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「保守派・右派」思想・政治・宗教関連書レビュー

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保守思想、政治保守、保守派、エセ保守、キリスト教保守派、宗教右派、ネトウヨ 、右翼思想、真正右翼、街宣右葉などの関連書のレビューです。
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#キリスト教

カール・テオドア・ドライヤー監督 『裁かるるジャンヌ』 : 「神と戦う」映画作家

映画評:カール・テオドア・ドライヤー監督『裁かるるジャンヌ』(1928年・フランス映画) こ…

年間読書人
2か月前
14

ジョン・フォード監督 『怒りの葡萄』 : アメリカが人道主義を掲げていた時代

映画評:ジョン・フォード監督『怒りの葡萄』(1940年・アメリカ映画) 本作は、ノーベル文学…

年間読書人
2か月前
21

デニス・ホッパー監督 『イージー・ライダー』 : 「無意味な死」と キリスト教的含意

映画評:デニス・ホッパー監督『イージー・ライダー』(1969年・アメリカ映画) 子供の頃、こ…

年間読書人
3か月前
45

リンク集「キリスト教(プロテスタント+α)」関係レビュー

(※ トップの『証し』は新旧共通。「ルター(宗教改革)以前」は「カトリック」の方に含めま…

年間読書人
6か月前
4

リンク集「キリスト教(カトリック+α)」関係レビュー

(※ トップの『証し』は新旧共通。以降は大雑把に、「異端」「歴史」「思想」「事件」「教皇…

年間読書人
6か月前
3

リンク集「海外ドキュメンタリー映画+α」関連レビュー

(※  海外のドキュメンタリー映画、実録映画、実話映画と、関連書のレビュー等を収録してい…

年間読書人
6か月前
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青島もうじき 『私は命の縷々々々々々』 : 二つの「挑戦状」

書評:青島もうじき『私は命の縷々々々々々』(星海社FICTIONS) 若い読者には、いささか敷居の高い小説である。かと言って、無為に馬齢を重ねた高齢の読書家にだって、そう簡単に読みこなせる作品ではない。表紙画が今どきの綺麗で可愛いものだからいって舐めたりしたら、よく理解できなかったのを作者のせいにし、捨て台詞を吐きながら撤退するといった、醜態を晒すことにもなるだろう。 まさに「自民党派閥の裏金問題で、略式起訴されて議員辞職した谷川弥一議員の謝罪記者会見での居直り」と同様にだ

カール・ラーナー 『現代に生きるキリスト教』 : 「現世」をも 変えていく力

書評:カール・ラーナー『現代に生きるキリスト教』(エンデルレ書店・1965年刊) カール・ラ…

年間読書人
9か月前
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映画 『パトリシア・ハイスミスに恋して』 : 十字架につけられたパトリシア

映画評:エバ・ビティヤ監督『パトリシア・ハイスミスに恋して』(2022年、スイス・ドイツ合作…

年間読書人
11か月前
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山城むつみ 『文学のプログラム』 : 危機に立って思考する。

書評:山城むつみ『文学のプログラム』(太田出版→講談社文芸文庫) 山城むつみを読むのは、…

年間読書人
11か月前
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魚豊 『チ。―地球の運動について― 』(2) : 開かれてあることの「勇気」

書評:魚豊『チ。―地球の運動について― 』第3集〜第5集(BIG SPIRITS COMICS・小学館) …

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ジャンフランコ・ロージ監督 『旅するローマ教皇』 : 「信仰」の力とは

映画評:ジャンフランコ・ロージ監督『旅するローマ教皇』(2022年・イタリア映画) 教皇フラ…

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魚豊 『チ。 ―地球の運動について― 』(1) : 「知」への 止みがたい欲望と希望

書評:魚豊『チ。―地球の運動について― 』第1集&第2集(BIG SPIRITS COMICS・小学館) こ…

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ロバート・A・ハインライン 『異星の客』 : 「ひとの子」 という言葉

書評:ロバート・A・ハインライン『異星の客』(早川SF文庫) 最近では耳にしなくなった表現だが、かつては「あいつは宇宙人だからな」とか「宇宙人のような人」といった形容表現があった。 要は「変わった人」「何を考えているのかわからない人」を指している。 しかし、だからと言って、「腹に一物ある」というようなことではない。つまり、何かを意識的に隠しているから「何を考えているのかわからない」のではなく、そもそも「モノの考え方が変わっている」から、他人には、その人の「思考内容が推し量