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「宗教(キリスト教以外)」関連書レビュー

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キリスト教以外の「宗教」関連書のレビューを集めました。 後日、整理の予定です。
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2022年8月の記事一覧

〈昭和天皇の戦争責任〉と日本人

【旧稿再録:初出「アレクセイの花園」2005年9月19日】 (※ 再録時註:アジア・太平洋戦争時…

21

竹本健治の〈笠井潔擁護〉

【旧稿再録:初出「アレクセイの花園」2005年8月29日】 (※ 再録時註:以下にご紹介するのは…

5

内村鑑三 『代表的日本人』 : 〈日本人〉として、 いかに生くべきか

書評:内村鑑三『代表的日本人』(岩波文庫) 内村鑑三は、明治の知識人であり、「無教会派」…

16

〈侠客〉の裔 : 中村哲 ・ 澤地久枝 『人は愛するに足り、 真心は信ずるに足る アフ…

書評:中村哲、澤地久枝(聞き手)『人は愛するに足り、真心は信ずるに足る アフガンとの約束…

16

「文は人なり」の本義 : 仲正昌樹をめぐって

【旧稿再録:初出「アレクセイの花園」2005年8月23日】 (※ 再録時註:本稿の冒頭近くで、仲…

8

〈奇跡の人〉 中村哲の35年 : 劇場版 『荒野に希望の灯をともす』

映画評:谷津賢二 撮影・監督:『荒野に希望の灯をともす 医師・中村哲 現地活動35年の軌跡』…

23

吉村萬壱 『CF』 : 罪ある者は、 石を投げ打て

書評:吉村萬壱『CF』(徳間書店) 今回は、萬壱印の「変態趣味」も「暴力」も抑えて、「社会派的なテーマ」を扱っているように見える作品であり、その意味では、『ボラード病』以来ひさびさの「異色作」と、そう言えるのかもしれない。「普通の人」でも、おおむね、眉をひそめずに読める小説になっている。 だが、そこは「純文学者」吉村萬壱だから、「社会的なテーマ」を、声高に訴えるような作品にはなっていない。 むしろ、そうした「社会的な責任」あるいは「責任」という、今の日本において問われてい

早川千絵監督 『PLAN75』: 命を差別することは可能だ。 だが、命に差別はない。

映画評:早川千絵監督『PLAN75』 先日、友人と、アメリカでの反動的な、反「堕胎(人工妊娠中…

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なかば無意識に 〈隠蔽される信仰心〉 の危うさ

【旧稿再録:初出「アレクセイの花園」2005年8月21日】 (※ 再録時註:本稿執筆当時に比べる…

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