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「キリスト教」関連書レビュー

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キリスト教関連書のレビューを、ひとまとめにしています。 後日、内容別に整理の予定です。
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#評論

岩井俊二監督 『Love Letter』 : 岩井俊二の「オカルト趣味」

映画評:岩井俊二監督『Love Letter』(1995年) およそ、私にはそぐわない映画である。 普通…

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ロマン・ポランスキー監督 『ローズマリーの赤ちゃん』 : 悪魔は、ここにいる。

映画評:ロマン・ポランスキー監督『ローズマリーの赤ちゃん』(1968年・アメリカ映画) 本作…

年間読書人
4か月前
10

リンク集「海外ドキュメンタリー映画+α」関連レビュー

(※  海外のドキュメンタリー映画、実録映画、実話映画と、関連書のレビュー等を収録してい…

年間読書人
6か月前
4

リンク集「ニック・ランドほかと日本の現代思想家+α」関連レビュー

【扱われる主な思想家・哲学者】(※ 収録順) マーク・フィッシャー、ニック・ランド、マルク…

年間読書人
6か月前
12

ジュリアン・デュヴィヴィエ監督 『舞踏会の手帖』 : オムニバスという形式の精華

映画評:ジュリアン・デュヴィヴィエ監督『舞踏会の手帖』(1937年・フランス映画) これは本…

年間読書人
7か月前
17

映画 『オーソン・ウェルズのフォルスタッフ』 : 陽気なホラ吹き男の「孤影」

映画評:オーソン・ウェルズ監督『オーソン・ウェルズのフォルスタッフ』(1965年、スペイン・…

年間読書人
7か月前
18

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 『たったひとつの冴えたやりかた』 : 「強く気高くあれ」という意志の問題

書評:ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『たったひとつの冴えたやりかた』(ハヤカワ文庫) 表題作の中編「たったひとつの冴えたやりかた」は、日本での「海外SF短編オールタイムベスト」の、ベスト5常連作である。 SF小説専門誌『SFマガジン』が行ったベスト投票の結果では、 といった具合だ。 私の場合だと、1998年の第1位を知っているので、これは絶対に読まなければならない作品だと、その頃にも本書ほか著者の本を何冊か買ったのだが、いつも書いているように、その頃の私は「本格ミ

『ジャン=リュック・ゴダール/遺書 奇妙な戦争』 : 信者向けの遺書

映画:『ジャン=リュック・ゴダール/遺書 奇妙な戦争』(2022年・フランス・スイス合作映画…

年間読書人
7か月前
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森岡浩之 『プライベートな星間戦争』 : 生まれ変わったわけでもなかろう。

書評:森岡浩之『プライベートな星間戦争』(星海社) あまり面白くなかったし、体調も良くな…

年間読書人
7か月前
18

ジュリアン・デュヴィヴィエ監督 『巴里の空の下セーヌは流れる』 : 永遠なる「花の…

映画評:ジュリアン・デュヴィヴィエ監督『巴里の空の下セーヌは流れる』(1951年・フランス映…

年間読書人
8か月前
10

ロベール・ブレッソン監督 『田舎司祭の日記』 : 神の沈黙と受肉

映画評:ロベール・ブレッソン監督『田舎司祭の日記』(1950年・フランス映画) 『ジャンヌ・…

年間読書人
8か月前
14

黒澤明監督 『蜘蛛巣城』 : 「予言の自己成就」とは何か。

映画評:黒澤明監督『蜘蛛巣城』(1957年・モノクロ) 黒澤明の作品の中では、話題になること…

年間読書人
8か月前
16

フェデリコ・フェリーニ監督 『道』 : 自覚なき「偽善」の時代に

映画評:フェデリコ・フェリーニ監督『道』(1954年・イタリア映画) この映画を観て、「感動…

年間読書人
9か月前
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カール・ラーナー 『現代に生きるキリスト教』 : 「現世」をも 変えていく力

書評:カール・ラーナー『現代に生きるキリスト教』(エンデルレ書店・1965年刊) カール・ラーナーと言えば、「第2バチカン公会議」の神学顧問として、同会議を主導したリベラルなカトリック神学者として知られる人である。 「Wikipedia」によると、次のようになる。 今回取り上げるのは、もちろん(1)で、翻訳刊行年の1965年とは、1962年から1965年まで開催された「第2バチカン公会議」の終了した年である。 日本でラーナーを注目させることになった「第2バチカン公会議」