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やる気・集中力を高める3つのスキーム(その2:思考編)


やる気・集中力を高める3つのスキーム(その1:肉体編)

上記のノートで、

やる気・モチベーションを維持し、
集中して作業に取り組むためには、

『肉体』『思考』『環境』を整えるだけでいい
とお伝えしました。

このノートでは、
上記3つの要素のうち

『思考』

を整えるスキームをお伝えしていきます。

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私たちは、何かにつけて
「気分がのらない」と感じます。

そして、それを集中できない原因だと考えます。

しかしその認識は間違っています。

そもそも、「気分がのらない」とはどういうことなのか、
明確に答えられる人などいないはずです。

曖昧な認識のまま、自分で勝手にそういう状況を
作りだしているだけです。

例えば、

「はあ、嫌だなぁ」とため息をつけば、
脳は「そうか今は嫌な気分なんだ」と認識し、
気分がのらない行動に出ます。

つまり、集中するのとは反対の行動に出ます。

このように、集中できない人は、
よくわからないままにネガティブな感情に脳を支配されていて、
自らを「集中できない」方向へと導いているのです。

そして、「集中できない」と悩むことに集中し、
本来、集中したいことにその力を向けることができずにいます。

やる気・集中力の源は?

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やる気や集中力が湧き出す泉は、
額から2~3cm奥、前頭葉にあります。

前頭葉は、「ヒトをヒトたらしめ、
思考や創造性を担う脳の最高中枢である」

と考えられています。

私たちは進化の過程で前頭葉を大きくし、
他の動物にはない力を獲得しました。

それが、「意志力」と呼ばれる
思考や感情をコントロールする力です。

意志力は、前頭葉の体力のようなもの。

ゲームのキャラクターが敵の攻撃を受けると、
体力が減るように、意志力にも一定の量があり、
使うたびに、少しずつ消耗していきます。

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この意志力には2つの特徴があります。

・意志力の総量には限りがあり、使うことによって消耗していく
・意志力の出どころは1つしかない

とくに重要なのは、

2つ目の「意志力の出どころは1つしかない」

という点です。

私たちは、仕事・プライベートなど、
それぞれに使う意志力は別であると考えていますが、
実はそうではありません。

意志力の出どころは1つだけで、
仕事用、プライベート用と分けられないのです。

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例えば、

「企画書を仕上げること」と「間食を我慢すること」
という、まったく関係のない行動でも、
使われる意志力の出どころは同じです。

つまり、
「仕事が行き詰まっているからダイエットが続かない」
というのは自然なことです。

意志力が消費されてしまい、
脳が休息を必要としているのです。

そこで、ここからは、
やる気・モチベーションを維持し、
ムダに意志力を消耗しない方法や、

集中力をコントロール・継続させるための
6つのノウハウをご紹介します。

【ノウハウ1】
意志力を節約する

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