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「宗教(キリスト教以外)」関連書レビュー

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キリスト教以外の「宗教」関連書のレビューを集めました。 後日、整理の予定です。
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#評論

塚原重義監督 『クラユカバ』 『クラメルカガリ』 : 暗示と憑き物落とし

映画評:塚原重義監督『クラユカバ』『クラメルカガリ』(2023年・2024年) 塚原重義監督によ…

年間読書人
10日前
5

リンク集「日本のドキュメンタリー映画+α」関連レビュー

(※ 日本のドキュメンタリー映画、実録映画、実話映画と、関連書のレビュー等を収録していま…

年間読書人
2か月前
3

リンク集「海外ドキュメンタリー映画+α」関連レビュー

(※ 海外のドキュメンタリー映画、実録映画、実話映画と、関連書のレビュー等を収録していま…

年間読書人
2か月前
5

リンク集「ニック・ランドほかと日本の現代思想家+α」関連レビュー

【扱われる主な思想家・哲学者】(※ 収録順) マーク・フィッシャー、ニック・ランド、マルク…

年間読書人
2か月前
11

リンク集「思想・哲学+α」関連レビュー

【扱われる主な思想家・哲学者】(※ 収録順) プラトン、ジョン・ロック、デイヴィッド・ヒュ…

年間読書人
2か月前
6

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 『たったひとつの冴えたやりかた』 : 「強く気…

書評:ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『たったひとつの冴えたやりかた』(ハヤカワ文庫)…

年間読書人
3か月前
11

『ジャン=リュック・ゴダール/遺書 奇妙な戦争』 : 信者向けの遺書

映画:『ジャン=リュック・ゴダール/遺書 奇妙な戦争』(2022年・フランス・スイス合作映画) 端的に言って本作は、「作品としての映画」と言うよりも、「映画の構想メモに手を加えて、映画仕立てにしたもの」だと言えよう。 だから、何の予備知識もなしに観た者には、本作は完全に理解不能なのだが、ゴダール晩年の事情を知っている者には、「ああ、ゴダールは、プルニエの映画が撮りたくて、叶わなかったんだな。可哀想に」と、しみじみできる、そんな作品だ。 もちろん、私は「ゴダール信者」でもな

岸政彦 『断片的なものの社会学』 : ラノベ的な「ライト学問」

書評:岸政彦『断片的なものの社会学』(朝日出版社・2015年刊) 本書は「紀伊國屋じんぶん大…

年間読書人
3か月前
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小津安二郎監督 『風の中の牝雞』 : 「批評的深読み」 とは何か。

映画評:小津安二郎監督『風の中の牝雞』(1948年・モノクロ作品) 小津安二郎の戦後第2作目…

年間読書人
3か月前
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中井英夫論 「眠り男の迷宮・迷宮の夢」 : 『中井英夫全集[12]月蝕領映画館』月報 …

 【旧稿再録:初出は、2006年1月17日刊行『中井英夫全集[12]月蝕領映画館』。2005年後半に…

年間読書人
3か月前
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ロベール・ブレッソン監督 『田舎司祭の日記』 : 神の沈黙と受肉

映画評:ロベール・ブレッソン監督『田舎司祭の日記』(1950年・フランス映画) 『ジャンヌ・…

年間読書人
3か月前
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黒澤明監督 『蜘蛛巣城』 : 「予言の自己成就」とは何か。

映画評:黒澤明監督『蜘蛛巣城』(1957年・モノクロ) 黒澤明の作品の中では、話題になること…

年間読書人
4か月前
15

奥泉光 『東京自叙伝』 : 東京から日本全土に拡散した「地霊の呪い」

書評:奥泉光『東京自叙伝』(集英社文庫) 私が偏愛する作家の一人、奥泉光が2014年に刊行し…

年間読書人
4か月前
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カール・ラーナー 『現代に生きるキリスト教』 : 「現世」をも 変えていく力

書評:カール・ラーナー『現代に生きるキリスト教』(エンデルレ書店・1965年刊) カール・ラーナーと言えば、「第2バチカン公会議」の神学顧問として、同会議を主導したリベラルなカトリック神学者として知られる人である。 「Wikipedia」によると、次のようになる。 今回取り上げるのは、もちろん(1)で、翻訳刊行年の1965年とは、1962年から1965年まで開催された「第2バチカン公会議」の終了した年である。 日本でラーナーを注目させることになった「第2バチカン公会議」