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「宗教(キリスト教以外)」関連書レビュー

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キリスト教以外の「宗教」関連書のレビューを集めました。 後日、整理の予定です。
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2022年6月の記事一覧

『伝説巨神イデオン』における 〈転生〉問題

『伝説巨神イデオン』は、画期的なヒット作『機動戦士ガンダム』の後を受けて、富野喜幸(富野…

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樋口真嗣監督 『ローレライ』 : 果たし得なかった「神殺し」の物語

【旧稿再録:初出「アレクセイの花園」2005年3月9日】 (※ 再録時註:『シン・ウルトラマン…

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湯浅政明監督 『夜明け告げるルーのうた』 : 異類への愛と〈解放〉

映画評:湯浅政明監督『夜明け告げるルーのうた』 とにかく、人魚の少女、ルーが可愛い。 主…

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村田沙耶香『信仰』 : 内攻する〈孤独〉

書評:村田沙耶香『信仰』(文藝春秋) タイトルが『信仰』。帯には「なあ、俺と、新しくカル…

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古畑さん、「うらない」じゃありません。

まずは、オープニング。    ↓    ↓    ↓    ↓    ↓    ↓    ↓ …

森達也 『千代田区一番一号のラビリンス』 :  われら〈人肉食〉の 日本国民

書評:森達也『千代田区一番一号のラビリンス』(現代書館) 本作を評するのに「面白い」とい…

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高橋和巳 『邪宗門』 : 〈失われた文学〉の象徴

書評:高橋和巳『邪宗門』(河出文庫・朝日文芸文庫・講談社文庫・新潮文庫) やっと、高橋和巳を読むことができた。 中でも、この『邪宗門』は、「宗教」に批判的興味を持つ者としては、どうしたって気になる作品だから、これまでの20年間に三度ほど文庫本を買っているのだが、それを、やっと読むことができたのだ。 今回、私が読んだのは、最初に買った「講談社文庫版」で、後で買った河出文庫の方を積ん読の山に埋もれさせてしまい、逆に、昔買っておいたのが、たまたま出てきたのである。 本書は分厚い

村上たかし 『ピノ:PINO』 : ロボットの 〈使用と虐待〉

書評:村上たかし『ピノ:PINO』(双葉社) 近年、AI(人工知能)技術の著しい進歩に伴い、AI…

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富野喜幸 (富野由悠季) 監督作品 『伝説巨神イデオン』 との再会 : 皆殺しと転生

現在公開中の吉野耕平監督の実写映画『ハケンアニメ!』について、先日レビューを書いた。その…

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