#1 組織統率と人間関係の難しさ①

こんばんは。

久しぶりに気が向いたので書きます。今回から、これまで一年間日本維新の会関東学生部長としてやってきた中で学んだことを自分なりにアウトプットをしていこうと思います。まだまだ浅い人生経験の中で語ることなので、子どもの戯言として広い目で見て頂けると幸いです。

今回は、組織統率の難しさに絞って、吐き出していこうと思います。

関東学生部は、僕が入部した2019年11月時点ではちょうど20名を突破する小規模な組織でした。そこから順調に部員数を増やしていきますが、新型コロナウイルス感染症の影響もありオンサイトでの活動が制限され、それに伴い全国でZoomを用いたオンラインでの活動が活発化していきました。

オンサイトでは実際に顔を合わせながら、オンライン特有の「その場のノリ」で地道に人間関係を構築することによって組織の体制強化を図っていくことも可能ですがオンラインではそうはいきません。冒頭、「吐き出していこう」と書きましたが、これは僕が致命的に人間関係構築が苦手であるがために、オンラインでの人間関係構築をうまく行えなかったことを表していました。そもそも僕は部長になるつもりなどさらさらありませんでしたし、今でもその器にないと思っています。2019年5月より関東学生部副部長(高校生枠的なやつ)を拝命しておりましたが、実際に何かをしていたわけではありません。当時の僕には「自主性」というものが皆無で自ら進んで学生部の運営に参加するということに消極的でした。一方で、ほとんどの活動、当時は政策議論を最低でも週に一回、多い時には週に二、三回行っていましたから、それらに参加していました。しかしながら、自らイベントを企画したり提案をしたりということは消極さ故にほとんどできませんでした。唯一、挙げるとするならばZoomでの政策議論を定期化したことかもしれません。これは間接的に当時の関東学生部長を通じて全国に提案したものでこれが通った時はかなり嬉しかったことを覚えています。当時は、コロナ対策の政策提言をしようと部員一同取り組んでいましたが何せ日程調整が遅く、次回の政策議論までかなりの期間が空いていました。コロナ対策というのは、日数が経つと大きく変わるものだと当時から認識していたのでできるだけ早く提出することが望ましいと思い、提案したのでした。しかし、依然議論への積極参加のハードルは高いと個人的に感じており、ただ議論を聞いて勉強させてもらうという時間が続いていました。もちろん、それは僕にとって貴重な経験になりましたし当時の政策議論があったからこそ今理解できる社会情勢もあると思っています。そして、紆余曲折あって第3代関東学生部長に就任させて頂きました。

僕自身、当初から積極的なタイプではなかったからこそ、学生部の活動参加率の低迷の理由、活動参加のハードルの高さを感じるその気持ちも良くわかるのです。しかしながら、それを改善する術を持ち合わせておらず、またそうした方々の声を直接聞くことを苦手としていたので部員の方との距離を勝手に感じてしまっていました。僕が行った諸改革(というのもお恥ずかしいレベルかもしれませんが ...)はオンサイト、とりわけ都県毎の活動に特化した、コロナ後を見据えた組織改革だと勝手に思っているので緊急事態宣言やまん延防止等重点措置がほぼ解除されることのなかった僕の任期中には運用しにくい、また部員の方から見たら参加しにくいものになってしまったかもしれません。どのくらいの関東学生部員の方にこのnoteをご覧頂いているのか分かりませんが、この場をお借りして改めてお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。

僕は、1期目当選時に公約として「全部員皆参加」「情報公開」「合議制」「法治」「権力分立」「少数意見の尊重」という6つの理念を中心に掲げていましたが、これらの大半は制度・規定・慣習等で継承して頂いていることと思います。しかしながら、先ほどから申し上げている通り、「全部員皆参加」はなかなか達成することができていません。これは当初から予想していたことでしたが、一筋縄ではいきません。どうすれば活動に参加したいと思って頂けるのか、そもそも何をしたくて学生部に参加して下さったのか、あらゆる要望・希望をキャッチするため月例アンケートを実施したり常設のアンケートフォームを開設したりなどさまざまな策を講じましたがどれもイマイチです。直接部員の声を聞こうと関東全体会議というものを開催しても参加率はイマイチ。そりゃそうです。参加率が低いから意見を聞こうと思っているのにそのために(部員の方から見たら)新しいイベントをやったって効果があるわけがありません。そこで僕は、やはり交流を深めて地道に活動に参加したいと思ってもらうほかない、その為にはオンサイトで地道に活動をするしかないと確信しました。ですからその旨を現在のやまちゃん部長に嫌というほどお伝えをして笑、現在その路線を継承して頂いているものだと認識しています。

関東学生部を常に成長する組織に作り替えたい。この思いから様々な改革に着手しました。僕は菅総理ではありませんので一年でやり切れたことはわずかです。しかし、改革の種はさまざまなところに散りばめ、その育て方は僕がやりたいと思っていた事を十分に理解して頂いている方にはしっかりと伝達をしてきたつもりです。最後の関東役員会議で僕は、「関東学生部は常に先進的な運営を目指して頑張って下さい。」と言いました。「先進的」という言葉をどう取るかは人によると思いますが、僕は部員の皆さんに満足をして頂いて、中部・関西・九州から羨ましがられるような運営だと思っています。各地域学生部が切磋琢磨することによってそれぞれがそれぞれの活動・運営の良い部分は真似し、改良し、高みを目指す。これこそ、道州制の本来のあり方でもあると思ってきました。高校生活のいわゆる「青春(僕はそんなものはないと思っていますが笑笑)」の大半を学生部につぎ込んでしまったからこそそれなりに関東学生部には思い入れがあります。今後も高みを目指して日本一の学生部を目指して欲しいなと勝手に思い、密かに応援しています。(続く)

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