北村紗衣 『批評の教室』 : 作品批評【実践編】(第2回)
書評:北村紗衣『批評の教室 チョウのように読み、ハチのように書く』(ちくま新書)
さて、想定外の「連載」になってしまった、北村紗衣著『批評の教室 チョウのように読み、ハチのように書く』(以降『批評の教室』と記す)のレビューなのですが、前回「ツッコミどころが多すぎて、どこを取り上げどこを捨てるのかを考えるのが面倒なので、目次に沿って、頭から順に論評していく」という方針を示しはしたものの、そんなやり方で、いったい何回で終われるものなのか、そんな見当など皆目つかず、私自身いささか