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【数学対策編】2021年度北辰テストで70点をとる!/ふじみ野市大井の学習塾ネオチャレ

こんにちは!ふじみ野市大井にある、ネオチャレふじみ野教室の高木です。

昨日、狭山教室のアカウントで今年度の北辰テストについて書きました。
その記事はコチラ
今日は、それを踏まえて今年度の北辰テストに向けてどのように対策をしていけば良いか、北辰テスト対策(数学編)を書いていきます。
もちろん、北辰テストの対策をとるということは、同時に埼玉県の公立入試に向けた対策にもなります。普段からどのように問題に取り組むかを意識することで、当日の得点力を高めていきましょう。

① 問題構成・配点

まずは、数学の問題構成、配点をみていきましょう。

【去年までの埼玉県公立入試問題】
(大問1)
計算などの小問集合 約50点
(大問2)
ちょっとした総合問題 約20点
(大問3)
関数 約15点
(大問4)
図形 約15点

【2020年度も埼玉県公立入試問題】
(大問1)
計算などの小問集合 65点
(大問2)
作図・証明 11点
(大問3)
図形 9点
(大問4)
関数 15点

この問題構成・配点を見ただけで、今年の埼玉県公立入試問題の数学の変わりようがわかるはずです。

② 大問ごとの内容

全体の大問数などの構成は変わっていないので、大問ごとに詳しく見ていきましょう。先に結論だけ言ってしまうと、どの大問にも難しい問題はなく、満点も狙える内容となっていました。

(大問1)
今までも点数の取り所であった、全体の半分を占めていた小問集合が65%にまで割合を上げてきました
さらに、去年までは(11)の2番が必ず説明する問題になっており、ここは正答率もかなり低いものでしたが、今年はそうした問題もなく、全部の問題が基本的な内容で、1問も落とせる問題がない、という内容になりました。

よって、今年度の北辰テストの数学、埼玉県公立入試問題の数学はこの大問1で計算ミスや解けない問題がないようにすることが重要になってきます。

(大問2)
2問構成で、1問目が垂線の作図、次が平行四辺形であることの証明でした。
どちらも教科書の例題レベルの問題で、基本的な内容でした。

従来の大問2は4問構成で、1,2問は難しい内容が混ざっていることが多かったですが、今年は作図、証明に絞られ、より基本的な問題となりました。

(大問3)
こちらも2問構成で、問題形式的には生徒の会話から問題に発展する、先生の説明の中身を埋める、というものでしたが、実際は三角形の相似の考えと、三平方の定理を使うだけの非常に簡単な問題でした。

「日常の中の数学を使う場面を想定した問題」でしたが、問題文を読まずに最後の問題部分だけ見れば問題が解けるという、なんとも言えない問題でした…。

(大問4)
関数の問題は3問構成で、従来の埼玉県立入試の数学とさほど出題形式は変わりませんでしたが、後半の問題の難易度は従来よりはるかに簡単なレベルとなりました。

全体として、複数分野からの複合問題はほとんどなく、それぞれの分野、単元と1対1対応していて、とても取り組みやすかったと思います。

③ 北辰テスト・県立入試に向けた対策

今回の埼玉県公立入試の問題は、満点も狙える内容でしたが、今年度の北辰テストは、恐らくそうもいかないと考えられます。理由は、学校選択問題を採用している学校を受ける層も、同じ試験を受けるからです。北辰テストは、各大問で少しずつ難易度を上げてくるでしょう。

よって、学校選択問題を採用していない学校を受ける予定の人たちは、北辰テストで75点程度を目指していくのが良いでしょう。そして、そのための対策は「数学の教科書1冊」で十分だと考えられます。

先述した通り、今回の内容はそれぞれの分野、単元にほぼ1対1で対応しており、複数の知識や技能を用いる問題はほとんどありませんでした。よって、それぞれの単元の基本的な内容がクリアーできるだけで、高得点が取れるテストになっています。

では、実際にふじみ野教室に通う大井中、大井東中で使っている啓林舘の教科書を例にとって使い方を説明します。

まずは、「基本の確かめ」に取り組みます。

これは、各章の章末問題の前にある問題の集まりで、その章の基本的な内容がバランスよく入っています。まずはこのレベルを、教科書を見ながら、もしくは塾の先生と一緒にクリアしましょう。

続いては、教科書の後ろの方にある「繰り返し練習」に取り組みます。

レベルは基本の確かめとほぼ同じくらいで、ここが完璧にできるようになれば、基礎はOK、という状態だと認識できます。
基本の確かめだけでは問題数もそこまで多く確保できないので、こちらも使って問題量をこなしていきます。

最後に取り組むのは「章末問題」です。

章末問題は、今回の県立入試にそのまま出てもおかしくないレベルになります。基本の確かめに比べて少し難しいですが、それでも受験における基本的なレベルの問題が揃っています。章末問題くらいになると、自分で教科書を見るだけでは解決できないものも出てくるので、学校や塾の先生と一緒に取り組むのが良いかもしれません。

さらに章末問題で足りない場合は、繰り返し問題の後にある「まとめの問題」に取り組んで、問題量を確保しましょう。
まとめの問題は難易度も程よく、問題数も多いので、県立入試や北辰テストに向けた練習に最適です。章末問題まで全て何度も解きおわり、さらに問題量を確保したいときに取り組みましょう。実際、昨年度の受験生もこれらのパターンは何周もやらせましたし、本番で70点以上取ることができていました。

数学の教科書は問題数がとても多く、埼玉県立入試や北辰テストに向けた対策のために使うテキストとして、非常に有能です。教えてくれる塾の先生がいれば、解説などが付いているテキストを買わずとも、教科書だけで一定のレベルまでは上げることができます

県立入試、北辰テストのために、学校に置きっ放しにするのではなく、数学の勉強をするときには常に使えるよう、持ち歩くようにしましょう!


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