マガジンのカバー画像

「宗教(キリスト教以外)」関連書レビュー

332
キリスト教以外の「宗教」関連書のレビューを集めました。 後日、整理の予定です。
運営しているクリエイター

#批評

塚原重義監督 『クラユカバ』 『クラメルカガリ』 : 暗示と憑き物落とし

映画評:塚原重義監督『クラユカバ』『クラメルカガリ』(2023年・2024年) 塚原重義監督によ…

年間読書人
10日前
5

ジャン=リュック・ゴダール 『ゴダール 映画史』 : 「美的レジスタンス」としてのゴ…

書評:ジャン=リュック・ゴダール『ゴダール 映画史(全)』(ちくま学芸文庫・2012年) ゴ…

年間読書人
1か月前
15

リンク集「日本のドキュメンタリー映画+α」関連レビュー

(※ 日本のドキュメンタリー映画、実録映画、実話映画と、関連書のレビュー等を収録していま…

年間読書人
2か月前
3

リンク集「海外ドキュメンタリー映画+α」関連レビュー

(※ 海外のドキュメンタリー映画、実録映画、実話映画と、関連書のレビュー等を収録していま…

年間読書人
2か月前
5

リンク集「ニック・ランドほかと日本の現代思想家+α」関連レビュー

【扱われる主な思想家・哲学者】(※ 収録順) マーク・フィッシャー、ニック・ランド、マルク…

年間読書人
2か月前
11

リンク集「思想・哲学+α」関連レビュー

【扱われる主な思想家・哲学者】(※ 収録順) プラトン、ジョン・ロック、デイヴィッド・ヒュ…

年間読書人
2か月前
6

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 『たったひとつの冴えたやりかた』 : 「強く気高くあれ」という意志の問題

書評:ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『たったひとつの冴えたやりかた』(ハヤカワ文庫) 表題作の中編「たったひとつの冴えたやりかた」は、日本での「海外SF短編オールタイムベスト」の、ベスト5常連作である。 SF小説専門誌『SFマガジン』が行ったベスト投票の結果では、 といった具合だ。 私の場合だと、1998年の第1位を知っているので、これは絶対に読まなければならない作品だと、その頃にも本書ほか著者の本を何冊か買ったのだが、いつも書いているように、その頃の私は「本格ミ

『ジャン=リュック・ゴダール/遺書 奇妙な戦争』 : 信者向けの遺書

映画:『ジャン=リュック・ゴダール/遺書 奇妙な戦争』(2022年・フランス・スイス合作映画…

年間読書人
3か月前
20

岸政彦 『断片的なものの社会学』 : ラノベ的な「ライト学問」

書評:岸政彦『断片的なものの社会学』(朝日出版社・2015年刊) 本書は「紀伊國屋じんぶん大…

年間読書人
3か月前
26

小津安二郎監督 『風の中の牝雞』 : 「批評的深読み」 とは何か。

映画評:小津安二郎監督『風の中の牝雞』(1948年・モノクロ作品) 小津安二郎の戦後第2作目…

年間読書人
3か月前
11

中井英夫論 「眠り男の迷宮・迷宮の夢」 : 『中井英夫全集[12]月蝕領映画館』月報 …

 【旧稿再録:初出は、2006年1月17日刊行『中井英夫全集[12]月蝕領映画館』。2005年後半に…

年間読書人
3か月前
10

ロベール・ブレッソン監督 『田舎司祭の日記』 : 神の沈黙と受肉

映画評:ロベール・ブレッソン監督『田舎司祭の日記』(1950年・フランス映画) 『ジャンヌ・…

年間読書人
3か月前
13

黒澤明監督 『蜘蛛巣城』 : 「予言の自己成就」とは何か。

映画評:黒澤明監督『蜘蛛巣城』(1957年・モノクロ) 黒澤明の作品の中では、話題になること…

年間読書人
4か月前
15

奥泉光 『東京自叙伝』 : 東京から日本全土に拡散した「地霊の呪い」

書評:奥泉光『東京自叙伝』(集英社文庫) 私が偏愛する作家の一人、奥泉光が2014年に刊行して話題作となり、同年の「谷崎潤一郎賞受賞」を受賞した作品『東京自叙伝』である。 私が奥泉に惚れ込んだのは、第2著作で第1長編となる『葦と百合』(1991年)を、刊行後しばらくした時期にたまたま読んで、すっかりその「異様な世界」にハマったせいだ。 『葦と百合』が、どういう作品だったかというと、言うなれば、中井英夫『虚無への供物』や竹本健治『匣の中の失楽』に連なるような「幻想ミステリ