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「宗教(キリスト教以外)」関連書レビュー

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キリスト教以外の「宗教」関連書のレビューを集めました。 後日、整理の予定です。
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2023年12月の記事一覧

白川静・梅原猛 『呪の思想 神と人の間』 : 「白川学」 とは何か。

書評:白川静・梅原猛『呪の思想 神と人の間』(平凡社ライブラリー) 白川静は、『字統』(…

年間読書人
5か月前
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加治伸行 『 論語 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典』 : 単なる「理想主義」に…

書評:加治伸行『論語 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典』(角川ソフィア文庫) いまさ…

年間読書人
5か月前
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「文芸批評」的に読むとこうなる。 : 平田雅彦・平田悠悟 『38万人を診た専門医が教…

書評:平田雅彦・平田悠悟『38万人を診た専門医が教える 自分で痔を治す方法』(アチーブメン…

年間読書人
6か月前
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フィリップ・K・ディック 『流れよわが涙、と警官は言った』 : アイデアSFではなく…

書評:フィリップ・K・ディック『流れよわが涙、と警官は言った』(ハヤカワ文庫) 1981年に…

年間読書人
6か月前
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映画 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』 : 触れてはいけない「本当の話」

映画評:古賀豪監督『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(2023年) はじめは観る気などなかったのだが…

年間読書人
6か月前
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オクテイヴィア・E・バトラー 『血を分けた子ども』 : 人種と被支配と性愛

書評:オクテイヴィア・E・バトラー『血を分けた子ども』(河出書房新社) オクテイヴィア・E…

年間読書人
6か月前
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加藤隆 『キリスト教の本質 「不在の神」はいかにして生まれたか』 : 身も蓋もない「本当の話」

書評:加藤隆『キリスト教の本質  「不在の神」はいかにして生まれたか』(NHK出版新書) まず、メインタイトルがシンプルに『キリスト教の本質』である。 新書のわりには「大きく出たもんだなあ」というのが第一印象だ。しかも、サブタイトルが『「不在の神」はいかにして生まれたか』とある。この言葉を額面どおりに受け取るなら、著者は「(キリスト教の)神」は「存在しない」と言っているのであり、このサブタイトルの意味は「(キリスト教は)いもしない神を、いかにして捏ち上げたのか」ということに

ロマン・ポランスキー監督 『戦場のピアニスト』 : ワルシャワの地獄に立って

映画評:ロマン・ポランスキー監督『戦場のピアニスト』(2002年、フランス・ドイツ・ポーラン…

年間読書人
6か月前
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木澤佐登志 『闇の精神史』 : 〈最後の選択〉の合理性

書評:木澤佐登志『闇の精神史』(ハヤカワ新書) 「闇の精神史」というのは、文字どおり「精…

年間読書人
6か月前
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