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「宗教(キリスト教以外)」関連書レビュー

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キリスト教以外の「宗教」関連書のレビューを集めました。 後日、整理の予定です。
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2022年12月の記事一覧

足立正生監督 『REVOLUTION+1』 : カネと 宗教と イデオロギーと

映画評:足立正生監督『REVOLUTION+1』 本年(2022年)7月8日に発生した、あの「安倍晋三元首…

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武田泰淳 『司馬遷 -史記の世界-』 : 〈生き恥をさらす〉に値する 生

書評:武田泰淳『司馬遷 -史記の世界-』(講談社文芸文庫ほか) いまどき、武田泰淳である。…

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京極夏彦ほか 『ひどい民話を語る会』 : 葬り去られた庶民の素顔

書評:京極夏彦・多田克己・村上健司・黒史郎『ひどい民話を語る会』(KADOKAWA) 「ひどい民…

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フィリップ・K・ディック 「初期短編集」から : 己を疑い、 この当たり前の世界を…

書評:ジョン・ブラナー編『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック〈1〉』(サンリオSF文庫) 今…

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『 「神様」のいる家で育ちました ~ 宗教2世な私たち ~ 』 : 「宗教2世」の ホンネ…

書評:菊池真理子『「神様」のいる家で育ちました ~宗教2世な私たち~』(文藝春秋) 現在、…

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映画 『ある精肉店のはなし』 : 精肉と差別

映画評:纐纈あや監督『ある精肉店のはなし』 本作は、2013年の作品で、約10年ぶりのリバイバ…

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映画 『RRR』 : 闘者だけの持ちえる〈誇り〉

映画評;S・S・ラージャマウリ監督『RRR』 いやもう、噂どおりの「血湧き肉躍る、パワフルエンターテイメント映画」という他ない。 ハリウッドのアクション大作に勝るとも劣らない作品なんだから、面白くないわけがないだろう。 しかし、この作品の最高の魅力は、なんと言ってもその「向日性」であり、「自信」に裏付けられた、内側からあふれ出る輝きではないだろうか。 とまあ、男の中の男どうしの友情と、止むに止まれぬ対立による闘い。当然、最後は協力して、悪の「大英帝国総督府」をぶっ倒すわ