#2 組織統率と人間関係の難しさ②

こんばんは。

本文は前回のnoteの続きです。今回は主に学生部の人間関係です。言うまでもなく、具体的な人間関係にまで言及すると学生部に怒られちゃうのでやめときますが、書ける範囲で書いちゃいます。

学生部には本当に幅広い年代層の部員が在籍しており、大学院生から中学生までいます。僕も年齢にしてみればかなり下の方(高3、17歳)なので、正直色々大変でした笑笑。しかし、多くの部員は優しく、親しみやすく接して頂いたので基本的には居心地が良かったです。学生部の運営に従事している役員(僕は「執行役員」という名称がとても嫌なのでただの役員と呼称していましたがおそらく正式名称は執行役員です)の多くは大学生で、オンラインが始まった当初は大学4回が多かったですが今では大学1回、2回がメインで運営をしています。

僕が学生部に在籍をし、役員として、部長という組織のトップとして痛感したのは「年長者の存在」でした。というのも、やはり役職における「上の人間」人生経験における「上の人間」は全く別物だと考えているからです。

僕が部長をやろうと全く考えていなかった理由の一つが、「人生経験が足りなさすぎる」「まだまだ勉強しなければならない事がある」「世間のことを何も知らずに人の上に立っていいのか」と言った理由や疑念を抱いていたからでした。

僕は高校2年、16歳という若さで初めて部長に就任させて頂きましたが、当時一番懸念していたのが上記でした。「上下関係はあまりないと言っても、やっぱり僕の性格上言いたいことを言えずに終わる事が多いんだろうな」「そもそも人の上に立って何かをやった事がないのに、よりによってなんで年上の方が多い組織のトップをやるんだ!笑」なんて思っていましたがそんな不安は1年後には完全になくなっていました笑笑。様々な活動をしていく中で人生経験における先輩方との差というものは日に日に気にならなくなったので、思い切って決断を下すこともできるようになってきました。しかしながら、当時役職付きの中では最年長で、僕が尊敬している元関西学生部長が退部をしてからは、様々な問題が生じそれを解決する事なく放置したが為に蓄積し、遂に自分たちの運営に影響を及ぼすようになってしまいました。

そこで「学生部大改革プラン(今命名したのでこんな名前ではないです)」を作成し、全国役員会に提出し、協議して頂き現在着々と進めて頂いているところです。その具体的な中身の多くはおそらく部外秘であると思いますのであまり言及しませんが、その中の一つとして「全国学生部長の新設」を盛り込み、仮に各地域学生部間で問題が発生したとしてもそれを調停する「役職における上の人間」を立てました。調停役以外にも、オンライン活動の総責任者が存在しない中で様々なトラブルが生じていたため、その最高責任者としての役割も担って頂いています。「全国=オンライン」「各地域≒オンサイト」というなんとなくの役割分担をすることでそれぞれが持つ機能をはっきりとさせ、部員の参加意欲を掻き立てるための部内政策をさらに充実させていく効果を期待しています。維新の公約として道州制が掲げられていますが、これも国がやるべき仕事と地域のやるべき仕事の役割分担、権限移譲をするといった事があると思います。あくまで学生部は各地域学生部が主体の「党直属の自立組織」であるとこれまで部内で主張してきました。オンラインはこれからも継続されることと思いますが、更なる「コンテンツ化」を図ることによってオンサイト活動のインセンティブに繋げていく、日本一の、勉強ができて実際の政治を自分の目で確かめられる、部員がやりたいと思っている事が実現できる唯一無二の学生部になって頂けると少しは僕が頑張ってきたことも報われるような気がします。

学生部で一番実感したのは、「年齢に囚われすぎていては何もできないが、やはり年長者の存在は非常に大きい」という事です。仕事をする上では上下関係を気にすることなく、「質」にこだわって意見すべきところは忌憚なく意見をしてきたつもりです。一方で、皆が皆、「質」にこだわりすぎるあまり議論が進展しないことありました。そこで有効なのが「年長者の鶴の一声」です。僕は、まともに議論ができる年長者の意見には耳を傾け自分の主張とその方の意見を照らし合わせ再考する、といった事を心掛けていました。年長者の意見には重みがあります。皆が納得できる年長者が組織のトップにいることで組織統率は上手く行えると思います。(終わり)

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