:
「乗りながら苦手を見つけたら、そのテーマについて特に意識して練習するのが大切になると思います。私が気をつけるのは視線です。視線の方向にバイクは進んでいきますから。」

ホンダ飯田様:
「他には、常に車線の真ん中をキープして走ったり、広い駐車場や港で、歩くよりもゆっくりくらいの速度で走る練習をしたりすると、テクニックの上達に役立つと思います。」

ヤマハ宮本様:
「また、バイクに乗っている先輩に教えてもらうのも非常に効果的ですよ。ただ、若いライダーの方々は、SNSで知り合った人とオフ会に行き、ついていけなくて事故を起こしてしまうということもあります。
販売店の中には、安全なルートを使ったツーリング企画をやっているところもあります。そこに参加してみるのも良いかもしれませんね。」

まとめ

メーカーの方々、貴重なお話をどうもありがとうございました!

他にもいろいろなお話をいただきました。私はソロツーがメインですが、走りに行くときには、課題を持って走りに行こうと思います。

末長く相棒と過ごし、いろいろな景色を見に行くために、そして、相棒をうまく乗りこなすために、安全に楽しみたいものですね。

この時期は道路も慌しくなりますから、コロナ禍にあって病院に行くことにならないよう、みなさまもお気をつけください!

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