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「宗教(キリスト教以外)」関連書レビュー

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キリスト教以外の「宗教」関連書のレビューを集めました。 後日、整理の予定です。
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2022年4月の記事一覧

夢としての悪夢・ 悪夢としての現実 : 吉村萬壱のフィクション 『流しの下のうーち…

書評:吉村萬壱『流しの下のうーちゃん』(文藝春秋) 吉村萬壱の現時点での著書17冊で、読み…

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坂月さかな 『星旅少年』 : 〈忘れないで〉という根源的願望

書評:坂月さかな『星旅少年1 -Planetarium ghost travel』(パイコミックス) 本書は、著者…

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〈呪う〉文体 : 京極夏彦 ・ 百鬼夜行シリーズを中心に

京極夏彦という作家が、並々ならぬ力量の持ち主だというのは、もはや異論のないところであろう…

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母の〈アン・バースデイ〉2022年4月17日:一一〝虚無〟に捧ぐる供物にと

母が今日、亡くなった。 もちろん、冗談などではない。これは小説でもない。 今日の午後5時…

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C・リンドホルム 『カリスマ』 : 〈カリスマ〉とは 何か?

書評:C・リンドホルム『カリスマ』(ちくま学芸文庫) 「カリスマ」という謎めいた「力」の…

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木澤佐登志 『失われた未来を求めて』 : 〈現実主義〉とは、 ロマン主義的なもので…

書評:木澤佐登志『失われた未来を求めて』(大和書房) 著者は、今時きわめて珍しい、真面目…

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オタク活動に注意? 芸能人を好きになり過ぎると「知能が低下」するとの研究報告(なんだって)

「newsweekjapan.jp」に、こんな記事が出ていた。 少し前の記事だが、面白いので、メモっておいたものだ。 「芸能人マニア」あるいは「セレブ(有名人)好き」を「オタク活動」と表現するのは、間違いではないにしろ、ちょっと「なんでもかんでもオタク」という感じもしないではない。なぜなら、極端なものでなければ、ほとんど9割がたの人が「有名人好き」であり、そうでないのは、私のような一部の「へそ曲がり」であって、むしろそっちの方が「普通ではない」と考えるからだ。 しかし、こ

諸星大二郎 『夢のあもくん』 : 斜め裏側から襲来する〈メタ・ホラー〉

書評:諸星大二郎『夢のあもくん』(KADOKAWA) 衝撃の告発ホラー『一度きりの大泉の話』以降…

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