安全で楽しい運転を目指して【内部安全講習会】
2024年2月3日に、ヤマハのインストラクターの方にNeoriders Projectのメンバーを対象として二輪車安全講習会を開催していただきました。
都心部の六本木周辺から道路が広い辰巳・東京ビッグサイト付近などを走行し、多様な交通環境の中で安全に、そして楽しんで走行する方法を学びました。本記事では教わった内容と、NRPメンバーが感じたことについて述べていきます。
見通しの悪い道の走行
内容
こちらは見通しの悪い道での走行練習の様子です。家族連れの歩行者や、車いすに乗っているご高齢の方などが散歩されていて、閑静ながらも細心の注意を払う必要があります。塀や車の物陰になっていて見通しの悪い箇所や小中学校の通学路内にある交差点を走行する際に、どこを見て、何に気を付けて走行すればいいのかを教わりながら走りました。
感想:ST
Uターン・低速走行
内容
次にUターン・低速走行について指導して頂きました。バイクのUターンや低速走行のポイントは、身体のバランスと視線、それに加えてクラッチの操作が重要であると学びました。車体を傾けないでUターンすること、バイクと自分の身体の軸を合わせること、視線はターン先や遠くの地点に向けること、断続クラッチを繰り返す等、分かりやすくポイントを押さえて頂きました。練習を通じてコントロール感覚を身につけ、安全かつ確実なUターン・低速走行を身につける練習でした。
感想:MS
ブレーキ・ロック
内容
最後に急ブレーキの練習をしました。直線の区間で時速40kmほどまで加速した後、指導員の方が手を下ろしたタイミングで減速する、というものでした。
この練習の中で、急ブレーキをかけるうえで大切なことをいくつか教えていただきました。
まず一つ目が後輪ブレーキを強くかけすぎないことです。
後輪ブレーキを強くかけると後輪タイヤがロックしてしまうことがあり、そうなると後輪はただ滑ってしまいます。これでは制動距離が伸びてしまうばかりか、転倒のリスクも高まります。ですので、後輪ブレーキは前輪ブレーキに比べて弱くかけることが大事ですね。
そして二つ目が、前輪ブレーキをロックする直前までしっかりかけることです。
前輪ブレーキは後輪ブレーキに比べてロックしにくいので、できる限り強くかけることが求められました。ブレーキをしっかりかけて、できる限り短い距離で静止することがこの練習の一番大切なことでした。
感想:NH
まとめ
免許を取ったり、公道を走り慣れてきたりすることで「自分は人並みに運転が上手なのではないか」と錯覚することがあります。しかし、自分達の運転は、視界・ハンドル操作・体重移動・ブレーキ・・・多くの観点から圧倒的に未熟であるのです。そこに気付くことが安全な運転への第一歩であると、今回の講習では気付かされました。
ただ道路交通法に則っていればいいだけではなく、自分にとっても他人にとっても安全で、周りの人間に不快な思いをさせない、そんなライダーになりたいと強く思うことができた一日でした。このような素敵な機会のセッティングに携わっていただいた皆様、本当にありがとうございました。
Neoriders Projectでは、今後もバイクの魅力や安全に楽しく二輪車を楽しむための情報発信をしていきます。引き続きフォローいただければ幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました!