イルマ・コナー(うちの子)

Profile

固有能力:「メンディング」
(スタミナを消費して物を一瞬で修繕する)
苦悶能力:「ハウリング」
(周囲1km範囲内にいる仲間に強化バフを付与する波動を発する。
但し、使うと自身は逆に弱体化する。)

種族能力:「歪み子」
(負の感情が高まると獣化する。任意で変貌する事も可能。)

エリアBの自警団のリーダーを務める男性。
一応血統上は普通の人間で、60歳以上。
その割にはやや若い外見。
ある日を境に歳を取れなくなったらしい。
傭兵組織「ループス」に所属していたが、脱退した。

一人称は「おれ」
基本的に言動はかなり冷淡だが、それは経験故のもので、
実際は仲間思いで義理堅く、心を開けば非常に友好的。
たまに部下のノリに乗ってくれることもある。
そのせいか犬っぽいとよく言われる。

生まれつきで狼男のような体質。
満月、新月の日には目が金色に光り、躁状態になって、戦闘能力が異様に高まる。
薬で抑制してはいるが、興奮して戦闘狂になってしまうのが悩み。
翌日になると体調を崩して寝込んでしまう。

隠すように常に白黒帽子を被り、服装もそこまで露出する物を着ない。
特に帽子を取ろうとすると恐ろしい形相で怒る。

戦闘能力

諸事情により、通常時ですら異常な戦闘能力を持っている。
A級シャドウを単騎で叩きのめすくらい。

魔法は苦手で、魔光刃術「アニミナ」を使う。
一応使えるのは光・地・風属性。

種族能力を発動すると能力が急激に強化され、ウェアウルフのように変身できる。
陽炎のように揺らぐ黒い狼のような姿で、半獣、獣形態がある。

通常時の武器はサーベルと大型のバックラー。
サーベルは傭兵時代の愛用武器。
組織が作った最初の魔法武器でもある。

バックラーは一般で売られている盾を魔法改造した物で、非常に防護力が高い。
また、ライオットシールドのような大型盾に変形することも出来る。

あと修繕する能力があるので武器の消耗を抑えている。

半獣形態になって仲間に危険を知らせる波動も発することも出来る。
波動は仲間にしか通用せず、危険かどうかを頭で理解させるのではなく、本能に強く訴えかける。
加えてサイレンのような音も聞こえるため、
波動が来ると否応無しに嫌な予感がしてソワソワするらしい。


因みに下記の苦悶能力も含め、仲間扱いするためには「狼形態で頭を甘噛みしたことがある」「一定以上の信頼関係を築いている」という条件が必要である。

苦悶能力に関して

「ハウリング」は周囲の仲間の戦闘能力を一時的に向上させるバフ付与系の力。
攻撃力、魔法力、敏捷、スタミナ、精神抵抗力を3倍近く強化する。
満月や新月の日に使うとさらに強化されるが、精神が狂いやすくなる副作用がある。

苦悶能力なのでデメリット面はあり、自分には適用しないどころか弱体化してダウンしてしまう。
なので使う時は仲間が近くにいる状況だけ。

歪み子(ひずみこ)

30年前までは幻魔大戦の特殊な穢れが酷く蔓延していたことから、普通の種族ながらも歪んだ状態で産まれるモノが約3割もいた。
イルマも生まれつきで後頭部が大きく歪み、肉体のあちこちに黒い痣がある。
彼等は普通なら見えないシャドウ達が見え、
更には負の感情が高まると黒い怪物に変貌するという危険な特性を持つため、
数十年間、歪み子として迫害されていた。

最近、シャドウの研究が進んだおかげで
普通の種族として自然に受け入れつつある状態である。

因みに本物のウェアウルフであるウォーヴルからは黒い同胞と認識されている。

ループスの関係者

元々ハーネスが所属していた傭兵組織「ループス」の創始者の1人で、組織名の由来にもなってる人。
(ループスは狼という意味がある) 

他者を思いやり、守り抜く「仁義」を信条に活動していたが、
もう1人の創始者「テイバー」がある時を境に壊れ、「力こそが正義である」という歪んだ正義感を掲げたことに異議を唱え続けていた。
今や組織で義務化されている強化施術の最初の犠牲者となり、
彼に洗脳された部下や力でねじ伏せられ、やむを得ず脱退。

たまに様子を見ていて、技術を悪用されたり、自壊してしまうことを恐れている。
テイバーとは命懸けで対立する程に関係が歪んでしまったが、絶交はしていないらしい。

一部の元部下とは上下関係なく、交流している。
特にジードシェリー、ハーネスとはよく交流している。

今のハーネスに関しては、ごく初期から何気に正体を見破っていて、
それでも「生まれ変わりである」と認識している。